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2010年9月

2010年9月26日 (日)

OSJ安達太良山50K

「東北地方発のロングトレイルレース(らしい)!」、OSJ安達太良山トレイル50Kに参加。日本百名山「安達太良山」(1700M)は一度は登らなけれいけない山なので一石二鳥・・・かと思いきや、単純に山頂だけを目指すのと変人レースに出るのとは別次元のことといまさらながら痛感した。Adatara_262

前日はあだたら体育館で前日受付とパーティに参加。偶然、トップアスリートM月さんとお話しすることができ、「今年は山田杯中止で残念(M月さんは歴代優勝者)ですね!その分明日も頑張ってください」と一方的に声援。ついでにお前も頑張れよなと自分自身に言い聞かせる。

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前日、スタート地点下見と登山口から日の出を拝む図。 

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午前6時にスキー場をスタート。天気予報も今日一日問題なく、朝日に照らされるゲレンデや花々が何ともきれいで楽しい一日となる予感・・・。Adatara_080Adatara_085Adatara_089

今回は試走などするはずもなく、登山でも来たことがない山で土地勘もあまりないため、ほとんど手探りで進む。まずは安達太良山頂を目指すのだろう・・・。スキー場の登りは急坂が多くて相変わらず苦手。ふくらはぎに違和感を覚えながら先行き不安。そこへ、後ろから229さんが抜いていき、挨拶しながら山頂まで進む。野沢温泉トレイルで熊に遭ったところを助けてくれた229さんは仙台からの参加、安達太良山は東北地方から比較的近いので、福島宮城岩手山形などからの参加者も目立った。

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スタートから山頂まではわずか80分くらいで、今思えば何でもない登りだった。軽いウオーミングアップ程度。鉄山・銚子の滝・牛の背の分岐点から、コースは遠く銚子の滝の登山口へ下降してしまう。このあたりは雨や霧・強風だと道に迷いやすい地点とのコース説明の時に注意あり。和尚山を経て銚子の滝への下りは最初は滑りやすい藪の下りと登り、その後岩場のトレイル。振り返るとさっき登ったばかりの山頂付近の「乳首岩」が見える。あーこんなに下ってしまったと思うのはその後も続く過酷コースの序章に過ぎず・・・。

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銚子の滝付近でこの日初めての渡渉部。コース説明の時に「橋や踏み石がない沢は躊躇なく入ってしまったほうがいい」と話があったとおり、川に入るしかないのでバシャバシャと渡る。足首どころか膝まで・・・

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ようやく最初のエイドステーション「銚子の滝駐車場」。77位と聞き、なかなか好調なことに気がつく。このあたりの標高は900Mくらいなので900→1700→900と走ってきた、何だかなぁ~の始まり。そして、いつものトレラン犬がお出迎え。ぴれきちは偉いね。

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今度は再び山頂「船明神山」に向けて緩やかなのぼりが続く。リンドウを眺めたり、景色を楽しみながら、なるべく緩やかな傾斜くらいは小走りを心掛けるがやはり登りは苦手。

こちらも意外とあっという間に稜線に出る。

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素晴らしい山頂の景色。風もなく、暑すぎず絶好のトレラン日和。滑落に注意しながら山頂からの眺めを満喫する。

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今度は再び標高800Mの沼尻登山口へ下降する。吾妻連峰・磐梯山などの名峰の眺めがよく、気持ちよく走る。少し欲が出てきて立ち止まって景色を楽しむことが少なくなってきた。

磐梯山(1818M)

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奥に見える吾妻連峰(2000M)

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下りに下ってようやく第一関門「沼尻登山口」に10時30分着。関門まで約1キロのところで先行選手とすれ違うのだが、折り返し地点がまだかまだかと結構先が長い。選手同士エールを送るのが気持ちいい。

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白糸の滝を眺め、「この先は別世界だよ~」という声援の意味が良く分からずに進むと、そこは本当に素晴らしいところ。

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谷を流れる温泉源泉。一旦下の小屋まで降りて、その後正面の稜線まで一気に上がるコース。このあたりは有毒ガス注意の看板多数。立ち入り制限もあるらしい。Adatara_208Adatara_215Adatara_218Adatara_220Adatara_216

この辺りから小集団ができてきて、互いを意識したりする。引っ張ってもらったり抜いたり、ペースを作れるのでありがたい。自分は登りでモチベーション下がり抜かれて下りで挽回する派。Adatara_228Adatara_233Adatara_239

稜線手前で噂の「胎内岩」・・・岩をくぐる。ザック背負ったままだと通過が難しい。太っている人は・・・。

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ようやく、3回目の頂上「鉄山避難小屋」に到着 。どうもこのレ ースは「写真撮りましょうか?」と声をかけてくれるスタッフさんが多くて、写してくれるのでありがたい。

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鉄山避難小屋でちょうど中間点(22キロ地点)と聞く。44キロコース、根拠のない勝手な目標時刻は10時間~12時間と考えている。時刻は12時、スタートから6時間経過しているので、単純に倍と考えても12時間か・・・結構厳しいコースだな。この時点では、「あとは横向温泉下って一山登り返せば第二関門・その後は難所なくゴールか・・・」と楽観視していたが、その後の後半部がとんでもないコースが待ち受けていた。

箕輪山へ登る(往路一度目)。「見える山は近い」ので苦にならず。箕輪山へ向かう途中や山頂で折り返してきた先行選手とすれ違う。(結果的にはこの方達は相当速かった)

