« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »

2009年8月

2009年8月31日 (月)

おんたけ:前日編

8月30日(日)木曽の御嶽山で開催されたOSJおんたけスカイレースに初参戦してきました。距離は40キロですが、ふもとから山頂(や外輪山)への標高差が2000メートル以上、御嶽山の標高も3067メートルなので、いままでに経験したことがない過酷なレースでした。

結果は8時間11分で無事完走。目標タイムを8時間半~9時間と想定していたので、体の故障もなく、心配していた腸脛靭帯も全く異常がなかったことは自分としても驚きで満足の行く結果でした。それにしても楽しかった。

------------------------------------

その① まずは前日編から

金曜日夜、仕事を終えて逃げるように職場を去り、とりつかれるように木曽路へ。高速運転中に眠くならないように車内でi-podにダウンロードして入れておいた「Conquest of Paradiseという曲?(Vangelisというアーティスト?)」を繰り返し聞く。

実はこれ、去年のツールドモンブラン凱旋報告会で鏑木さんからも紹介されていた曲でツールドモンブランのテーマ曲?(だったような気がする=違ったら誠にすみません)で、どこか宗教的な雰囲気には魂を奮い立たせるものがあるような感じ。といっても曲を聴き始めたのはつい先週からのことなんだけど・・・。レース中も頭の中で何度も流れて助けられた。

伊那インターから権兵衛トンネル経由木曽福島に入り、25時に道の駅に入り車中泊。金曜日だからなのか寝ている車もたくさん。

翌朝は6時半に行動を開始するも、これといって行き先はなく、レース会場の王滝村にいく前に開田高原を経由、「木曽馬の里」に立ち寄る。放牧はまだで朝早くから厩舎をちょっとだけ見させてもらう。

Ontake_sky2009_001_3 Ontake_sky2009_004_2 Ontake_sky2009_006_2 Ontake_sky2009_009_2

開田高原からは御嶽山の展望がよいらしいが、この日は霧雨がつづき残念ながら山はまったく見えない。でも山深い集落や雪国の家並みなどは落ち着く感じがしていい。

峠を越えて王滝村に入る。時刻は8時30分。前日受付が13時からなのでいくらなんでもちょっと早すぎるだろうと思い、松原スポーツ公園で会場設営の様子だけ確認してコース下見に行く。

Ontake_sky2009_015 Ontake_sky2009_019

ナビとコースマップを見ながら車で田の原へ向かう。クネクネクネクネと登り続け天気もガスだったり晴れて見たり、標高差を感じる。途中エイドの位置 やスキー場内のコースも確認。(噂どおりの激登り&激下りのようすに少し動揺してしまう)

Ontake_sky2009_025 Ontake_sky2009_023_2Ontake_sky2009_026 Ontake_sky2009_029 

ようやく田の原登山口についたら、展望が開け、天気もちょうど晴れた。御嶽山も見晴らしいい!これから登るハイカーや修験者も多いみたい。

Ontake_sky2009_033 Ontake_sky2009_037Ontake_sky2009_035 Ontake_sky2009_042_2

 

田ノ原まで確認できれば気持ちは安心。午前中にはふもとの御岳山史料館によって見学のあと、今度は一気に王滝川上流まで車を走らせ、昭和59年の地震で発生した土石流でできた「自然湖」にいきカヌーの様子も見ることができた。それにしても山奥の自然はいいな。ふと見ると面白い看板も発見。「忠犬」だって・・・・。

Ontake_sky2009_047 Ontake_sky2009_053 Ontake_sky2009_054 Ontake_sky2009_055_2

午後1時、松原スポーツ公園に戻り、早速受付を開始してスポーツ用品店の出展ブースを見て回る。靴下やキャップ・パワージェルなどを買う。

午後4時に桶川師匠や習志野さんなどのグループと合流、同じ頃、群馬在住のザスパ草津応援コンビさんにも再会し挨拶をする。5時半からウエルカムパーティー開会。お腹が空いていたのでケータリングの食事もがつがつ頂く。

古くから霊峰御嶽山の修験者を受け入れてきた地元王滝村の村長さんから、現代の修行僧「トレイルランナー」への厚いメッセージも頂き、なかなか面白い話だった。「仕事がなかったら王滝に来て修行してください!」の一言に少し心が揺れ動いた・・・かな?

タッキーさんによるコース説明もあり。距離計測などは大まかな感じがまたいい。

Ontake_sky2009_060 Ontake_sky2009_063 Ontake_sky2009_065 Ontake_sky2009_073

-----------------------------------------

■レース前日分を少し振り返ってみる

A 食料はとにかく早めに調達すべし・・・便利な「コンビニ」はあくまでも市街地の話。田舎には珍しい存在。農村部には稀にしかない!木曽も国道19号から離れると皆無といっていいほど見かけなかった。登山で出かけるときもそうだけど、あとで寄ろうかと思って車を走らせていると結局コンビニが見つからず、20キロ以上戻ることもあった。

B コンビニは少ないのだが百草丸のお店は驚くほどに多い。なぜこれほどまでに多いのか、修験者の土産品なのか、腹痛の人が多いところなのか、特産品なのか予備知識がないので良く分からないが、とにかく百草丸(日野?や御岳?とか流派があるの?)の店が多くて不思議。

C 無理して夜行・車中泊により王滝に朝早く着いたのはとてもよかった。前日が丸一日が有効に使えて観光やコース下見まで楽しめたかな。

D 御岳山史料館もあまり寄る人は少ないみたいだが入館料200円で楽しめた。上映機器とか機械故障が多いけどお金払うのでいいの?と館の人が聞いてくれたけど、御嶽山のジオラマやカモシカ・ハクビシンの剥製や昔のおふだなどが興味深かった。

E 駐車場も広く、車中泊もテント泊もたくさんでした。みんな楽しそう。

| | コメント (0)
|

2009年8月28日 (金)

おんたけ:意気込み編

8月30日(日)のおんたけスカイレースに向けて今日金曜日に仕事が終わってから出発します!(メールチェックは金曜夕方までとなります)

おんたけは距離こそ40キロ弱ですが、標高差が2000メートル超(激登りと激下り)と聞いており、今年の当初予算をすでに大幅に超えつつある大会エントリー費や遠征費用など懐具合と相談しつつ、自分としても直前まで参加を迷いました。

