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2010年7月18日 (日)

野沢温泉トレイル②

「野沢温泉トレイル②」(後編)=完結編 はセクション3~ゴールまで。

前編はこちら。  ちなみに、レースが開催されたのは7月18日(日)で8月10日になってようやく記事更新。いつのことを話しているのやら・・・。一応備忘録として。

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第二セクション終了地点のオリンピックパーク手前で、すでに4位でゴールしたK原さんの「帰り際」にお会いできた偶然に喜びながら、自分は残り30キロ残して最後の第3セクションへ向かう・・・。

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エイドには先行している新河岸さんとザスパ伊勢崎さんが到着時間やメッセージを残した伝言板が置いてあるので励まされる。ライト・ストック・ジェル忘れるなとか体調十分とか・・・。ちかくではレースでよく見かける白い大きなワンちゃん・・・。

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第三セクションは約30キロあり、朝10時頃に第1セクションの第1関門で通過した標高1600Mくらいの毛無山近くの「やまびこ駅」が第4関門となっているのでそこまで登らなければいけない。

が、このレースは制限時間が24時間と比較的ゆるく、多くの一般選手が夕方~夜間にこの地点を通過することを考えると、それほどハードな登り下りはないだろうと推測。確かに、ロード部分やダート林道、ゲレンデ内が多く、ヘッドライト点灯で十分に夜間走行できるコースだった。(55~60Kくらいの沢沿いの樹林帯は単独走行になると判断難しい部分もあり不安な人も多かったか・・・自分はワクワク派)

ロードの照り返しが暑さを誘う。といっても自分らは夕方なので少しはマシになっていたらしい。

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程なくして、スキーのジャンプ台が見えてその下をくぐるロード。温泉街を望む展望も素晴らしい。野沢温泉最高!

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第3セクションまで来ると、ランナーもかなりバラけているので、大会自体参加者が少ないせいもあり、単独走が多くなる。前後に人が見えないこともザラだが、それが長距離レースの醍醐味かもしれない。

と、のんきなことを言いながら、ゴンドラの長坂駅手前でゲレンデの緑とゴンドラの景色を写真に写していると、なんと、 ツキノワグマに遭遇!!

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■この辺りの経緯は「熊に遭って絆深まる」の記事で詳しくご覧ください。ちなみに熊がいない場面はこんな感じ↓

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その後、熊が縁で一緒になった横浜の方・宮城の方・栃木の方・関西の女性と一団を築き、約1時間もの間、灯篭木峠チェックポイントまでの間、トレランの話やレースの話、出身地方の話など、なかなか世間の人には「はぁ~?」といわれて変人扱いされてしまうようなマニアな情報交換をすることができ、レースを通じて本当に充実したひと時。

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その後、関西の女性には第4関門まで引っ張って行ってもらう。ウルトラやトライアスロンをやるとはいえ、トレランは初めてだというが、「何ゆえ初レースでこの野沢を選んだのか!?」と突っ込むのは自分だけではなく、他の方からも同様の指摘あり。まぁレース回数を重ねても同じペースでここまで来ている自分(しかもストックを大事に抱えて)は大して評価に値しないということなんだけど。

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この辺の様子はその関西の女性maziさんが楽しくまとめてくれています。けなげな女の子を導く青い服を着たおじさんはどう見ても怪しい。興味ある方だけどうぞ・・・。

気の向くままに進め!!!http://ameblo.jp/maji-its-now-or-never/entry-10600438571.html

※ちなみにこの方、女子の年代別1位でした 結局格が違うということか

さて、日も落ちはじめ手元のプロトレックの標高を見てもかなり山の上まで登ってきているので、スタカ湖とやらはまだかな?とロードを走っていると、偶然、上の方から新河岸さんが駆け下りてきた。周回となる分岐点だったので、K原さんとの遭遇と同じように偶然に喜ぶ。

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新河岸さんにmaziさんを紹介してこの先のコースの様子を聞くと・・・