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横向温泉エイドステーション着。13:05。ここは25キロ地点?。一説によるとガーミン計測で30キロという選手もいた。このあたりは下見ドライブに来た際に確認した場所で、試走こそしていないけど何となく知った地でホッとする。Adatara_292Adatara_294Adatara_297

もう一分張り、鬼面山・箕輪山(2度目:復路)へ向かう。目指す山は手前左ではなく、右の奥の山、そしてまだまだその先に続く。こういう展開にもすっかり慣れた。鬼面山は親しまれた里山といった感じで子どもも登るしワンちゃんも登るよ。

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鬼面山からしばらくは道志の第二関門時間ギリギリで一緒だった方と並走して情報交換。「氷ノ山50マイルは出ないの?」とお誘いも・・・50マイル(80km)はあかんです。

ここから先がヤマ場で藪地獄。クマザサ・シャクナゲその他背丈の高い草が多い。足元見えず勾配もあるのでみんな苦戦苦笑。

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その後、14:55箕輪山頂(二度目)を経由し、第二関門「塩沢温泉」方面への下山道をひたすら下る。このあたりも小さい沢があって入って足を冷やしたり、顔洗ったり・・・。

この辺も欲出してムキになって走るので写真少なし。足の疲労がないのは褒めたい。

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16:00に第二関門「塩沢温泉登山口」へ。ここも標高900M弱。あとはここから一旦1300Mくらいまで軽く登ってから林道を下るだけ・・・。今度こそ先が見えた!心配していた日没ナイトランも何とかライト出さずに行ける見込み。

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今日は全体的に関門休憩を短く、関門で順位アップを狙う作戦で、第二関門も5分ほどで出発。食料(おにぎり1個・ゆでたまご・大福・アポロチョコ・・・)はほぼ尽きた。飲料もハイドレーションのムサシ1.5リットルはあと少しで終わりそう。まぁ最後まで持つだろう。

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と、最後の最後でアドベンチャーなコースが待っていた。普通、ロングレースでナイトランにかかりそうな後半部は林道やスキー場ゲレンデのような暗くてもそれほど危なくないところを選ぶのが人の道だと思うが、その点はさすがOSJというか、なかなかタフな区間。

崖あり鎖場あり、深い滝もすぐ脇に流れる。一本橋渡渉も数回・・・。自分はまだ明るかったから不安はないが、あと30分遅い人は下手したら大変な事態になるな(事故の 場合もレースの特性上ある程度は自己責任の範疇)。

レースで知り合った「戦友」のようなbobさん

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アドベンチャー的コースを苦笑しながら進み、ようやく林道分岐点へ。くろがね小屋は眺めるだけでそこまでは行かないらしい。このあたりで登山らしいおばちゃんたちがミニトマトと梨を配っていて、疲れた体にはこれらが本当においしかった。人生の中で今まで食べたミニトマトの中で一番かもしれない。梨は小切りだったのでもっと大きく・・・贅沢言うな。

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ひとつの目標地点「林道」に出ると、後は残り4キロ弱を下るだけ。ただ走るだけが憂鬱になって歩いてしまうと3人くらい抜かれ残念。まぁここまできたら順位も何もない。残り2キロくらいで暗くなり、ハンドライトを点灯。ザック最下部からヘッドライトを出すほどではない。後ろから来た方と二人で並走しながらゴール地点スキー場を目指す。一日の疲れ・汗を洗い流し、健闘を祝福するかのように小雨が降り始める。ゴールのアナウンスがこだまする・・・。17時55分、並走していた方と手をとり感動の同着でゴール!お疲れ様!

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<おまけ>

(1)前日25日(土)は朝から快晴で自宅から見える山々の景色もきれいで、安達太良へは混雑する東北道ではなく、関越道→北陸道→磐越道→北陸道で向かうことにする。距離にすると400km弱、東北道経由より100km以上遠回りだが、週末1,000円高速の恩恵がフルで受けられるので遠回りは気にせず。

(2)高山植物がきれい。特にこの時期見頃のリンドウは圧巻。和尚山付近・銚子の滝からの登り返し、箕輪山付近も自生していてすごい。しかし、踏まれたり折れたりするのを見ると複雑・・・。志賀高原トレイルあたりもそうだけど、もう少しランナー自身が配慮必要か・・・。(自分も参加者の一人、自分が傷つけている可能性も大なのでえらそうなことは言えない。)

(3)今回はいろいろな意味で調子良かった。

服装装備=稜線はやはり寒くて藪・泥多くて長袖長タイツで正解、靴底ソール「SuperFeet」いい感じ。

飲料=ムサシリプレニッシュ1.5リットル・ウイダー/食料=おにぎり・ゆでたまごほか完食/補給食=フラスコ(パワージェル3種にコーラ割り)

マップは受付で配られた公式ほか、アップダウンが多いレースなのでHPダウンロードの標高図切抜きが精神的に心強かった。

(4)強風・霧で名高い安達太良山も天気よく満喫。山頂だけでなく周辺登山口を網羅して最後にはアドベンチャーもあり充実感ある。距離をつないでコースを作った感じなので、レースでなければ要所要所で楽しめるトレランコースになると感じた。

(5)里山トレランと違い、高所ロングトレイルはまさに荒行で仲間も増えて楽しい。自分はこの種が好きなのかもしれないと実感。

(6)一番の懸念事項、帰りの高速運転には眠くて参る。福島県をなかなか脱せず、途中休憩を重ねて午前2時にようやく自宅に戻る。月曜日は普通に湿布臭を漂わせて仕事。

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009,9)