日本百名山の御嶽山は一度は登るべき山であることと、今年はハセツネ不参加を決めているので、秋のトレランの目標レースが山田杯くらいだったので、今の走力を試す意味で頑張って走ってみようと、8月上旬になってエントリーを決めました。

8月に入ってからはジムでトレッドミルを周りの人が引くくらい異常なくらい傾斜をつけて登りの追い込みをしてみました。よって、ロードよりもかなりドM級なトレラン仕様の足回りと精神力にはなってきたような・・・・その成果もちょっと楽しみ。

できるだけ歩かずに頑張ってみようと思いますが、案の定今回もデジカメを首に下げて走るので、たぶん途中から撮影に熱が入ってしまうと思います。

おんたけ参加を誘ってくれた桶川師匠・習志野さんやザスパ伊勢崎さん(今年も出るのかな?)ほかとの再会も楽しみにしてます。また、群馬が誇るスカイランナー松本大さん(鏑木さんの愛弟子)の上位入賞もかなり楽しみです。

http://www.powersports.co.jp/sky/sky.htm

■ちなみに、7月19日(日)の「おんたけウルトラトレイル100KM」の模様を今年もテレビ放送でやるようです。まだ間に合うものをOSJホームページから抜粋(ですが、関東地方ではBS朝日が見られるかどうかですね・・・我が家は非対応なので実家で録画)してみました。

8/28(金) 秋田朝日放送 13:55~14:50

8/30(日) 長野朝日放送 15:30~16:25

9/3(木)  BS朝日 11:00~11:55

9/6(日) 青森朝日放送 16:30~17:25

※静岡朝日放送でも放送予定(日程未定)

トレランイベントだけで1時間の放送ですので去年もなかなか内容の濃い番組でした。興味をお持ちの方はぜひご覧ください。

| | コメント (0)
|

2009年8月24日 (月)

軽く自転車トレ

平日休みで夕方から利根川サイクリングロード(南部大橋~五料橋)を軽く自転車で往復する。30KMを90分。たぶん週末のおんたけ遠征前の最後の調整になると思う。

自分にはいまのところロードをジョギングする習慣はない(胸を張って言うことではないけど・・・)。地道なジョギングが性に合わないのか、その代わり、自転車で走る分には同じコースでも飽きず楽しめるので多少救いになる。

今日は折り返し地点の五料橋でストレッチをしながら利根川を眺めていたら、おじさんが自転車でやってきて、急に川に向けて花火を打ち始めた。おじさんが言うには「カワウ(川鵜か?)」が放流した鮎をみな食べてしまうので、駆除するために許可を受けてやっている。」とのことで、漁協の方らしい。

なるほど橋の下には100、いや300以上の黒い鳥が水面で休んでいた。遠くから眺めると風情ある風景にも見えるが、群馬の鮎がカワウの影響や冷水病?かなにかでここ数年不振なことは時々新聞記事でも目にする。知り合いの鮎釣りの人もみんな栃木や長野や山形や静岡に行くと聞いている。

おじさんの一撃により確かにどこかに飛んでいなくなったが、何だかいたちごっこのような印象も残った。根本的な問題は解決されない。鮎と鳥、自然と人間との共存はなかなか難しい。

復路、ヘリポートまで戻り、ドクターヘリの整備を遠目で眺めた。後ろは今日一日きれいに見えた赤城の山々。

Dscn2606_4

 

※親父は今日から5日間くらいかけて立山・剱岳縦走に出かけていったらしい。単独行であとあと困るといけないから登山計画書をしっかり出すように伝えた。

| | コメント (4)
|

2009年8月20日 (木)

浅間外輪山トレイル

お気に入りのトレランコースなので内緒にしておきたいのですが・・・

天狗の湯浅間山荘から浅間山の外輪山(黒斑山・蛇骨岳・仙人岳・Jバンドなど)へトレイルに行く。ここはアップダウンが少なく、地面も火山岩の山なので、走りやすい感じ。おまけにカモシカとの遭遇率が極めて高く、これまで10回中2分の1くらいの確率で見かけることがある。(ここのところ疎遠。以前は3分の2の確率だった)

山荘から火山館までは登山マップのタイムでは2時間ですが、走りやすい登りなので、今日は少し自分を追い込み気味に頑張り、50分で到着。途中、「まき」にするための木を運んでほしいとの看板もあり、二宮金次郎風にまきを背負って走る。

Asama09__015 Asama09__019Asama09__022 Asama09__025

高度を上げて木々が開けてくるとそこはカモシカ平。高山植物も見られる。天気がよく、涼しい風も爽快でいい気分。あっというまに火山館に到着。山小屋ではありません。

火山館の職員の方からカモシカの生態や熊の出没情報など役に立つ情報を聞かせてもらう。特に熊は火山館の上のほうでも遭遇することがあるらしく、朝早く走る人が一番遭遇しやすいらしい。やっぱりどの山でも熊対策は気をつけよう。

Asama09__039 Asama09__044 Asama09__052 Asama09__051 

賽の河原あたりは平坦でトレイル練習も熱が入る。今日は追い込みトレーニングなので、よほどの登り坂以外は極力走るように心掛けてみた。

このあたりでは自然学習の小中学生?グループと先生方や、京都からの大学の合宿風の若者たちがハイキングに来ていて賑やかだった。子供たちはカモシカを見たといっていた。名前は「タロー」というメスのカモシカだと地元の人から教えてもらったらしいが・・・名前は本当なのだろうか。

草すべり分岐と前掛山分岐。現在火山警報レベル2で前掛山へは入山禁止。賽の河原でJバンドから下ってきた登山の方としばらく談笑する。

Asama09__055_2 Asama09__063 Asama09__072 Asama09__067

この後、外輪山部分を攻め始め、Jバンド~仙人岳~蛇骨岳(ぐんま百名山)~黒斑山(ぐんま百名山)と周回、思ったより登山客が少ない。普通少なくとも黒斑の山頂は場所がないほど中高年の登山客で賑わうはずなのだが、平日だからかいろいろな事情か・・・。

尾根伝いからは常に浅間山がきれいに見えるので本当に気持ちいい。これでも標高は2400メートルくらいあるんです。

Asama09__081 Asama09__083 Asama09__092 Asama09__100

最後のクライマックスは草すべり。今日は例外的に下りなのでほとんど問題なし。20分弱で一気に火山館まで下る予定が、途中で花の写真を撮ったり、のんびりになった。イブキジャコウソウ(いいにおいがする)・トリカブト・再びマツムシソウと、下から見た草すべりの様子(上の尾根から駆け下りる)