山系 「関門はもうすぐなんでしょ?」

新河岸さん 「う~ん、まだまだだね、しかも50Kの表示があったよ(コースマップでは45キロ地点の告知)。この先、結構あるよ!」

という、ガーン! 所詮こんなものか・・・大体トレランというものが分かってきた自分。

一路、野沢温泉への下り一直線へ駆け下りていく新河岸さん。

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自分らは第4関門へ向けて日没時間を多少気にしながら先を急ぐ。相変わらずmaziさんと楽しく会話しながら退屈せずに飛ばし過ぎず、おかげさまで身体的にもとても負担軽減。あとは最後の登りを凌げば、残り15キロちょっとはほとんど下りの予定。

霧のスタカ湖到着。ここで休憩中のザスパ伊勢崎さんに遭遇。新河岸さんにさっき会ったことや3人で完走を目指そうとエールを送り、様子をみて分かれる。おつかれさん。

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目印の黄色テープを気にしながらまだかまだかと進み、ようやく18:40第四関門やまびこ駅到着。

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最後となる関門でおにぎりを2つ食べ、みかんやきゅうりやらゼリーなどもらえるものをいろいろもらいエネルギー補給する。エイドが充実していて本当にありがたい。

maziさんとはここで別れ、下り一直線、あとはなるべく日が暗くなる前に行ける所まで行くことを目標にする。

この時点で午後7時前なのぜちょうどスタートから12時間が経過することとなる。このペースで行けば当初予定の15時間は切れる。もしかしたら午後9時(14時間)もいけるんじゃないか?と。

18:49、樹林帯の間から夕日を望む。ここまで良くやってきた自分に拍手を送り少し涙する。(レース中、何度も何度も涙した←いつものこと)

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下り基調とはいっても、全部ロードでは味気ないせいか、ところどころで林の中に誘い込むコース設定となっていて、少し早めにヘッドライト点灯。明かりを頼りに進むのは怖いというより楽しい!が先行。

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途中で、昼間の熊遭遇で一緒だった栃木の方と後半10キロの下りトレイル(日没後のナイトラン)を併走していただき最後は同着で手を組んでゴールし、長旅を遂げた記念すべきレースとなった。

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夜遅い時間でも温泉街の観光客から温かい拍手が送られる。そうか、日曜でも明日は海の日で休みか!だからこんなに観光客が町に繰り出しているのか。

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午後9時10分過ぎ、無事にオリンピックパークに到着。14時間ちょっと回ったが満足満足。会場の拍手もアナウンスもうれしい。朝から長い一日だった。おつかれさま。

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<時間>

第三関門出発15:20→ジャンプ台15:50→ツキノワグマ遭遇15:57→灯篭木峠チェックポイント17:05→スタカ湖17:50→第4関門やまびこ駅18:40→灯篭木峠チェックポイント20:05→野沢温泉街「熊鈴禁止表示」20:45→ゴール21:12

<振り返り>

・今回、どうしても野沢温泉トレイルを完走しなければいけないと思ったのは、実は4月末に急逝した母ちゃんの追悼があった。

山登りが大好きだった母ちゃんの荷物の中に「延命地蔵」の写真があり、それが野沢温泉と分かり思い入れがあった(この旅行の時は全然病気と無縁だったはず・・・)。

7/4野沢下見の際に必死で見つけて歩き、レースではスタート直後の温泉街周回で不思議なことにすぐ脇を通過した(もちろんそこで自分は立ち止まる)。

そんなこんなで何かの縁で自分が野沢を走っている(走らされている)と思い、途中でやめるわけにはいかず・・と己に渇を入れつつ頑張った・・・・あ、重い空気になってしまい失礼。

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・ゴール後はmaziさんの到着を待ち、2時間早くゴールした新河岸さんの取り計らいもあり3人で野沢温泉の立ち寄り湯に直行し、仲間が増えていくことはなかなか楽しい。