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特に安達太良山は高所で稜線は条件厳しくて注意

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2010年9月22日 (水)

御堂山・お天狗山

今度の日曜日の安達太良トレイル前の最終調整としてぐんま百名山「御堂山」(みどうさん)と「お天狗山」へ。

御堂山は国道254号沿いにそびえる標高878Mの典型的な里山。内山峠に抜けるこの道は何度となく通った荒船山をはじめ、ドライブの定番コースだが、御堂山とは「ぐんま百名山」でなければ完全に見過ごしてしまう山。

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9時に自宅初、下仁田IC経由で9時半過ぎには御堂山の登山口付近(西牧関所跡)に到着。駐車場が分からず、近所の商店脇に停めさせてもらい10時に登山開始。

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山と高原の地図『西上州』におまけ程度に載っているのでそれを片手に林道を歩く。あとはバイブル『ぐんま百名山まるごとガイド』が詳しいがこちらは車に残す。

林道歩き早々に困ったことに気づく。この山は「登山」の山ではない?林道といっても名ばかりでかつて林業か何かに整備された道で、落石倒木もある今では車ではまず入れない。(入っていないと思う)。

しかも、夏場でヤブもあり、きちんと長ズボンで来たことは正解、シャツ全体に草の種がひっつくのは幼き日々を思い出す。

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登山道が不明瞭ということは、獣の出現が心配されるわけで、強力な熊鈴を片手に持って托鉢僧のように歩く。鈴の音が谷に響く。登山者は最後まで誰にも会わず・・・。

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じいとばあ岩の分岐。ここまで、時間にして40分くらいだが、緊張しながら進んだせいもあってがっくり。まぁせっかくなのでじいとばあ岩によってみようと巻き道を進むが見晴しのよい場所は分からず。

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分岐に戻り、そのまま御堂山の山頂を目指す。このあたりの杉林一帯は林業で作業道のように整備された道が多いので歩きやすい。ほどなく御堂山への分岐、右手にさらに登り上げて御堂山頂へ。

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北側の妙義山がきれい。それ以外には展望少ない。

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ちょっと休んで下山、高石峠や本宿へ下る道への分岐。ここで非常に悩む。先に進むべきか来た道を戻るか・・・。基本的には先に進んで多少遠回りしてでも周回で駐車場に戻るのが自分のスタンス。

ただ、今日は登りルートだけでも登山道怪しくルートファインディングのような感じなので、ここから本宿方面への道がどうなっているのか全く検討つかず。おまけに高石峠という方面も手元の地図では道はない・・・。第一、来た道を戻ることさえ難儀する予感。

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結局、しばらく悩んだ結果、本宿方面へ進んでみることにする。実際、杉林の中にはっきりとしたコースがあり、しばらく進んだ地点には「高石峠」「本宿」への立派な道標も発見しホッとする。本宿コースは「難所」とある。

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赤テープにも支えながら快調に下れると思ったのもつかの間、沢沿いで道は不明瞭になり、往路で通ったわけではないこのコースを推測で進むのは危険すぎると判断して引き返すことにする。快調に下った激坂は今度は激上りになる。

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約30分のロスの後、おとなしく往路を引き返すことにする。山頂からじいとばあの分岐までは道は開けているのに、「林道」から登り上げる間がとてもわかりにくい。

往路で何度も振り返りながら帰りに備えたので大きな道迷いにならなかったが、それでも、何度もコースアウトしてしまい、緊張の連続。

林道に出て、集落が見えたときは正直ホッとした。

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<反省>

A ネットで調べる限りでは道不明瞭とはそれほど書かれていないのに、どうして苦労したのか・・・理由は夏だからなのか、自分が臆病なのか?。一因は「ヤブ」で苦労、ただ、残雪や落葉の季節もそれはそれで迷いそうな山だがほかの人は平気なの?。

B 登山の定番『山と高原の地図(昭文社)』は里山を対象としていないので、今回もあまり当てにならず、詳しいガイドを持つか、コピーして携帯すべきだった。バイブル『ぐんま百名山まるごとガイド』には

アドバイス=「コースは時間的には短いが特に整備された登山道がないので、地図をある程度読みこなせる人向き。特に山頂付近は稜線がはっきりしないので注意が必要」

としっかり書かれている。また、高石峠に続く道の様子も書かれているじゃない。

C 強力熊鈴を持参して正解、また、長ズボンも大正解(こんなの常識か)

D 御堂山といえば「じいとばあ岩」という奇岩で有名らしいが、稜線からちらりとしか見ていない。気持ちの余裕がなかった。いずれ別の季節にじいとばあを見に行かなくては・・・。

登山口10:00→じいとばあ分岐10:50(15分くらい往復)→御堂山11:15→高石峠・本宿分岐11:40→(道迷い30分)→御堂山分岐12:10→登山口12:45

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そして、午後は甘楽の「お天狗山」へ向かう。

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こちらも典型的な里山でちょいちょいちょいと舐めていたらまたしても苦戦。

「轟登山口」ではなく、比較的マイナーな「白倉登山口」を選んでみたのはいいが、登山口までの細い車道で少しハラハラ、その後も午前中の御堂山同様、ヤブ多く、獣遭遇の気配も多くて何となく不安、少しひやひやの単独行だった。

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山の地図には載っていない「お天狗山」は奥の白倉神社が目安になるらしい。今日は白倉神社までのヤブ道で多少疲労、午前中の御堂山の精神的疲労も重なり、白倉神社から先を躊躇する。地図なく、ガイド本も車に置いてきてしまい、「白倉神社から山頂まで3キロ1時間」というフレーズだけが頭を駆け巡る。しかも、お天狗山の標高すら把握していない。確か600いくつか、いや800か・・?