Asama09__117 Asama09__120 Asama09__122 Asama09__125

残りは火山館から山荘までの下り。緩やかな下りなのでトレランの醍醐味である下りを楽しむには持って来いだった。

Asama09__136 Asama09__093

周回コースで往復15キロ弱かな?天気も良く、3時間30分とちょうどいいトレーニングでした。山荘に戻って鉄の茶褐色のものすごいお風呂に入浴。これがここのトレイルの楽しみの一つでもある。おまけに今日はいつもの馬ちゃん3頭に加えて、あたらしいワンちゃん2匹が迎えを待っていてくれた。ワンちゃんと戯れる。愛嬌があって思わず動画も撮ったりした。

Asama09__002 Asama09__139 Asama09__141 Asama09__166   Asama09__161 Asama09__168

<おまけ>

1 両足首テーピング巻いておいたが、左足を一度捻り少し痛みが残る

2 今日は先週、馴染みの靴屋のHOPさんにつま先の穴が開いた部分を補修してもらったトレランシューズ「コンチネンタルディバイド」で挑み、調子は良かった。でも、ここ1年でソール底の自慢のキャタピラー模様がほとんど磨り減ってしまい、機能していない。寿命か・・・トレーニング用に使っている程度だが怪我のもとかな。

Asama09__147

3 気象条件は申し分なし。水分は2リットルのハイドレーション中、結果1.5リットル消費だった。水は火山館でいただけるので、それを考慮すれば2リットルは余裕だったか。

<ご注意>

浅間山の入山規制は流動的です。レベル1(平常)からレベル4まであり、これまでレベル3の規制がたびたび出ています。3だと前掛山はおろか、山荘から先には進めません。今日現在はレベル2でしたが、前掛山にはいけません。トレラン派としては前掛山・浅間山への砂地の登りこそが本領発揮といきたいところですが、規制は規制ということで、厳守したほうが身のためです。

◆小諸市の規制情報

http://www.city.komoro.nagano.jp/www/contents/1248160536708/index.html

残雪・夏・秋・初冬といつ行っても楽しめるコースですが気象条件はやはり高山です。黒斑は2400メートルです。ガスや雨天時の軽装には要注意だと思います。

熊は山荘から火山館の間の樹林帯で登山道を横切ることがある。火山館上でも賽の河原の辺りでも横切ることがあるそうです。走る人は遭遇する確立が高いと地元の方が言っていました。熊鈴ほか、カーブで手を叩きながらいくとか・・・対策。

この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009.9)

| | コメント (2)
|

2009年8月19日 (水)

かんなマウンテンラン

今日届いたばかりの雑誌「ランナーズ/トレイルランVOL5」を開いたら、11月15日に開催予定と鏑木さんが告知していた「神流マウンテンラン&ウォーク」の詳細が書かれていました。大会ホームページも公開されていました。

鏑木さんのブログも更新されていて新しい情報が書かれていました。

大会ホームページ http://kanna-mountain-run.com/index.html

コースもほぼ決定のようです。赤久縄山御荷鉾山(これをみかぼと読める人はどれほどいるのか?ルビが必要じゃない?)周辺で、実家がある藤岡市からも近く、とても親近感が沸いてくるところです。

定員が40Kが200名、20Kが100名のようですので、早めにエントリーしたほうがいいみたいですね。

なんかのんびりとした温かい大会になるような雰囲気です(単なる主観です・・・)

| | コメント (3)
|

トレラン誌買ってしまう

久しぶりに発刊となったトレラン雑誌。今回はランナーズの『トレイルラン』。先日ネットで発刊を知り早速手配したら今日郵送されてきた。OSJおんたけの案内も同じ日に届いたので写真におさめてみました。

この手の雑誌はここ1,2年で元祖『アドズポ(アドベンチャースポーツマガジン)』や『タカタッタ(」DVDつき)』『トレイルランナー』などが相次いで発刊され、我慢できずにほとんど買っている。

トレランやマラソン雑誌は練習方法やレース対策みたいな理論(理屈か?)が多く書かれているので、山の雑誌や某『ターザン』誌みたいに特集がすごく魅力的だけど、それ以外のあまり興味がない記事は読み流してしまうことがあまりなく、隅から隅まで読みつくしてあれこれと考える流れにある。勉強にはなる。

さて、今号の表紙は・・・・・「トレイルでマラソンが強くなる」(む!ほんとうか!教えて!)といういかにも手にとってしまいそうなキャッチコピー。さらに、「横山峰弘が伝授・強い体の作り方」(む!横山さんみたいになれるの!教えて)ともある。「ハセツネ攻略・目標タイム別持ち物対策」(む!これは去年の今頃散々読み漁ったからいいや。しかも去年腸脛靭帯リタイヤで今年はすっかり弱気になり不参加)

Runners_008

マラソン雑誌は基本的にはどの雑誌も似たり寄ったりで、マンネリ気味なんだけど、なんとなく気になってしまうのです。しかもトレランとなると、レース結果も定番レースの記事が多く、かなり親近感が沸く。そのうち、どこかの写真で小さく自分が写っていたりということも十分考えられるのです。

ランネット・トレイルから http://runnet.jp/trail/

| | コメント (0)
|

2009年8月17日 (月)

小さく重いもの探し

9月27日(日)に行われる山田昇記念杯登山競争にエントリーした。昨年勢いで出てみたらトレランとは一風変わった独特の雰囲気にすっかりのめりこんでしまった。

この大会の詳細はネットで調べてもらうことにして、一人10キロ(男子)の負荷を背負って上州武尊山山頂を回る15キロの道のりを競うもの。

負荷は何でもかまわない。高校生なんかはペットボトルに水を入れたり(10キロ=5本を登山ザックに入れるのは明らかに非効率だと思うのだが若いからいいか)、人によっては小さなザックだけの人もいて、本当に10キロあるのかい?と思って脇で計量を見ているときちんとパスしたりする(何が入っているんだろうか)。

そんな僕が昨年背負ったのは下の写真の鉄アレイです。4KG+5KGで9KG、あと1キロは水とか諸々の重量でした。

Yamada_007

その結果、重量は余裕で10KGを超えて12KG近くありました。おまけに鉄アレイが尾てい骨にゴンゴンあたり、褥瘡(床ずれ)のようにあざやこすれができてしまって大変だった。

今年の課題は体力づくりよりもまず「重り」作り!

