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2010年8月29日 (日)

絶景のおんたけ山!

昨年に続いて「おんたけスカイレース」参戦。1年間この日を心待ちにしていた。ほかとは何かが違う、惹きつけられる大会のひとつ。

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標高950Mの王滝村中心部から日本百名山である「木曽の御嶽山」3067Mまで一気に登り、その途中ではスキー場の激登り(帰りは激下り)に加えて、修験者で賑わう登山道、山頂から続くお鉢巡りはなかなか味わい深い。

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さて、当日の朝は驚くことに松原スポーツ公園からは光り輝く御嶽山の山頂が見えた。なんという素晴らしい天気だろうか・・・好転に恵まれて楽しい一日となる予感(とともに、猛暑の不安・・・)

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マイクロバスに乗ってスタート地点の小学校へ。続々と選手が集合。昨日から一緒の桶川師匠軍団のほか、群馬が誇るランナーのY山さん・M本さん、ザスパ君(ザスパさんからザスパ君に格下げ?)、koba-teaさんと挨拶を交わす。おんたけスカイレースは相変わらずマニアな人の集まりで、会場はいかにも走りそうな人ばかり。

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神主さんの祈祷を待つでかいワンちゃん。あちこちで再会する名犬?

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7時にスタート。道志や野沢温泉トレイルでいつも同じペースのザスパ君とともに、今回は前半をいかに抑えるかを試すべく、かなり後方からのスタートしてみる。桶川師匠たちは毎回さらに最後尾からじわりじわりと攻めてくるので経験の成す技というか年の功というか・・・。

スタート後しばらくロード。一応走るが、飛ばさないように抑える。ザスパ君はもっと先に行きたくてしょうがないみたいだけど、無理せず話をしながらいいペースで走る。会話も弾む。桶川師匠軍団から赤シャツさんが抜け出してきて合流。

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大又からは林道に入る。微妙な登りを走り続けるか、周りに流されて歩いてしまうかが毎回毎回勝負の分かれ目なのは分かるが、自分はほとんど後者。歩ける気軽さがためにトレイルをしているようなもの。(ロードレースは歩いたら終わりなので嫌い)

林道突き当たりの滝のところの渋滞でアミノバイタルを2袋拾う。こういうのは誰か拾わないとゴミになるだけなので遠慮なく頂戴する。

実はその後、スキー場でフラスコを、山頂でもアミノバイタル1袋拾い、レース中に遠慮なく消費した → これって遺失物扱いか?届出?業務上横領の疑い?(その前に「業務」か?) その分、落ちていて目に入ったゴミは袋一杯拾ってきたので勘弁してください・・・。

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意外とあっさりスキー場に入る。リフト下には紫色のマツムシソウが見頃、行く手には雄大な御嶽山の山容、背後には南アルプスの山々が連なる絶景。赤シャツさんと合流してすぐに第一エイドに着く。

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便所休憩の後もザスパ君と進む。ここから長い長い激登りのゲレンデということは自分も3回目出場のザスパ君も重々承知。桶川軍団の赤シャツさんはここで先行する。

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ゲレンデの登りは歩くしかないのだが、人それぞれガニ股タイプや踵を離すタイプ、手を大腿に添えるタイプなどいろんな人がいる。なるべく疲労を残さないように無理をせず行く。とにかく今日は背後からの日差しが強い。

スタッフさんから「あの鉄塔で一旦登りは終わりですよ~」との声で少しやる気復活。そこからすぐに田の原の関門に到着。ここからは王滝口登山道が山頂に向けて全部見渡すことができた。すごい景色だ。何故か万歳する人多し。

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エイド休憩中に桶川軍団のさすらいランナーさんと幹事長が現れる。最後尾から迫ってきたことに早くも危機感を感じる。

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これから先、登山道へ。頂上(正確には剣が峰下の頂上山荘あたり)は見えているので、ざっと1時間半くらいでいけるのではないか。基本的に見える山は近いはず。岩場の急登も嫌いではない。登山者に挨拶しながら一歩一歩着実に登る。スキー場で無理をしなかった分、去年より楽に登れている。去年はもっと速いペースにいた。今年はこれでいいのだ。

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振り返ると田の原が見える。あっという間にここまで登った。そして、その先には市街地や御嶽湖、ゴール地点の松原スポーツ公園らしき建物も見える。あ~こんなにも走ってきたのかと感激。そしてまた下るのか・・・。

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今日はザスパ君と併走で楽しい。マニアックな話や互いの疲労を気遣いながら登る。と、前方から勢い良く駆け下りる見覚えある「緑のユニフォーム」姿!大さんか・・・?横山さんか・・・?この時点のトップは松本大さんでぶっちぎりで下っていった。

これには自分もザスパ君もたまらず、田舎の小学生のごとく声援を送る。「自分らも上州っすよ!」横山さんも4位ですれ違う。

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かなり離れて2位(オレンジ色で下る人)と3位の人もすれ違う