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手元の時計で白倉神社の標高が600Mなので、600M台ならもうすぐのはずだが、どうしても「白倉神社から山頂まで3キロ1時間」というフレーズが頭から離れず、時間も3時と遅くなってきたので今日は諦めて引き返すことにした。

信仰の山である「お天狗山」は登山道(夏場はヤブも多い)途中に石仏もたくさんある

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あっという間に林道脇の駐車スペースに戻り、ホッとしてガイド本を確認すると・・・

「車道終点から白倉神社まで約3キロ1時間」、しかも、「天狗山の標高は667M」「白倉神社の(正式な)標高は630Mとある。

な~んだ、白倉神社「まで」1時間で、神社から山頂までは標高差40M、あと15分くらいの地点まで登っていたんじゃないの!あ~またやり直し、つくづく己の小心者ぶりに嫌気がさした。

林道駐車スペース14:00→白倉神社14:35→10分熟慮し下山決める→林道駐車スペース15:05

<反省>

今月の『山と渓谷』で西上州の山々が特集されているけど、里山といっても岩場や沢伝いも多く、なめてかかったら危険。今日も少々反省の山行…。

せめてもの救いは、帰りに寄った坂口鉱泉でふろでゆっくりできたこと。水風呂もあって山の帰りにはいいかもしれない。650円。

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009,9)

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2010年9月20日 (月)

山の特集番組が続く

地デジ隊の陰謀か、9年間使ったアナログ/巨大ブラウン管テレビが夏前に壊れ、しばらくテレビがなく過ごした。

もともと、テレビをほとんど見ず、主にDVD放映用だったので、そのままなくてもいいはずだが、野沢温泉トレランの放送が決まり、トレランDVDの鑑賞も全くお預けというのは酷で、ついに薄型テレビとブルーレイ録画機などを買ってしまった。完全に地デジ隊の思う壺・・・。

しかし、実際に使い始めてみると、気軽に録画予約できてハードディスクに適当に残せる録画機は非常に便利。とにかくHDDに残せばいいので賢い。

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ところで、最近のNHK-BSはすごい。特に「ハイビジョン特集」やらの映像技術は文句なしで、最近頻繁に放映される山岳特集は圧巻、テレビが視聴率度外視して本気になるとこれほど素晴らしいものか・・・と。

<終わってしまった感動の番組>

『モンブランが心の故郷~女性クライマー 垂直岩壁をゆく~』 9/16

『特集 山野井泰史・妙子夫妻のグリーンランド白夜の大岸壁に挑む』 9/20

→いずれもクライマーに密着取材。岩壁のクライミングにまで横から下から、上から空撮まで密着しすぎで、相当のカメラワーク。番組内容はカトリーヌ女史・山野井夫妻ともにもう何もかも悟ってしまっている超人的世界で、見ている小市民は「苦笑い」しか出ず、「何じゃこりゃ~!」の連続。

ただ、悟っている人の一言一句は人間的に参考になる。自分も奥さんも山野井夫妻の考え方が好きで、雑誌やメディアでたまに登場するので、ちょっと注目してる。

『凍』の山野井夫妻     ブログ「山野井通信」

余談:同じエベレストや無酸素登頂といっても、最近、ネットで話題を集める某若手登山家は目的意識や行動の客観性や判断力が未熟で足元にも及ばず・・・と思う。(週末登山程度の自分を棚に上げてえらそうに評論させていただき失礼。)

<これからの特集番組>

◆9月22日(水) 10:00~11:50
 ハイビジョン特集 日本の名峰 北アルプス

◆9月22日(水) 15:00~16:49
 ハイビジョン特集 日本の名峰 ふるさとの富士

◆9月23日(木) 10:00~11:50
 ハイビジョン特集 日本の名峰 富士山・西の山々

◆9月24日(金) 10:00~11:50
 ハイビジョン特集 日本の名峰 日本一の山々

◆9月25日(土) 10:00~11:29
 ハイビジョン特集 日本の名峰 剱岳測量物語~明治40年「点の記」~

◆ハイビジョンスペシャル「鳥海山 恵みの雪 いのちの水」
 チャンネル :BShi  放送日 :2010年 9月22日(水)
 放送時間 :午後3:00~午後4:40(100分)

◆ハイビジョン特集「大雪山 雪が育む神秘の高原」
 チャンネル :BShi  放送日 :2010年 9月23日(木)
 放送時間 :午後3:00~午後4:30(90分)

◆ハイビジョン特集「霊峰立山に生きる~奇跡の鳥 ライチョウ~」
 チャンネル :BShi  放送日 :2010年 9月24日(金)
 放送時間 :午後3:00~午後4:30(90分)

手軽に録画できるようになり、だらだらテレビを見るというよりも、本当に見たい番組を録画してみる流れになった。

雑多な芸能番組は人々の知能低下を招くので淘汰。ニュース・情報番組も世論誘導や視聴者の顔色伺ってばかりでうんざり。

いいぞNHK。ハイビジョンな映像で何とも素晴らしい景色を楽しませてください。

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2010年9月18日 (土)