小さくて重いもの、一説には鉛板とかがザックにフィットして重さも分散して良いらしいのですが、理系に弱いのでいまいちピンときません。残り1ヶ月で何か考えよう。

その前に8/30おんたけスカイレースがあるのを忘れてはいけない!絶対に完走!

| | コメント (0)
|

2009年8月15日 (土)

山小屋の主(あるじ)

8月はじめの南ア縦走で山小屋に三泊した。農鳥小屋→塩見小屋→北岳山荘。

北岳山荘は公営で規模も大きく、立派な山小屋なので「期待を裏切らない」ことは確実。けど、季節によっては大混雑で寝るスペースが極端に狭くなるとか、比較的初心者が多くてマニアックな山行に努める人は逆にその雰囲気は敬遠したくなるかも・・・。

そんななか、農鳥小屋と塩見小屋については、ネット上で賛否両論かなりの意見が見られる。大体「二度と泊まるものか」「あの親父が・・・」とぼろくそ言われているのも目立つ。昨今のネット社会は本当に恐ろしい。真意が伝わらないというか釈明の機会も与えられずにすぐ暴走。で、山小屋の評判は登山計画の大切な部分でもあるので、悪い話を聞いた人も高い確率で影響されるからますます悪循環。

たぶんこのページに「農鳥小屋」「塩見小屋」の検索フレーズから来る方もいると思うので(小屋の名誉のためではないですが)宿泊客としての感想を多少述べると、「百聞は一見に如かず」ということと、「要予約が原則・キャンセル時も連絡が必要」ということ。

塩見小屋の日は僕は雷雨に打たれて心身ともに衰弱(腹痛)でもうろうとしていたので夕飯も残してしまい、偉そうに評価はできないけど、そんな状態だから暖かいお布団に泊めて貰えただけでもありがたい。山深く、水場遠く、環境トイレ設置で地道にやっているようだが、立地としても塩見岳直下で泊まれるのは貴重で助かる。

ここは予約者とそうでないひとの対応が明確に分かれているようで、これは予約者としてはありがたいことなのかもしれない。小屋・布団・食事ほか特に申し分なく、泊めて貰えてありがとうでした。

一方の農鳥小屋は・・・確かに親父さんは厳しい人かもしれないけど悪いところではないですよ。同じ日に泊まったお客さんの中に、「前に来た時にすごく怒られたけど、ありがたかった。また来ました」と話していた人もいた。ヤマヤの親父のありがたい助言だと思って素直に聞く余裕を持ちたい。喧嘩してもしょうがない。

いい所をあげると、

①親父さんは予約者の動向をかなり心配していた。当日着くはずの団体7名が来ないので、北岳・間ノ岳方面から下ってくる人達に聞きまわっていた。予約の電話応対や所在地確認もあちこちかけていた。

②宿泊者の登山計画の確認にも余念がない。翌日にどこへ行くのか、無理そうな人はいないかチェックしていた感じ。(南アルプス全体がそういう確認が徹底されている印象があった)

③番犬の犬には(犬にも?)優しい。怖い顔した犬が4匹いた。夕飯前に散歩。

④確か電気もないのではないかな、食事は質素なおかずだが、それもこういう小屋独特の楽しみとして受け入れよう。

⑤夕飯前に韓国人パーティーにも気さくに声をかけていた。外国人も多く泊まるそうで、対応も慣れているみたい。でも厳しい時は外人さんにも厳しい。「ウオーター・ノー!」=歯磨きは飲み水ではなく天水ボトルでしてくれという意味だった。

僕も狭い狭い食堂(食事小屋)でちゃぶ台を動かして座ろうとしたら、「はいはいなるべく動かさないで!みんながちょうど座れるように並べてるんだから!」と注意された。秩序を乱すなという視点、なるほど。

そんなわけで、豪華な山小屋ばかりではなく、こういう一風変わった雰囲気の山小屋も半ば期待して泊まってみると楽しいかも。(ネットでは思ったより親父さんが普通でがっかりという反響もあるくらい)。

農鳥小屋で検索して一抹の不安を覚えてこのページを見ている方、「百聞は一見にしかず」。ここに泊まるか泊まらないかで翌日の奈良田への下りに余裕が生まれるはず。しかも、親父さんの計らいで朝食は4時から4時半には出してくれる・・・・。

| | コメント (5)
|

2009年8月14日 (金)

今日の赤城山

朝起きてカーテンを開けたてベランダに出たら、今日は霞がなくて久しぶりに山々がきれいだった。昨夜も蒸し暑くなくて秋の風になった感じだった。

うちのベランダから見えるのは南西の方角で西上州~荒船の艫岩~浅間山(今日はわずかに雲がかかっていた)~妙義・鼻曲が見える。

ゴミ出しついでに散歩しながら北のほうを見ると、榛名~小野子・子持~谷川連峰~上州武尊~赤城~袈裟丸・足尾の山々が見事に見える。

特に赤城は地藏岳のアンテナ群や山の緑も鮮明で、こんなにきれいなのは前回写真を撮った6月23日以来だと思う。

Akagi_134_3

普段見えない遠くの山が見えたり、すぐ近くの赤城でさえ霞んでいて見えないことが多いので、こういう澄んだ景色は「絶景」でもあり、幸せな気分になる。これはどうやら自分だけではないらしい。

空気が澄むのは圧倒的に冬場が多く、そのほかの季節は雨のあととか強風のあととかが多いのだけど、昨日はそれほど理由が見つからないが・・・・。

でも写真を撮ってみると何でもない風景なんだなぁ~。写真の撮り方だな、これは。研究しよう。

 

下は榛名方面・奥は谷川連峰 真ん中の茶色の建物は群馬県庁(鏑木さんが階段を駆け上っていたところ・・・一部で聖地と言われていた!?)

