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2009年8月20日 (木)

浅間外輪山トレイル

お気に入りのトレランコースなので内緒にしておきたいのですが・・・

天狗の湯浅間山荘から浅間山の外輪山(黒斑山・蛇骨岳・仙人岳・Jバンドなど)へトレイルに行く。ここはアップダウンが少なく、地面も火山岩の山なので、走りやすい感じ。おまけにカモシカとの遭遇率が極めて高く、これまで10回中2分の1くらいの確率で見かけることがある。(ここのところ疎遠。以前は3分の2の確率だった)

山荘から火山館までは登山マップのタイムでは2時間ですが、走りやすい登りなので、今日は少し自分を追い込み気味に頑張り、50分で到着。途中、「まき」にするための木を運んでほしいとの看板もあり、二宮金次郎風にまきを背負って走る。

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高度を上げて木々が開けてくるとそこはカモシカ平。高山植物も見られる。天気がよく、涼しい風も爽快でいい気分。あっというまに火山館に到着。山小屋ではありません。

火山館の職員の方からカモシカの生態や熊の出没情報など役に立つ情報を聞かせてもらう。特に熊は火山館の上のほうでも遭遇することがあるらしく、朝早く走る人が一番遭遇しやすいらしい。やっぱりどの山でも熊対策は気をつけよう。

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賽の河原あたりは平坦でトレイル練習も熱が入る。今日は追い込みトレーニングなので、よほどの登り坂以外は極力走るように心掛けてみた。

このあたりでは自然学習の小中学生?グループと先生方や、京都からの大学の合宿風の若者たちがハイキングに来ていて賑やかだった。子供たちはカモシカを見たといっていた。名前は「タロー」というメスのカモシカだと地元の人から教えてもらったらしいが・・・名前は本当なのだろうか。

草すべり分岐と前掛山分岐。現在火山警報レベル2で前掛山へは入山禁止。賽の河原でJバンドから下ってきた登山の方としばらく談笑する。

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この後、外輪山部分を攻め始め、Jバンド~仙人岳~蛇骨岳(ぐんま百名山)~黒斑山(ぐんま百名山)と周回、思ったより登山客が少ない。普通少なくとも黒斑の山頂は場所がないほど中高年の登山客で賑わうはずなのだが、平日だからかいろいろな事情か・・・。

尾根伝いからは常に浅間山がきれいに見えるので本当に気持ちいい。これでも標高は2400メートルくらいあるんです。

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最後のクライマックスは草すべり。今日は例外的に下りなのでほとんど問題なし。20分弱で一気に火山館まで下る予定が、途中で花の写真を撮ったり、のんびりになった。イブキジャコウソウ(いいにおいがする)・トリカブト・再びマツムシソウと、下から見た草すべりの様子(上の尾根から駆け下りる)

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残りは火山館から山荘までの下り。緩やかな下りなのでトレランの醍醐味である下りを楽しむには持って来いだった。

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周回コースで往復15キロ弱かな?天気も良く、3時間30分とちょうどいいトレーニングでした。山荘に戻って鉄の茶褐色のものすごいお風呂に入浴。これがここのトレイルの楽しみの一つでもある。おまけに今日はいつもの馬ちゃん3頭に加えて、あたらしいワンちゃん2匹が迎えを待っていてくれた。ワンちゃんと戯れる。愛嬌があって思わず動画も撮ったりした。

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<おまけ>

1 両足首テーピング巻いておいたが、左足を一度捻り少し痛みが残る

2 今日は先週、馴染みの靴屋のHOPさんにつま先の穴が開いた部分を補修してもらったトレランシューズ「コンチネンタルディバイド」で挑み、調子は良かった。でも、ここ1年でソール底の自慢のキャタピラー模様がほとんど磨り減ってしまい、機能していない。寿命か・・・トレーニング用に使っている程度だが怪我のもとかな。

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3 気象条件は申し分なし。水分は2リットルのハイドレーション中、結果1.5リットル消費だった。水は火山館でいただけるので、それを考慮すれば2リットルは余裕だったか。

<ご注意>

浅間山の入山規制は流動的です。レベル1(平常)からレベル4まであり、これまでレベル3の規制がたびたび出ています。3だと前掛山はおろか、山荘から先には進めません。今日現在はレベル2でしたが、前掛山にはいけません。トレラン派としては前掛山・浅間山への砂地の登りこそが本領発揮といきたいところですが、規制は規制ということで、厳守したほうが身のためです。

◆小諸市の規制情報

http://www.city.komoro.nagano.jp/www/contents/1248160536708/index.html

残雪・夏・秋・初冬といつ行っても楽しめるコースですが気象条件はやはり高山です。黒斑は2400メートルです。ガスや雨天時の軽装には要注意だと思います。

熊は山荘から火山館の間の樹林帯で登山道を横切ることがある。火山館上でも賽の河原の辺りでも横切ることがあるそうです。走る人は遭遇する確立が高いと地元の方が言っていました。熊鈴ほか、カーブで手を叩きながらいくとか・・・対策。

この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009.9)

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コメント

浅間外輪山のお気に入りトレランコースの紹介をして頂きトレランの普及に双六さんのご尽力を期待していますよ~、まだまだトレラン人口は少ないので楽しく走れるコースを広めて行きましょう~又、良い所をご紹介下さい。
追伸・・・私も浅間外輪山コースを走って見たいです、又、コメント・写真が参考になり楽しいです。

投稿: ベアー | 2009年8月22日 (土) 11時07分

このコース、紅葉もきれいなのでこれからの季節もお勧めですよ。山頂からの眺めも晴れていれば南は八ヶ岳・富士山と北側は四阿山なども見えるのですが、展望よくなくても十分楽しめます。温泉がとても印象的ですよ。茶色い鉄湯。

投稿: sugoroku | 2009年8月24日 (月) 23時33分

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