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11時15分にようやく頂上山荘のエイドに到着。冷たい水もありがたい。周囲は硫黄のにおいも強い。

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剣が峰へ向けてもうひと頑張り。見えている山なので割とすぐに到着する。11:35。

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山頂で景色を楽しむ余裕はないが、今年も私設エイドの漬物がとてもおいしくて助けられた、感謝!クッキーより漬物が好評!?本当においしい。去年より通過時間遅くてもうなくなってしまいそう・・・・。

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さて、いよいよ後半戦。あとはお鉢を巡ってから再び剣が峰の山頂を踏んで下るだけ・・・。「お鉢巡り」が予想外に長くアップダウンがあることは昨年学んだ。

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山の上は涼しく、視界も十分にあり危険な感じはしない。一番きついと思っているところは、五ノ池からの登り返し部分。

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標高3000Mの山小屋なども万全の協力体制でありがたい。エイド・トイレだけでなく、看板も凝っていてちょっと感激。ニノ池では雪渓が残る涼しい風景。

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もう少しで山頂(剣が峰)へ戻るという分岐点。しばらくして山頂に着き、あちこち写真を撮ってから田の原へ下り始めた矢先、カメラを置き忘れたことに気づいた。岩場を50メートル、いや25メートルかな?登り返して駆け上り無事にベンチに忘れたカメラを発見。

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山頂からくだりに入る時点で時刻は13時40分(スタート6時間40分)近かった・・・。思ったより時間がかかっていることに多少焦るが、まずは楽しむことが一番。あとはひたすら下るのみ。

剣が峰を下る

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田の原へ下る

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スキー場を下る(かなりの傾斜)

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そして振り返れば雄大な御嶽山。午後はガス気味。

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復路コースのゲレンデ内にも薄紫のマツムシソウがきれい。そういえばこの間亡くなった母ちゃんのメールアドレスがmatsumushisou@だったことを思い出して涙したり・・・。

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大又まで気持ちの良い下りが続き、いよいよ、最後の難関、ロード延々と下り・・・に突入。

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やっぱりロードは辛くてダメ。おまけに灼熱の太陽・西日が堪える・・・。

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残り3キロくらい、川が見えてその先に松原スポーツ公園のドームが見えるとゴールが近い気がするんだけど、結局、気がするだけ・・・

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橋まで来て「バワーバー」のたくさんの幟に迎えられて左に曲がればゴールもすぐそこと期待するが・・・トレランはそんなに甘くなく、無情にも大きく右折して長い迂回へ・・・。人生回り道ばかり?

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遂にゴールへ。後ろにそびえる御嶽山も見守る。

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タイム?昨年8時間10分だったので密かに8時間切りも目指したりしたが、暑さにもやられ、とてもそういう気持ちにもならず、抑え目で走った結果、1時間15分遅くなってしまった。16時に王滝村を車で出ようと計画していたら、とんでもない、ゴールすらできなかった!もしかして写真の撮りすぎかな?

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<振り返り>

①前半比較的抑えて登ったせいか、激登りも激下りもレース中に足が攣ったりもだえることは一度もなく、その点は上出来

②肩につけたネイサンフラスコにパワージェル3個と黒糖ホットケーキシロップを注入して吸って走ったが、吸わない時も黒糖の甘い匂いが漂い戦意消失…

③かっこつけるために最近好んでかぶっているサンバイザーは脳天が無防備で日焼けすることを発見。帰宅後に座椅子でうたた寝しながらポリポリと頭をかいていたら、「髪の毛の間がまっかっかじゃん」と言われ気づく…

④木曽へのアクセスは中央道伊那インターから権兵衛トンネルがやっぱり便利。

⑤王滝登山口から山頂へ向かう登山客は多いが、今年は白装束の「修験者」の方々は極端に少なかった・・・。スカイレース開催のため自粛か・・・すみません

⑥おんたけ以降、月曜日はそれほど疲労が残らず朝の散歩もいつもより早起きだったのに、今日火曜になったらふくらはぎが張り始めて少し痛い。股関節や大腿は特に異常なし。

⑦今回日焼けしたのはむしろ背後からのようで、職場では「やだ!山系さん何も言わないけどまた山奥の変人レースいってきたらしいわよ。今回はどういうわけか後ろが日焼けですごいわよねぇ…まったく」とか。確かにスキー場から御嶽山頂までの登りで後方から照りつける太陽は相当強烈だった。週末極秘行動がバレバレ。

⑧前日は桶川師匠軍団とともに中仙道の宿場町「奈良井宿」巡りのほか、宿で壮行会。お世話になりました!