Haruna_133 

| | コメント (2)
|

2009年8月13日 (木)

御荷鉾(みかぼ)山

  お昼から西上州の御荷鉾(みかぼ)山にトレランに行った。ぐんま百名山めぐりの一環。

藤岡の山奥から塩沢峠に入り、「みかぼスーパー林道」を進みオドケ山下の駐車場に停車。林道といってもこのあたりの区間は完全舗装路でドライブ好きの人にはそこそこ有名な道。マニアのドライブ雑誌にも載ったことがある。

Mikabo_029 Mikabo_034

今日は東と西の御荷鉾(みかぼ)山を予定。時間があれば赤久縄まで回ろうかと考えたが、出発が12時半なので結果的には2つで終わり。

林道が標高1000メートルくらいで2つの山も東が1246Mで西が1286M程度なので実質標高差は300メートルくらいしかない。横に長い形なので往路は7キロほど林道を走る。少しの登り下りがあり、ウオーミングアップにはちょうどいい。自分の中ではせめて林道は走るつもりでいたので、トレーニングとして最適だった。

Mikabo_042 Mikabo_045

帰りに下る西御荷鉾山の登山口を2箇所素通りして、東御荷鉾の下山口も確認して、30分くらいで目的地となる最東部の登り口に着く。ここでよく確認すればよかったのだが、どういうわけか脇にある昔の作業道らしき道と勘違いして2キロほど迷いこむ。その先に登山道があると先入観が先走ってしまったのだが、結局あるのは文字通り獣道か作業道かなにかで登山道ではなかったので、深みに入る前に引き返す(林道に戻るまでも少しひやりとした)

間違えた作業道

Mikabo_046

30分ロスして林道を最初に戻ると、尾根伝いに看板が見えたので正規の登山道を発見。こういう迷いがあるので里山は嫌だ。大体自分の先入観が原因。

看板には1時間とあるが、駆け足で25分くらいで山頂に至る。展望は南側のみ。両神山や遠くは三峰山・雲取山も見える。

Mikabo_054 Mikabo_067 Mikabo_070 Mikabo_071

いよいよ楽しい下りの始まりで、標高差も300メートルくらいしかないので緩やかな尾根道を軽快に走り下りる。15分くらいあっというまに東御荷鉾(みかぼ)山と西御荷鉾の間の投石峠(みかぼスーパー林道出合)に着く。

Mikabo_073 Mikabo_042_2

東と西の御荷鉾山は尾根で繋がっていないので、一旦峠に出てもう一度登りなおす。西への登りは作業林地帯をくねくねと登り詰める。どこか青梅の高水山のような雰囲気。それなりの急登で少なくなってきた飲料を確認しながら走らずに歩く。

Mikabo_080 Mikabo_081

20分くらいであっというまに西の山頂。こっちは360度開けていて展望がいい。周辺も植物が多くて7月にはニッコウキスゲがきれいらしい場所。写真右手が両神山で中央は雲取方面。左下の建物はゴルフ場のクラブハウスかな。

Mikabo_082 Mikabo_100Mikabo_095 Mikabo_110

3時45分、駐車場着。一日暑くて汗をかいたので、近くのみかぼ高原荘に立ち寄り、展望風呂に入浴しながら全身をアイシングしてストレッチをする。温泉ではないようだけど、風呂からの見晴らしは最高で両神山の向こうにかすかに甲武信岳を眺め、秩父の山々がよく見えた。

Mikabo_127 Mikabo_128

<おまけ>

11月15日にこの辺でトレランレースが行われることが決まったようです。コースにみかぼ山が含まれるかは分かりませんが、神流町スタートで赤久縄山やスーパー林道がコースになるようです。40キロのコースとなるとこの辺だと思うのですが・・・。

「神流MOUNTAIN RUN&WALK」
(距離:ロング40km、ミドル20km)

http://tsuyoshikaburaki.livedoor.biz/archives/1422757.html

●反省点

やっぱり自分はトレラン中にi-podを聞くのはやめたほうがいいな。集中力が散漫になって道迷いの原因になる。それと、ランの足に気が行かなくなるので捻挫する危険性が増える。今日もそんなことがあった。

今日は水場がないのは承知していたが結局ペットボトル2本では足りなかった。

里山だからとなめないほうがいい。山中に道標が少ないのに加えて猪や鹿や熊?の獣道があちこちで、森林伐採や送電線の作業道も多いので道迷い心配あり。

基本的にハイカーが全然いないので熊鈴必携のほうがいい。

ガソリンは山に入る前に入れておく。残り少なくてちょっと焦り。

この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009.9)

| | コメント (2)
|

2009年8月10日 (月)

登山靴の補修完了

長年愛用している登山靴キャラバンGK-46が今年に入ってまた痛んできた。

確か7年くらい前、友人に初めて尾瀬沼に連れて行ってもらった帰りに、すっかり登山にハマってしまい、伊勢崎の山とスキーの店石井DreamBoxに直行して購入した一足。

以来、あちこちの山で履きまくり、購入した価格の元は十分に取ったと思っている。端から見ればもう耐用年数は経過しているし、ボロボロ。何で新しいのを買わないの?という状態。

でも、一応ゴアテックスで履き心地はいい。重いけど皮がいい感じに馴染んでいる。地味で山ヤのおっさんの靴みたいで最近の若者が履いているような原色の派手な靴ではないけれどそれがまたいい。

その靴が左足先端のゴムが少しずつ剥がれはじめ、右足の横の皮もほつれてきて水が入るようになってしまった。南アルプス縦走でもだいぶ酷使した。

先日、靴を洗い干しながら「いつもありがとう」といたわり、部分補修ができるかどうかネットで前橋・高崎近郊の靴の修理屋さんを検索して持参して聞いてみた。

1件目は「皮が死んでいるからダメだね、またすぐ剥がれる」とつれない返事で門前払い。大体そんなもんかなとは思ってはいたけどちょっとショック・・・

その直後なので2件目もそれほど期待することなく持参。すると、「数日もらえればできますよ」「先端は頑丈にボンドで、皮の部分は下のほうで縫合できるかも」と嬉しい返事!直ってもいないけど「大丈夫」という返事だけでもう満足。

で、今日見事に修理が完了し手元に戻ってきました!応急処置とはいえ、見事、先端の剥がれも横のほつれもきれいに治してもらった。あと一年、いや2年くらい履ければ嬉しい。そう考えると格安。しかも見積額より安い。戻ってきた記念に思わず写真を撮る。

Dscn2275

◆見事に直してくれたのは高崎の靴修理と合カギの店・ホップさん。ブログを見ると妙なハイテンションぶりに誰もが一抹の不安を覚えますが、実際に会ってみるとブログのとおり明るく気さくそうなご主人が気持ちよく丁寧に対応してくれました。

ネット・ブログが充実していて、郵送修理にも対応のようです。(お店の回し者ではないですが素直によかったということで・・・)

今日登山靴を受け取るかわりに、引き続き、モントレイルの穴があいてしまったコンチネンタルディバイドを預けてきました。トレランシューズはソール交換というわけにはいかないけど、そもそもトレランシューズを補修して履くのってあまり聞いたことがないなぁ~。