出場レース予定更新

ふと思い立って、サイト右側の「出場レース予定」(結果を含む)を更新してみた。

富士登山競争、ハセツネといろいろ刺激になる話を見聞きするので、1年がかりで目標を決めてモチベーションを高める作戦。備えあれば憂いなし。

http://climb100.cocolog-nifty.com/akagi/race.html

■初参加予定として・・・

○フロストバイトロードレース ○スノーシューレース(水上大会) ○北丹沢耐久レース ○富士登山競争(五合目コース) ○つくばマラソン

■恒例として絶対に外せないのは・・・

◎安政遠足 ◎おんたけスカイレース ◎山田昇杯登山競争大会 ※大幅リニューアル見込み ◎ぐんま県民マラソン

■ある意味、個人の希望とは別次元の問題・・・

☆東京マラソン2011 ☆日本山岳耐久レース(ハセツネ) ※リベンジ

いずれにしても、ご一緒の方、宜しくお願いします。ただし、あくまでも現時点でのイメージトレーニング程度の思考なので、断りなく不参加でも責めないでください。そして、5月の道志村は・・・う~ん、関門時間に追われるあの辛さは今のところやっぱり勘弁かなぁ。

おまけとして、末端に「目標」みたいなものを宣言してみました!

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2010年9月16日 (木)

テレビ放送予定

■ BIG RUN 2010 大自然と闘った勇者たち ■

山道をランニングで駆け抜ける山岳耐久レ―ス「トレイルランニング」。長野県野沢温泉で開かれた過酷なレ―スを競技の魅力と共に紹介します

BS朝日: 9月19日(日)16時00分~16時55分

---【番組内容】---
山道をランニングで駆け抜ける山岳耐久レ―ス「トレイルランニング」。
長野県野沢温泉を舞台に開かれた大会は全長65km、累計標高差4100mという大自然を生かしたコ―スを24時間で走りぬく過酷なレ―スだ。
急峻な山々を利用した上り下り、険しい山道や鎖場、温泉街などのコ―スが選手を待つ。今回、アスリ―ト芸人・玉袋筋太郎が、自らレ―スにエントリ―。レ―スの過酷さと魅力を臨場感たっぷりにリポ―トする。
---【出演者】---
玉袋筋太郎、冨岡美希(長野朝日放送アナウンサ―)

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番組は7月18日の野沢温泉トレイルの様子。

4位入賞のK原さんの勇姿はきっと見られるだろう。参加者数も意外と少なかったので、不肖僕らトリオ(山系-ザスパ君-板橋の新河岸さん)もテレビカメラが気になって仕方ない田舎の小学生みたいに玉袋氏の後ろをチョロチョロしていたので、どこかで映っている・・・はず。

「BS朝日」とちょっと渋めのチャンネルで見られる方が限られてしまうけど、興味のある方はぜひどうぞ!

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2010年9月11日 (土)

安達太良山ドライブ

福島県安達太良山へドライブ(という名目の下見)。夏場のこの時期、週末山行が続きちょっと…なので奥さんのご機嫌を伺ってみる作戦。

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北関東道・東北道を経由して群馬から3時間半、二本松ICから岳温泉に到着。西那須野塩原ICまでは車多いが、それ以北はガラガラ。ただ、那須から先が遠いな~と。

まず、岳温泉観光協会に立ち寄ったら、早速地元の方(レースにも参戦するらしい人)に声をかけてもらい、前日の流れやコース状況を聞き、いきなり有力情報を得る。

①パーティ会場となる予定の体育館は温泉街入り口のファミリーマート裏で付近には宿がいくつかあるらしい。

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②スタート地点は温泉街ではなくて車道を4キロくらい登ったスキー場だという話を聞いた。これは結構ポイントかもしれない。ただし、これは未確認情報(チラシでは「温泉街」とある)で、事前書類で確認が必要・・・。

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③今日はあくまでもドライブなので、山に入ることはなく、前半の銚子ケ滝・沼尻登山口はカットして、エイドステーションの横向温泉へ先回りしてみる。たぶんこの辺り。

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④第二関門の馬返にとっつく塩沢温泉登山口

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以上、「試走」とは程遠く、コース状況というよりも、エスケープルートの事前確認のような下見になった。

「なんだ、やっぱり下見なんじゃん!」という同乗者の声をよそに、裏磐梯・猪苗代を軽~く見て磐越道・関越道で戻る。

3つの百名山(安達太良山・吾妻山・磐梯山)付近はなかなかの絶景で本番が楽しみ。

ただ、この日は風も強く当日は天気(雨・ガス・・・)とともに、風と低体温がネックだと思う。去年夏に登った両親の様子でも風が強かったらしい・・・。

とにかく、今日は満足のいく下見、じゃない、ドライブでした。

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2010年9月 9日 (木)

おんたけリザルト編

待っていました!「おんたけスカイレース」のリザルトが公開された。

http://www.powersports.co.jp/osjtrail/10_sky/index.htm

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これ、去年もそうなんけど、第一関門(田の原)・第二関門(御嶽山頂)・第三関門(御嶽山頂:復路)・第四関門(田の原:復路)の通過タイムとゴールタイムが掲載されていて真面目に分析してみるとなかなか興味深い。

自分の前後10分の人に印をつけて経過を見てみる・・・。ほぼ同じタイムで第一関門を通った人でも、1時間前にゴールしている人がいる。(逆に、自分は前半抑えてみたので、後半巻き返しできていることも実感し、わずかながら自己満足も・・・)

第二関門を自分の後ろから通過した人で先にゴールしている人はいない。(ゆっくりペースで自分の前にほぼ過半数が前半登りで先行されているということと、反面、後半ではほとんど抜かれていないかな?)

