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2010年5月31日 (月)

残雪多し鬼怒沼山

5月最後の日、ほぼ一年ぶりに尾瀬へ。混雑する夏場7月を避けてこの時期に水芭蕉を見にいくことが多い。7:15大清水駐車場着。

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今日は尾瀬といっても尾瀬沼・尾瀬ヶ原ではなく、大清水から西へ進み鬼怒沼山へ向かう。親父に道案内を頼む。

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鬼怒沼山2,141Mはぐんま百名山の一座(栃木百名山らしい、やっぱり)でもあるだが、山深くあまりメジャーな山ではない。栃木県の奥鬼怒温泉側からが一般的で、群馬県側の大清水から行く人は少ないらしい。ほとんど人が通らない反面、シカや熊がいかにも出そうな雰囲気で、シカの食害・足跡は多数、自然と熊への警戒も増す。

渡渉。雪解けで水多く、倒木の上をゆっくり進む。

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登りはじめて3時間の南稜歩きは雪は全くなく至仏山や燧ケ岳や上州武尊山の雪景色や石楠花の花もとてもきれい。

アズマシャクナゲ

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上州武尊山 ※山田昇杯コース

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アヤメ平の尾根の向こうにちょこっと至仏山

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しかし、往路のピーク物見山を越えて北陵に下り始めたところからで残雪がものすごく多くなり、しかも先行者の踏み跡もなく、当然夏道も判らず、標識もほとんどなし。

あまりの積雪にアイゼン着用。今日は軽アイゼンでなく6本爪を持ってきて正解。

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物見山を越したとたんの残雪には驚きつつも、ある程度想定内。昨年の富士見峠もそれ以前の尾瀬沼も5月末から6月上旬は峠までの南稜は積雪なしでも、峠を越えて北へ下るとものすごい積雪になることが多い。それだけ日が当たらないということ。

想定外だったのは踏み跡も標識も赤テープもないことで、ルートファインディングのようになってしまう。鬼怒沼湿原・避難小屋に出てからも、今度は鬼怒沼山探しで数度の道迷いもあり、かなり苦戦。

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湿原から燧ケ岳

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湿原から鬼怒沼山

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ショウジョウバカマ ここだけ ちょっとボケている

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結局、鬼怒沼山の山頂は見つからず、暫定登頂を果たして引き返す。引き返す際にも残雪の樹林帯の中だとまるで樹海のように方向感覚が鈍くなり、休めば休むほど戻るべき方向が曖昧になってしまう。

今日は展望がありまだ幸い。山頂付近から日光白根山や燧ケ岳、眼下に湿原も見えるのでとりあえずの方向は分かる。自分たちの踏み跡を頼りに気をつけて戻る。

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復路では花や草木を眺めながらのんびり・・・。たまには駆け回らずにのんびりとフラフラ下山するのも悪くないことに気づかされる。

イワナシ・コシアブラ

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残り1.5キロの林道を親父は軽やかに走るが、自分はダメ。今日は親父のほうが全然元気だったような気がする。

<所要時間>

大清水駐車場7:30→物見山10:00→道迷い→鬼怒沼湿原10:35→避難小屋10:40→道迷い40分→再び避難小屋11:20→鬼怒沼山山頂(推定)12:00→鬼怒沼湿原(昼食)12:20→物見山13:00→大清水駐車場14:55

<まとめ>

・「残雪期は要注意」に尽きる。アイゼン必携、マップは当然、コンパス必携で自己位置随時確認。

・熊鈴必携。用心にこしたことない。

・鬼怒沼山の山頂は夏でも不明瞭らしいが、帰宅後に実家に寄ったら偶然、両親の山行写真に「鬼怒沼山」とあった。樹林帯の中に微妙なプレートがついた山頂点がどこかにあるらしい。

・親父の道案内もいい加減と言うか頼りないというか、三回目でも進むべき尾根が分からないのは、残雪の影響が大きいか。

・避難小屋から先に赤テープが等間隔に付けられており、導かれるように急坂を下ると沢に出て終わりだった。水場への誘導なのか赤テープの目的は不明だが、残雪の中、登山道の頼りとして進んでしまうのは自分たちが悪いのか・・・。

・帰宅後にネットで「鬼怒沼山」を検索すると、ほとんどは栃木県側からの登山が多い。しかも、残雪期に物見山から先で迷いに迷ったという話が多いこと・・・。正確でない赤テープの情報もある。やはり同じような話が多い。それにしても7月の鬼怒沼湿原から眺める日光白根山は美しいらしい(燧ケ岳より白根山が取り上げられてる)

・当初、富士見下登山口から皿伏山経由で尾瀬沼に抜けるコースも予定したが、残雪予測して予定変更した。鬼怒沼でこれだから、北面多く樹林帯の皿伏も同様だろう。

 

この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009,9)

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