<おまけ>

キャラバンの登山靴は2007年にメーカーからリコールがでている。確かにリコール警告を待たずして3年前にソールがパカリと剥がれ、ネットで探した福島県の「靴修理の直行便」さんで2度にわたり送ってきれいに直していただいた。そんな経緯もあり、ますます愛着がわいている。

ネットで調べてみるとメーカー問わず、登山靴のソール剥がれはかなり多発しているみたいでメーカーも保管方法や経年劣化の警告を出しているみたいです。

| | コメント (4)
|

2009年8月 7日 (金)

南ア縦走 備忘録

先週の縦走からもう1週間経過。いまだに足が少し疲れた感じがする。攣ったり捻ったりということはなかったのだけど、縦走全体でダメージを受けた感じ・・・。

さて、3泊4日(車中兼テント前泊も含めると4泊5日)の登山で課題となったことを今後の参考までに列記。

(1)バックパックの許容量を知る

バックパックは45~55リットル(ミレー製)は夏山山小屋縦走としても相当無理がある。食料や日数分の衣類で思いのほかパンパン。しかも、雨で濡れると益々重くなる。

もし当初の予定のように仮にテント泊想定だったとしたら・・・実際にバックパックに詰めてみるとテントとシュラフは入るけど、そのほかのものがほとんど入らない事態。ということで、テント泊は手持ちのザックで行けるのはせいぜい1泊2日が限界と判明。(休暇がとれなこともあり今のところ不自由しない)

(2)衣類は防寒対策も大事

衣類は長袖・長ズボンも必要枚数ないとダメ。今回は下着・靴下・Tシャツ・靴下などは日数分持ったが、長袖はあまり重視せず、1枚のみ、寒ければ合羽でしのぐつもりでいた。加えてズボンは履いている登山ズボンと、ロングタイツを持った程度。

ところが、数日夕方の雨が続き、雨や汗で長袖もズボンが汚れたり濡れることがあった。日中はそれでいいにしても、夜、小屋で寝る時に着る服がなくて困った。幸い小屋の布団と毛布が暖かくて半そででも寝られたので助かる。

しかも、沢で水洗いして、昼間バックの外側にぶら下げて歩いても、気候のせいか湿度の関係かあまり乾かないことがあり参った。

それと、夜、小屋の所定の場所に下げてもらっても、ほとんど乾かなかったこともあった。(下げることが乾燥を目的とするのではなく、小屋の都合で布団や畳を湿らせないことに重きがおかれたみたい。なんだぁ)

(3)変化に富んだ食の楽しみは大切

食料は「主食より副食がものをいう」かも。縦走気分でおかゆやパスタなどお湯を沸かして食べるインスタント品を多く買い込んだが、実際にはのんきに休憩する時間もほとんどなかった。それよりも、出発前にお袋に無理やり持たされた「マグロジャーキーやらチーズやら菓子もろもろやらビスケット・大量の飴・・・」などのお出掛けセットが簡単に補給できて飽きもなくて非常に効果的だった。山小屋の食事だけでは飽きたり、朝夕食ともに驚くほど時間が早い(夕食16時/朝食4時半とか)ので、小腹が空いた時にも本当に役立った。

(4)机上の空論=強行は危険 歩けるのはせいぜい1日9時間

お馴染みの昭文社「山と高原の地図」でも、南アルプスなど広範な地図では縮尺が広く書かれていたりして、わずかな距離でも「所要時間4時間」とかがザラにある。その点、関東近郊の山や里山なんかでは地図上では同じ距離でも「1時間」という違いが見られる。

縦走前に計画を練っている段階では「あそこもここも」「いけるところまでいって小屋泊まり」とかワクワクしながら行程を決めるのだけど、実際に強行で登ってみると、実際に歩けるのはせいぜい1日9時間、2日目3日目にはさらにきつくなる。

当初は「奈良田ダムから熊の平小屋まで行って泊まれば、翌日塩見岳まで往復して北岳山荘あたりに泊まれる、3日目には広河原に下りられるのでは」と考えたんだけど、実際にはこれでいくと、1日11時間~12時間、(やってできないことはないが)そんなに急いでどこに行くのかという山行担ったと思う。

いくつかの山小屋に泊まるのもまた楽しいものだった。

(5)救急セット・常備薬の携帯は不可欠

2日目に塩見岳付近で夕立に遭い、急に泣きそうになって弱気になったら腹痛に襲われた。その後も塩見小屋で一晩苦しみそうになった。その時に飲んだ整腸剤に感謝。

3日目の北岳山荘で富士山を見ようと窓の結露を手で拭ったら、ひび割れの補修後があり、指を切って救急判とテーピングで止血処置した。

偏頭痛の心配もあったのでロキソニン薬を一応携帯。(何度か飲んだな)

(6)トレラン注意!3000メートル級の山へは覚悟して登る

出会った登山客などから話を聞くと、北岳など高山でもトレラン練習として登る人が増えているらしい。が、山は山で特に気候の変化がめまぐるしいところなので、レスキューセットや防寒対策など、それなりの準備と、相応の登山経験がないと大変なことになるのではないかと危惧。 僕はトレランの軽装ではちょっといけないかな。

北岳では7月26日に単独行の方の遭難があり、捜索隊が出て捜索されていたようです。その他、安否を尋ねる張り紙がたくさんありました。

(7)山小屋の予約について

山小屋は一般的には「予約をしなくても泊めてくれる」「宿泊を断られることはない」ことは確かだと思うのですが、尾瀬などは確か「原則予約」だったと思います。

今回泊まった農鳥小屋・塩見小屋・北岳山荘のうち、農鳥と塩見は予約が必要のようでした。何が違うかというと待遇が多少違うかもしれない。同じ1泊でもあらかじめ予約されているのと、急遽泊めてもらうのとで寝る場所や一人当たりのスペースであったり、多少差がつくようです。山深くにある塩見小屋などはその方針が徹底されているようでした。

もっとも、われら予約組としては急な一見さんのしわ寄せを食う形で窮屈な思いをするのはちょっと理不尽な感じもしましたので、小屋の方のそういう配慮が逆にうれしかったかな・・・。

結果、南アルプスの奥深い小屋は念のため予約で確認したほうがいいみたいでした。

それと、キャンセルの場合もしっかりと事前にキャンセルの旨を伝えてあげないと、いつまでも無事の到着を心配してくれているようでした(農鳥小屋のご主人)。そういう意味では登山者の安否確認をしっかりする役割が徹底されていました。(農鳥・塩見)