ただ、完走者478名中の***位(=64%)のところにいるんで、結局、いつものトレランレース目標の「完走者の50%以内」はぜんぜん達成できず・・・。

ちなみに、制限時間内最後の方は10時間59分48秒で男女同着。残り12秒でのゴールとは何とも感動的だが、あれれ?桶川一族の知り合いの方々じゃない!ゴール見届けたかったな~。

ビッチリと印刷された細かな表に、夢中でカラフルなマーカーを引いて頭抱えて考える姿に、「あら山系さんたらお昼休みに何やら熱心に分析始めてるわね~不思議な人ね~」とか。

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2010年9月 7日 (火)

荒島岳(福井県)

9月7日(火)夏休みの北陸山行の二日目は福井県の荒島岳1523Mへ。前日の様子はこちら。 日程的には、日本海から福井県に台風が上陸する前。この日はあまりに快晴で台風のことなんか頭にはなかったが・・・。

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前泊地は大野市の中心部の旅館扇屋さん。予約なしで泊めてもらったにもかかわらず、1泊2食温泉付でゆっくりと休むことができたので感謝。

で、翌朝早起きして近くの越前大野城のある公園に上ってみる。昨晩、風呂場からライトアップを見て気になったこの城(たぶん復元)は、もともとは由緒あるらしい。大野市一帯は城下町として栄えた(らしい)。

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早朝の公園にはウオーキングの中高年で賑わう。もちろんラジオ体操組もどの地方にいっても一所懸命。

今日これから登る荒島岳は麓の大野市のどこからでも見える象徴的な山だそうで、散歩のおじさんに話しかけてみたら、荒島岳のことをいろいろ教えてくれた。

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お、ここまで来てぼんネコか?いや、似た別ネコだ・・・。ふぅ~。

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8時にカドハラスキー場登山口。登山者の車はなし。目の前にスキー場の急斜面が広がる(が、おんたけや野沢温泉に比べれば猫の額のような小さな小さなスキー場で、傾斜もそれほど気にならず・・・)

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リフト跡へ。麓の駐車場や行動も見渡せる。目の前にそびえるのが荒島岳だろうか?と、実際にはそんなに甘い話はなく、荒島岳はその山の先の先・・・。

そして、樹林帯はブナばかり。熊多そう。

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意外と山深いことに気づく。水もペットボトル2本しかないので不安になる(結局、親父の1本とビールも1缶分けてもらいハメ)

なかなか分岐に着かず、一面ブナ林の中登りあげる。

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ようやくシャクナゲ平分岐。ここからすぐには山頂に向かわず、汗びっしょりのザックとTシャツをデポして、小荒島岳へ。小荒島からの荒島岳展望。意外と遠そう。

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分岐まで戻ってから荒島岳方面へ。マップのコースタイムは1時間の急登。「もちが壁」と呼ばれるクサリ場やハシゴもあるが、積雪や雨上がりでもなければそれほど危ない気はしないが・・・。

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尾根まで来ると高山植物がきれい。リンドウ。

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そして11時に山頂を踏む。なるほど大野平野が眼下に見渡せて素晴らしい。昨日泊まった宿、大野城はあの辺りか、越美北線の田舎らしい駅はあそこか・・・と。

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しかも、別方向には昨日の白山の山々がガスの中に見え隠れしてさらに感動!

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すっかり秋のような涼しい風が吹く山頂で一休みし、あとはスキー場に下るだけ、登山カードに8時入山→12時半下山予定とかなり無理を承知で時間を記入してきたので、目標どおり12時半目指してカモシカで駆け下りる。

リフト跡を経由し、熊警戒しながら無事に駐車場到着。12:37分。その後、水浴びしてからは急いで、九頭竜ダム→白鳥→高山→平湯→安房トンネル→松本→上信越道→群馬と400キロ近く車を走らせ無事に夏休み山行を終了した。

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<所要時間> ※かなりのカモシカ山行

カドハラスキー場8:00→リフト跡8:30→シャクナゲ平9:45→小荒島岳10:00→シャクナゲ平10:20→荒島岳11:00~11:15→シャクナゲ平11:40→カドハラスキー場12:37

<おまけ>

◆下山中、ブナ林の中の休憩所でこの日初めてのハイカー遭遇。地元福井のご夫婦で、群馬ナンバーの僕らのことも「遠いところを・・・」と気遣って周辺の山情報を教えてくれる。聞けばもう一人、百名山めぐりのハイカーが先行したみたいだが、思いのほか山が深くて帰りの電車の時間もあり途中で引き返したらしい、それなので自分らは会っていない。百名山荒島岳もこの日入ったのは3組5人だけか・・・。

◆荒島岳はとなりの石川県出身の深田久弥もひいきした「気品のいい山」だそうで、物凄く高いとか険しいところではなく、なるほど、地元の人に親しまれている感じ。里に暮らしていて季節を感じることができる山(みたい)

◆しかし、そうは言っても、ネットなど見ると遭難(主に冬山や春の残雪)もよくあることが分かる。夏でも遭難・滑落の報道がある。

今年8月には同じ登山口から登った伊勢崎市の方(60)が亡くなっている。偶然とはいえ、遠く離れた北陸の山で、つい先日同郷の方が命を落としていることは複雑な思いでした。ご冥福をお祈りします。

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009,9)

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2010年9月 6日 (月)

霊峰白山(はくさん)

夏休み山行として、親父とともに北陸の百名山「白山(はくさん)」「荒島岳(あらしまだけ)」を目指す。夜行入りで1泊2日の日程・・・。ちなみに去年は南アルプス(農鳥岳~間ノ岳~塩見岳~北岳)の縦走(天候不良)だった。