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◆次は9月26日、安達太良山トレイル53Kがある。こちらも百名山なんで楽しみ半分、トレイルの長さと帰りに運転に少々不安残る。

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009,9)

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コメント

こんばんは☆

始めまして。

ラルム♪と言うものです。
いろいろ辿見てましたら、たどり着きました。

おんたけスカイレースに出られていたのですね。
昨年の参戦のご様子も見させて頂きました。
昨年の応援親子はお友達のつっちー一家、そして、koba-teaさんのコメントもあったのには驚きでした。

今年もお立ち寄りいただきましてありがとうございました。
お写真も掲載して頂きまして、嬉しいです☆

頂上エイドも今年で三年目です。
毎年参加の方には、定着しつつあるかな~と思ってるんですが。。。
我々もトレイルランナーです。
今年で一旦このエイドはお休みし、来年は参戦したいと思います。
来年は、選手としてお会いできる事、楽しみにしております。

投稿: ラルム♪ | 2010年9月 3日 (金) 19時19分

山系さん写真の撮り方うまいですよね。見てるだけでも楽しそうですわ。

投稿: 三姉妹親父 | 2010年9月 3日 (金) 23時08分

ラルム♪さん>

昨年、頂上で食べた漬物が物凄くおいしかったし、水に救われました。てっきり普通のエイドだと思っていたら私設だったとkoba-teaさんに教えてもらいました。確か、昨年もラルム♪さんのブログを拝見しました!
今年はゆっくりペースだったんで漬物が気になってましたが、写真のとおり、ギリギリでいただくことができました。ご馳走様でした!
3年間の私設エイドお疲れ様です!来年、またお会いしましょう~!

三姉妹親父さん>
お褒めの言葉頂きうれしいですね。でも、そんな写真ばっかり撮っているからなかなか先に進めなくて・・・ガツガツ走るタイプではないんですよ。ENJOY派。

投稿: 山系ENJOY | 2010年9月 3日 (金) 23時43分

凄い写真の量ですね~!!
よくこんなに撮りましたね。
私も結構撮ったと思っていましたが負けました(笑)
このレースはカメラ片手に…が最高ですよねd(^-^)
来年も楽しみです♪

ところで…
ラルム♪さんからのコメント&山系エンジョイさんからの返信も読ませていただきました!
繋がりができて嬉しいです!!
ラルム♪さんと相方ネガぽち#さんには凄くお世話になっています。
来年は参戦ということなのでまた別の楽しみができました。

投稿: koba-tea. | 2010年9月 4日 (土) 00時54分

koba-teaさん>
写真はいつもながら撮りすぎで・・・それにしてもいい天気でした!今日も朝霧のレースは最高でしょうね!
7時間切りを目指すのはさすがです。ジョグノートやネット報告見ると9時間オーバーなんて少数で、少し恥ずかしいブログです。まぁ目指す路線が違いますので・・・少しはタイムも出さないといけないかなぁと思うこの頃です

ラルム♪さんにも宜しく伝えてくださいね~

投稿: 山系ENJOY | 2010年9月 5日 (日) 14時18分

おんたけ山の景色はこんなに綺麗なんですね~!
感動です!!
おんたけ山も冬にスキーで行ったことがあるので,夏の山を見に行ってみたくなってしまいました(*゚▽゚)ノ

投稿: mazi | 2010年9月 6日 (月) 14時43分

maziさん>

おんたけスカイレースはかなり荒行の域なので、たぶんmaziさんにもかなり楽しめるはずでおすすめですよ!場所柄、関西圏からの参加者も多いです。

3000メートル級の山だから多少天気に左右されますが、雨でなければ十分楽しめますね。来年いかがでしょう!

確か・・・再来週信越トレイル頑張ってくださいね!!かな?

投稿: 山系ENJOY | 2010年9月 8日 (水) 01時11分

自分は今年4度目の参加になりますが、毎回ゴール後に、もう今年で終りにしよう!みんなどうかしてる、やってられるか!…が、数時間後には、来年こそはリベンジ!完全にイカれちゃてます。笑、
気になるのは毎年増えつつある参加人数ですね。800人も集まることはないと思いますが、増加している登山者のことを考えたら500人ぐらいがギリギリなのでは?村の人の忠告があるのか、白装束の姿は毎年減っているように感じます。レース中は下り優先って…このままでいいのかOSJ…

投稿: スカイらんなー | 2011年3月30日 (水) 11時36分

>スカイらんなーさん
コメントありがとうございます。(このページにも写真で登場のキャベツさんですか?)
「ある意味どうかしてるレース」の代表格かもしれませんね。参加者数急増は同意、しかも、標高かなり高いので天候次第で超危険ですね。一昨年とか全く反対側の登山口に下ってしまう人がいるとか・・・。
確かに白装束の修験者は昨年激減でした。それはそれで何だかすまない感じがしました。
今年4度目、頑張ってくださいね!

投稿: 山系ENJOY | 2011年3月30日 (水) 15時56分

…違います。ありきたりなHNですいません。
日本にスカイレースと名の付く大会はおんたけぐらいですが、もっと増えてほしいですね。富士山なら登山競走だけど、上りは吉田コースから下りは富士宮とか、日本スカイレースシリーズ(いくつかのどうかしてるレース)とか開催されないかなぁ〜小規模なマニア向けでいいから、笑

投稿: スカイらんな− | 2011年3月30日 (水) 19時51分

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