<おまけ>

山の中で役に立ったのは水解性のティッシュでした。トイレが十分に整備されていない山小屋も多く、そういったトイレでの使用やそれ以外の場面でもやむを得ず必要に迫られることがありました。

山での排泄の問題はとても深刻で大切なことで、なんとも見解が難しいところですが、紙が何もないのは論外、市販のトイレペーパーか水解性ティッシュか・・・とりあえずいろいろ考えながら、最近はシナリー化粧品さんから頂く「エコティッシュ」をたくさん持ち歩くようにはしています。この種のものでも登山用品店で買うと1個50円だったかな?無料でたくさんいただきありがたいです。この場を借りて感謝。

Southalps_348

※もちろん、トイレは登山口で済ませ、途中は山小屋などで決められた処理をというのが大原則です。キジ打ち・お花摘みはご遠慮を!が世の流れです。

| | コメント (7)
|

2009年8月 5日 (水)

トレランレース初開催

定期チェックしている鏑木毅さんのブログをみたら、11/15(日)「神流MOUNTAIN RUN&WALK開催!」との記事を発見!

そういえば、6月のトレランクリニックでお話した際に群馬でも新しいレース構想があるような話をされていた・・・。

舞台は西上州の神流町周辺らしい。実家からもとても近い。昔の万場町・中里村の地はむしろ赤城よりも慣れ親しんだ場所かもしれない。あのあたりかな・・・あのスーパー林道かな・・・あの集落かな・・・。

11月といえばぐんま県民マラソン(11/3ハーフ)のほか、フルマラソンのシーズンでもあり、ついこの間、大田原マラソン(11/23)にエントリーしたばかり。

このトレランレースはロング40K、ミドル20Kとあるので、大田原の1週間前だけど、これは参加しないわけにはいかないかな~とすっかりその気になっている。

| | コメント (0)
|

2009年8月 4日 (火)

南アルプス縦走記

4日間の夏休み休暇をとって7/30(木)~8/2(日)まで、親父と南アルプス方面に縦走に出かけました。なかなかの強行日程でしたが事故や怪我なく無事に帰ることができてほっとしました。

------------------------------------------------------

■1日目  7/30(木)5:00→14:30奈良田ダム~農鳥岳~農鳥小屋

深夜1時に奈良田に到着し車内とテントで仮眠。丸山林道下の駐車場には車4台ほど。朝起きても天気はくもりでガス気味。このまま登るしかないかと少し憂鬱。

5:00

奈良田第一発電所から大門沢小屋・農鳥岳方面への登山道に入る。途中までは砂防ダム工事が徹底していて林道もしっかりしている。かなり頑丈な吊り橋が3箇所くらいある。

Southalps_007 Southalps_007_2

吊り橋を過ぎたあたりから渡渉は丸太橋やパイプ橋が多くて少しひやひやする。濡れていて滑りそう。このあたりから高山植物もちらほら見られる。

Southalps_020 Southalps_018

7時頃になると農鳥方面から下山してくる人数名とすれ違い始める。基本的にこの登山道は標高差2200メートル(奈良田870→農鳥3050)と過酷で長い登りなので、よほど物好きでないと登りは選ばないらしい。一般的には北岳方面からの下山コースで使われるみたい。

8:15 大門沢小屋到着

Southalps_022 Southalps_047 Southalps_054 Southalps_055

樹林帯の急登に入ると湿地帯となり、きのこ類・ギンリョウソウ・ハクサンシャクナゲが見られる。ここの登りが一番の難所で約3時間半ひたすら登るしかない。

Southalps_057 Southalps_063 Southalps_065 Southalps_076

12:20やっと稜線に出る ここまでくると景色よくアルプスムードたっぷり。

Southalps_119 Southalps_120_2

農鳥岳への稜線を歩いていると「ククク~」という鳴き声がして、あたりを見回すと早速、ハイマツから雷鳥が顔を出していた ※最終日までで9箇所で雷鳥親子に会った。

Southalps_127 Southalps_129

13:30農鳥岳山頂 山頂から西農鳥へ行き、一気に小屋へ下る。本日最後の下りは駆け足でテンポよく下ったので、バテ気味の親父とは30分の差がついて14:30農鳥小屋に到着。1日目はほぼ予定どおり。(下りの写真向こうは間ノ岳/小屋の写真の向こうは今登ってきた農鳥岳方面)

Southalps_133 Southalps_145 Southalps_151_2 Southalps_124

3000メートルの山は気流も不安定でガスったり、晴れたりめまぐるしく変わる。でもこの日はあまり風がなく、ハイマツ帯の岩場で本を読んでいたら眠ってしまった。周りの歓声で目覚めてみると、ガスの向こうにブロッケン現象が現れた!(※ブロッケンとは自分の影が先のガスの中に映って「後光が差す」現象です。日の光と自分と影が一直線になるので、基本的には自分にしか見えません。)

Southalps_1582

------------------------------------------------------

■2日目 7/31(金)5:00→16:30農鳥小屋~間ノ岳~熊ノ平小屋~塩見岳~※雷雨~塩見小屋<泊>

昨夜は農鳥小屋に一泊する。夜中、星もきれいに見え、流れ星もたくさん。農鳥小屋は北アルプスなどのホテルのような山小屋とは180度違い、山を知り尽くしたテキパキとしたご主人のいる昔ながらの小屋。厳しい言葉や振る舞いには長年のヤマヤとしてのそれなりの経験や根拠があるようで、基本的には登山客に対する優しい人柄と受けとめた。

朝4時半から朝食を出してくれて5時には2日目出発。今日は塩見岳への長距離予定だが、もう昨日で稜線まで登り詰めているので、塩見への道は1日目ほど標高差はないハズ・・・。朝一で遠回りして日本百名山間ノ岳(3189M)の後、三峰山から熊ノ平小屋経由で塩見方面。

Southalps_003 Southalps_058 Southalps_143 Southalps_153

8:20熊ノ平小屋に到着。水場もあり、どことなく爽やかな小屋。湯を沸かして早お昼を食べる。40分近くのんびりすごす(結果的にはここで休みすぎて夕方雷雨に当ってしまったのかもしれない・・・)。

Southalps_126 Southalps_138 

北荒川岳を過ぎたあたりからガスがひどくなる。マップには塩見岳圧巻のビューポイントとあるが、雲が厚くてまったく見えない。それよりも、カモシカの足跡が無数にある。こんなにたくさんいるものか!(写真は急な谷へと続く足跡・・・)