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9/5(日)17時半に群馬を出発、上信越道・北陸道を経由して金沢西ICから登山口となる白山温泉「市ノ瀬」に到着。ここから別当出合駐車場までは翌朝シャトルバス利用かと思っていたら、車両規制は日曜の正午までで、幸いなことに車で別当出合まで入ることができた。23時50分到着してテント泊。満点の星空。

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6時に別当出合から砂防新道を登る。「砂防」の名だけあり、険しい谷の大規模な河川工事がさかん。

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中飯場を過ぎた辺りからヘリコプターの爆音が轟く。山の上に向かったり、渓谷を戻ったり・・・。時刻は6時半、夜が明けるのを待って遭難者の捜索再開なのかと思っていたら、ヘリはかなりの大型機で、なおかつ、ロープを垂らして旋回する。どうやら荷揚げのヘリらしい。しかも、麓と山を頻繁に往復しているので、山小屋への物資搬送ではなくて、工事資材の輸送らしい。

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ヘリを見ながらワクワクして登山道を進むにつれ、あっという間に標高もあがりヘリとの高度差がなく近くなり、かなりの迫力なので写真を撮ったりして、追いかける。

甚之助避難小屋ではトイレや小屋の改修工事をしていて、その資材運搬でヘリが降下するという看板もある。聞いた話では、今日は30往復くらいする予定らしい。ネットで仕様説明とかみると、この機の積載可能重量は3.5トンとあるので、工事に使うパワーショベルなどの重機も容易に運ぶのだと思う。

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普段、これほど近くでヘリを見ることはなく、学生の頃には暇な時に空港に行って旅客機の写真を撮るくらいのマニアだったりするので、あまりのド迫力に小学生のように少々興奮して、デジカメの動画モードで追い続ける。画像が荒いがYoutubeにアップしてみる。

<1>谷から急浮上していく~資材はゴロゴロした石の模様~

<2>甚之助避難小屋手間の登山道から真上を行くヘリ

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<3>甚之助避難小屋を過ぎた登山道から一部始終を眺める~資材の投下(分離)は通常一瞬で済むのだけど、この回は麓に下げる物品があったようで、小屋工事の現場担当者とやり取りしながら、帰りの資材をくくりつけて麓に戻る。

そして、識別番号と「中日本航空」を頼りに家に帰ってネットで検索してみると・・・、

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登録番号:JA9965, 初年度登録:1989.08.11. 機種:アエロスパシアルAS332L1, 製造番号:2174. 所有者/使用者:中日本航空(株), 定置/常駐場:名古屋空港

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そんなこんなでヘリに見とれていると、あっというまに標高も稼ぎ、甚之助避難小屋を経由して延命水も通り越して、観光新道との出合となる黒ボコ岩に到着。森林限界を過ぎたこの辺りは景色もきれいで高山植物(トリカブトやキキョウ)もまだまだ見頃。

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黒ボコ岩から先は比較的なだらかで、弥陀ヶ原から室堂を目指す。室堂センターで少し情報収集して、すぐに白山山頂(御前峰)を目指す。この辺りも高山植物がきれい。振り返ると山小屋の赤い屋根がきれい。

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10時に山頂へ。遠くの山々の景色はガスで見えないが、剣が峰、大汝峰(おなんじほう)など近くのお鉢めぐりはきれい。血の池やら千蛇ケ池など火山口がいくつかあり、先週の御嶽山のお鉢をコンパクトにしたような感じ。

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親父との毎度強硬な山行では、簡単なお鉢まわりで済ませるわけには行かず、大汝峰(おなんじほう)を登り上げて展望を満喫、その後、釈迦新道・七倉山方面の分岐を回り、お池周りをして室堂に戻る。途中雪渓あり、高山植物きれいでもあり、すがすがしい気分。

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チングルマがきれい

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ライチョウかと思いきや、ホシガラス。ちなみに、白山は何となくライチョウが多いようなイメージをしていたが、実際には70年ぶりにつがいが発見されたことが近年の大きなニュースとなるくらい、生息は極端に少ないと知る。赤いナナカマドもきれい。

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お池周り周辺は高山植物が実にきれい。ナナカマドではなくひょうたんの形をしたヒョウタンボク・・・。タテヤマリンドウ、イワギキョウ・・・。

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復路は往路の砂防新道と反対側の尾根である観光新道を利用する。こちらは尾根道が多く、日当たりもいいせいか、高山植物がかなりきれい。ハクサンフウロ・イブキトラノオ・マツムシソウ(濃い紫~薄いピンクも)・リンドウ・・・。

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殿ケ池避難小屋を経て別当坂分岐から駐車場へ最後の下りを急ぐ。あとで市ノ瀬登山センターで知った話では、この日の午前中にここで熊が出たらしい。

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無事に駐車場到着。ヘリコプターに興奮して写真や動画を撮りまくったので、電池切れ。

<所要時間> ※若干休憩含む かなりカモシカなので参考にならず

別当駐車場6:15→中飯場6:45→甚之助避難小屋7:45-7:55→延命水8:40→黒ボコ岩8:45→室堂9:05→御前岳9:50-10:20→大汝峰11:05-11:15→七倉山分岐11:35→お池の雪渓12:00→室堂12:25→黒ボコ岩12:45→殿ケ池避難小屋13:15→別当分岐13:55→駐車場14:40

<おまけ>

その日のうちに翌日の予定地、荒島岳の麓である福井県大野市へ移動。田園風景の中、郊外に大型店舗やコンビニも少なく、車も人影も少ないような気がする、北陸の味のある城下町。