・ゴール後・入浴後も興奮気味で目が冴えてこのまま自宅まで帰れるんじゃないかと高速に乗るも、数分であえなく睡魔との闘い・・・・・・・zz  松代PAで朝まで車中でぐっすり。

・ストック効果は絶大。今回のレースで得たものはこのストック効果が大きい。反面、最後までストックに頼らずに普通にゴールする他のランナーさんはたいしたものだなと感心。

・下り夜間走行はかなりスリル満点。ハセツネのように集団で前にも後にもランナーが詰めているのとはぜんぜん違い、真っ暗闇を自分の判断で進む野沢のナイトランは、コースプロデュースの田中正人さんらしい「アドベンチャームード満載」と感じたのは自分だけか?

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テレビ放送予定(サロモンHPから)

7月18-19日に開催されました「SALOMON The 4100D マウンテントレイル in 野沢温泉」のTV放映スケジュールが決まりました。

<局名> <放送日> <放送時間>
静岡朝日テレビ 9月25日(土) 24:30-25:25
BS朝日 9月19日(土) 16:00-16:55
熊本朝日放送 8月29日(日) 24:55-25:25
琉球朝日放送 9月25日(土) 10:00-10:55
秋田朝日放送 9月9日(木) 25:15-26:10
新潟テレビ21 9月11日(土) 24:45-25:40
長野朝日放送 9月5日(日) 15:30-16:25

関東地方だと、BS朝日が狙いだな 玉袋万歳だ!

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トレイルランニング」カテゴリの記事

コメント

写真、よく撮れてますね!

夢の中だったような記憶が蘇ります…

霧のスタカ湖はとても幻想的でした。
その前の、車のヘッドライトも印象に残ってます☆

けど一番のハイライトはナイトトレイルですね!
maziさんのBlogにもあるように、僕らはここでも
熊とのニアミスがありましたからcoldsweats02
敵?が潜む森に突入なんてRPGみたいなシチュエーションsweat02

今回は遅かったからこそ、めちゃめちゃ楽しめましたよねgood

投稿: ナオキ | 2010年8月11日 (水) 12時51分

ありがとうございます。野沢は内容濃すぎて時間かかってしまいました!丸い一日が旅のようで楽しかったですね~里山のショートコースとはまた違った達成感があります。

ところで、5月の「道志村」リザルト見ると、ナオキさんは自分の3人くらい前なのでやはりほとんど同じようなペースです。この辺りが不思議で縁があるところですね~またお会いしましょう!

信越五岳110Kも参加!?いろいろ悟ってきてください!

投稿: 山系ENJOY | 2010年8月13日 (金) 07時30分

2人で歩いているのは怪しかったですか!?笑
知り合いや家族に野沢の話をする時に写真を見せたら,あっさりスルーです。
私の中ではトレランデビュー戦でもあり,かなり大切な写真ねんですがね。

私ももっともっと余裕を持って,いっぱい写真を撮りながら走れるようになりたいです。
まずは手を使わずに山を走れないといけませんね。

投稿: mazi | 2010年8月14日 (土) 14時32分

>maziさん

ブログ更新お待たせしました!65キロは内容が濃すぎて・・・。
maziさんのところへ直リンクですみません。ちょっと紹介したいと思ったので・・・

トレランの話題は一般人にはなかなか通じませんから半ばご法度です(変人扱いされるので身のためです・・・)。
少しおしゃれ感のあるトライアスロンの方が話題性があり、尊敬の眼差しで見られたりまだ話が早いのかもしれませんね。

立ち止まって写真を撮ったり景色を眺めたり物思いにふけったり出来るところが僕には向いているのかもしれません。ロードレースは止まったら最後、泳ぎ続けるマグロみたいであまり好きではありません。

そんなこんなで9月はOSJ安達太良で旅してこようと思います!50Kくらいが自分にはちょうどいいような気がしてきました。

投稿: 山系ENJOY | 2010年8月14日 (土) 19時04分

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