Southalps_033 Southalps_017Southalps_044 Southalps_031

途中の登山道には高山植物がたくさん。クロユリ・トラノオ

Southalps_049 Southalps_046Southalps_108 Southalps_022_2

13:45ようやく日本百名山塩見岳山頂(3052M)へ。ガスだけど、時間的にもそれほどあわてなかった。山頂で2回目の昼食。パスタやらがつがつ食べてしまう。

Southalps_056 Southalps_057_2

14:10急に雨がひどくなり昼食撤収。それどころか雷鳴まで響いてきた。夏場稜線での雷雨は最悪。落雷直撃は避けたい。いつも快晴下での登山がほとんどなので、こんな状況に冷静さを失ってしまう自分。雷鳴ゴロゴロと雨土砂降りのなかで泣きたくなってくる。親父は長年の経験なのか至って冷静。こういう事態は年の功なのか?

さらに追い討ちをかけるようにさっき食べた昼食のせいか、急な雨で緊張したのか急に便意を・・・・。最悪の事態。

(省略)

15:00完全に冷静さを失う中、やっとの思いで塩見小屋に辿り着く。雨は一向に止まず(夜中~翌朝まで)、夕立というより前線の影響だったらしい。

Southalps_063_2 Southalps_065_2 Southalps_067_2 Southalps_073

塩見小屋は水場が遠く、水がとても貴重。こうなったら今降ったばかりの天水(雨水)をペットボトルに入れてしまえ!(転んでもただでは起きない)

Southalps_071 Southalps_069

小屋でも体調が落ち着かないまま、夕食もほどほどに17時に睡眠(早いな~)。塩見小屋はトイレもエコ対応ということで、大きいほうは簡易トイレで携帯袋に入れて、「後日ヘリコプターで下ろす」仕組みらしい。ということで、携帯袋の数に制限があり(所定枚数を超える分は購入)なので、ということは・・・お腹の調子が落ち着かない者としては非常に酷な状況でした。眠れぬよるになるかと不安でした・・・。

整腸剤を飲んでなんとか気を紛らわせて睡眠。朝までもった。

------------------------------------------------------

■3日目 8/1(土)4:40~15:00塩見小屋~熊ノ平小屋~農鳥小屋~間ノ岳~※夕立~北岳山荘<泊>

4:40

塩見小屋を出発。昨日雨の中を無我夢中で下った塩見岳への崖を這い登る。白毛の混じった雷鳥に会う。高山植物もきれい。

Southalps_078 Southalps_086 Southalps_082 Southalps_081

塩見岳西峰山頂 雨はそれほど降っていないがガス

Southalps_092

 

あとは昨日来た道を戻るだけ。北荒川岳→熊ノ平小屋→農鳥小屋への巻き道(ここが結構長い)→間ノ岳

Southalps_105 Southalps_107_2 Southalps_110 Southalps_111 Southalps_114 Southalps_119_2 Southalps_125 Southalps_136

間ノ岳への登り途中で蹴っ飛ばしそうになった雷鳥親子。人をみても本当に逃げません。(ロシアの雷鳥は昔から狩の対象だったのですぐ飛んで逃げるらしい)

Southalps_138_2 Southalps_144

13:20

昨日の朝に続き同じルートで再び間ノ岳山頂。ここにくるとまたしても雲行きが怪しい。どうやらこの時期は午後になると雲が上がってきてしまうらしい。山頂で合羽を着て、北岳へ向かう。予定では北岳山頂を越えて肩の小屋宿泊予定だが、果たしてこの雨の中で辿り着けるのか・・・。

Southalps_150 Southalps_151 Southalps_158 Southalps_160

15:00

雨も強く、今日も雷鳴も聞こえてくるので、潔く北岳山頂~肩の小屋は諦め、手前の北岳山荘に泊まることにした。予約していないとの不安も杞憂で、この日は土曜日にもかかわらず悪天候のためか宿泊客が思ったより少なく、布団も一人一枚、食堂も混まずにとてもとても快適な山小屋泊でした。ある意味、前日前々日とは全く雰囲気の違う小屋。

Southalps_162 Southalps_199Southalps_205 Southalps_163

小屋でビールを飲んで休んでいると、雨が止み、窓から富士山が見えてきた。大勢の人があわてて外に出て写真を撮っていると、またしても雨が降ってきてびしょ濡れ。

Southalps_206

------------------------------------------------------

■4日目=最終日 2(日)5:00~9:30北岳山荘~北岳~肩の小屋~草すべり~広河原

5:00

いよいよ最終日。あとは北岳から広河原に下るだけ。小屋を出発して6時過ぎに北岳山頂。山頂には北岳山荘や反対側の肩の小屋からツアー登山の人などたくさん集まっていた。時間もたっぷりあるので北岳山頂で30分くらい天候回復を待った。

Southalps_212 Southalps_210 Southalps_226 Southalps_228Southalps_237 Southalps_254

仙丈ヶ岳や甲斐駒が岳・鳳凰三山・間ノ岳など展望もまずまず。残念ながら富士山までは見えず。どの山も1泊日程で登れるようなので今度はあちらに行って見ようか。

Southalps_258 Southalps_271

いよいよ縦走も終わりに近づく。肩の小屋周辺をとおり、草すべりを白根御池小屋・そして最終目的地の広河原に向けて下る下る。

途中からは樹林帯の非常に気持ちがいいトレイルで、親父にはゆっくり下りてきてもらうことにして、急坂を注意しながら小走りで駆け下りる(途中足を捻ること2回。登山靴でよかった)。大腿四頭筋に心地よい疲労感があり、急坂下りのトレーニングになったか?

Southalps_276 Southalps_278Southalps_282 Southalps_286  Southalps_288 Southalps_297Southalps_303 Southalps_318

9:30

広河原へ到着。山頂だけでなく、下界も大雨になっていた。長い縦走も終わり、一息ついてバスに乗って奈良田へ戻った。出発時に4台程度だった駐車場も40台以上になっていた。

Southalps_325 Southalps_337 Southalps_338 Southalps_341

------------------------------------------------------

最後まで長い文章を読んでいただき有難うございました!自分自身、いろいろ課題も見えてきた登山だったので時間があるときに記事を追加してみます。

この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009.9)

続きを読む "南アルプス縦走記"

| | コメント (2)
|

« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »