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2010年6月 6日 (日)

ヒルだけは勘弁

6月に入り、梅雨から真夏にかけたジメジメした時期。高山の残雪もとけてきて登山の範囲も広がって楽しい。梅雨の合間の晴天を狙って山頂に立てたときの喜びは夏山以上かもしれない。

しかし、意外な天敵は熊でも猪でもなく、要注意「ヒル」。「ヤマビル」というやつ。

昨年7月に谷川岳近くの吾妻耶山・大峰山にトレラン練習に行った際に思いもかけず山ヒル被害に遭い、5年前に同じく谷川岳南稜の沢ではたくさんやられたことがある。

先日の新聞にも大きく掲載されていた。

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吸血ヤマビル生息拡大、観光客の被害相次ぐ

ヤマビルに吸血される被害が観光客に相次ぎ、自治体や観光業者が頭を悩ませている。
群馬県中之条町の四万温泉地区では、新たなヤマビル駆除策を採用する方針で、夏の行楽シーズンを前に、効果に期待を込めている。

県自然環境課などによると、ヤマビルは湿り気のある場所に生息し、4~11月が主な活動期間。気温18~25度で雨や雨上がりに活発になる。人には、靴をたどるなどしてズボンの透き間に入り込み吸血する。気づくと、衣服が血に染まり驚くことが多々あるという。

県が2009年に行ったアンケート調査では、「被害報告あり」と回答した沼田、富岡、安中、中之条、みなかみの5市町のうち、過去10年間でみた生息状況は、4市町で「拡大」と回答した。指標となるデータは特にないが、安中市では、碓氷峠付近の集落で頻繁に確認され始め、富岡市では、宿主のイノシシやシカなどの有害鳥獣が山のふもとにまで移動していることから拡大と推測しているという。

中之条町の四万温泉では、約30年前からヤマビル被害が問題視されてきた。町によると、観光客が被害を受けるケースは把握分だけで年間30件前後だ。

四万温泉協会では、これまでもヤマビル駆除に知恵を絞ってきた。塩が有用だが、1匹1匹に直接まぶす必要があり、広範囲での対処には効率的でない。炭が効くと知ると、遊歩道に散布してみたが、「ヒルが炭の上をはっていた」と、効果は確認できなかった。

こうした中、町は、酸性に弱いというヤマビルの性質を突いて今年から酢酸や塩化カリウムを用いた新たな駆除策を採用する方針だ。
散布物の分離を防ぐ安定剤を遊歩道にまき、その上に薬品を散布して駆除する。安全性を確認すれば、今月中にも実用化し、夏の行楽シーズンを迎えたい考えだ。
(2010年5月20日  読売新聞)

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山ヒルの全盛期は春から真夏にかけてのようで、知り合いの話なども聞いてみると、谷川付近(特に南稜)の沢では被害が多いみたい。

靴の中に入るくらいならまだいいほうで、ホームページなんかを読むと、「人の熱を察知して背中や首周りに飛びついてくる」らしい・・・。

う~ん、足はともかく、飛びついて背中だけはいやだな、頼むから足だけにしてくれぃ。

<おまけ>

去年山ヒルに懲りていたら、三重県のベンチャー企業の方から山ヒル対策の逸品「ヒル下がりのジョニー」を送っていただいた。遭遇レポートを送ったらお礼に(プレゼント企画)1本送ってくれた。

■ヤマヒル対策なら「ヒル下がりのジョニー」

Hiru

この商品は日本テレビの番組でも紹介されたらしい。

昨年は夏を過ぎてジョニーを知ったので使う機会がなかったので効果は判断できず。(正直、物事をあまり信用しません・・・反面意外とすぐにハマる性格)

今年も西黒尾根や三国山・大源太山など谷川連峰南稜に登る計画がいくつかあるので、満を持してジョニーを試してみようと思う。あぁ背中だけはやめてくれー!

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