JR西日本越美北線「越前田野」駅より、荒島岳を望む。ちなみに当駅時刻表を見て本数少なく驚き!「九頭竜線」の愛称で親しまれている(らしい)。鉄道もマニア。

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※夏休み二日目の「荒島岳」は後日に続く

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009,9)

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2010年9月 5日 (日)

ツキノワグマ注意報

ニュースを聞いていたら、群馬県が「ツキノワグマによる人身被害の防止について」という注意報を出したらしい・・・。

報道資料

http://www.pref.gunma.jp/cts/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=97573

クマ対策

http://www.pref.gunma.jp/cts/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=23269

↑これはあくまでも熊被害の情報であり、サイト内をよく読むと、「県内におけるツキノワグマの目撃状況は、8月31日現在104件であり、平成21年度の同時期の約2倍となっています」だって!

今年は猛暑の影響なのか、人里近いところで子連れのクマが出没することが多いみたい。

自分の勝手な感覚だと、玉原武尊(ほたか)はブナ林多くて有数の地帯、谷川岳あたりも遭ったという知り合いの話も多い。碓井霧積あたりも多く、地元の人にクマ肉を見せてもらったことがある。尾瀬もブナ林が多くていかにも多そう・・・。

県のページ見ると黒保根や桐生の里で襲われたという報告が多い。赤城の駒ケ岳で母子クマというのは少し意外で驚く。

結局、県内どこの山でも要注意ということか・・・。

<参考>

■ 野沢温泉トレランで 遭遇したツキノワグマ 

■ 尾瀬保護財団

http://www.oze-fnd.or.jp/main/banner/kuma/kuma1.html

尾瀬保護財団のページには目撃情報のPDFファイルがあり、かなり情報が載っているんだけど、このあたりのクマは人との遭遇が多いのか、「こちらに気づくと慌てて逃げていった」「立ち去った」「そのまま草を食べていた」とかいう報告が多い。

やはり、「カーブ曲がってばったり遭遇」だけは避けたいな。

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2010年9月 4日 (土)

荒山でイノシシ

今日は山々の景色が良く見渡せた。ここ数ヶ月で一番というくらいで西上州~荒船~谷川連峰~榛名・子持・赤城~足尾の山々…夏にしては展望いい。

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そんな日はじっとしていられず、用事を済ませて夕方3時から赤城へ。こんな時間から山に入るのはどうかと思いつつ、強力ライト2つと非常セット携帯して、森林公園からとりあえず荒山高原。

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時間が限られるので鍋割には寄らず、今日は荒山を周回。途中、芝の広場でMTBの人に会う。都心から前橋駅まで輪行して来て赤城の山道を少し回って帰るらしい。トレランも賛否両論、個人的にはMTBもなかなか理解を得られないのでは……かな~?

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振り返ってみると、今年の冬は雪の荒山には登っていないのでたぶん、去年5月の赤城山トレイルランニングレース以来 になると思う。ちなみに、本格的な登山靴を買って初めて山登りに来たのも、確か真夏の霧の荒山だった。

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荒山下のひさし岩あたりでかわいい「うりぼう」2頭に遭遇する。が、家に帰って奥さんに話したら、体長70センチくらいのやつは「うりぼう」とは呼ばないでしょ…?えっそうなの?言われてみれば紛れもなくイノシシか・・・。

目が合ってしばらく静止していたので写真を撮ったんだけどぶれた。後ろからゴソゴソやってきたやつは母さんじゃ困るなと思ったら兄さん(?)で弟を引っ張って慌てて走っていった。ちなみに3年前に青年の家近くのトレイルで遭遇したイノシシ夫婦は物凄くでかくて怖いくらいだった。

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荒山を下れば、後は芝の広場に戻って森林公園に下るだけ・・・。ちょうど2時間で駐車場に戻る。

森林公園駐車場14:50→芝の広場15:20→荒山高原15:30→荒山山頂16:00→南尾根東屋16:20→芝の広場16:30→森林公園駐車場16:50 

◆最近、入山時刻が遅いのは問題。ホームコースとはいえ、そのうち痛い目にあうんではないかと懸念。

◆鏑木さんも何度も通ったというこの辺りのコースはいつ来てもなかなか感慨深い

◆入山前、駐車場先の林道入口でドアを開けたままの不審な車両ありビビル・・・不法投棄?仮眠?カップル?

<おまけ>

駐車場に戻ってから10月の赤城トレランレースの新コース確認を兼ねて様子を探ってみた・・・(森林公園駐車場~大穴のブナ往復15分くらい)

赤城青年の家からオリエンテーリングコース~赤芝~森林公園までは第1回から3回までとほとんど変わらないので省略・・・。森林公園から先、赤城温泉までが新コースとなるはずだが、大会地図ではよく確認できない。<A>ロードなのか、<B>登山道なのか?勝手な推測で訪ね歩く。

<A>森林公園駐車場から、崩落通行止め中の大穴線という林道を進むのか

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ピンクテープがあるが工事用か何か不明。ちなみバリケード間で崩落らしき場所はないが、かなり前から通行止めの様子。

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<B>全く別の発想で、荒山登山口から登山道を入って芝の広場まで行って赤城温泉への分岐から登山道を下るのか・・・こちらはマップにもしっかりとコースが明示されている。しかし、大会要項ではそう読み取れない?

大会HP ttp://www.akagi-trail.com/

芝の広場 ~ここで大の字で寝るとすごく気持ちいい~

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赤城温泉への下山コース

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009,9)

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