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2010年12月 6日 (月)

浅間山外輪山 登山

12月に入っても温かく、前橋から見える浅間山も先週の真っ白な雪景色から一転して雪が解け始めたので浅間に行ってみる。

今年は6月・7月に計画したトレラン練習がともに雨で中止になってしまい、一度も浅間に来ていなかったので、冬間際で棚ぼたのように来られたのは本当にうれしい。昨日の夜から少し興奮気味だった・・・。

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

2010年12月のこの日はたまたま天気よく雪も少なかったので、同じ時期でも全然様子が違うので注意が必要です。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009,9)

  

さて、8時前に前橋を出て、9時20分には浅間山荘天狗温泉に到着。駐車場には車がないので誰も登っていないのだろう。先に駐車費用500円を支払って山荘の方に挨拶。

今日はどの靴で行こうかな・・・と。一番右のランシューズはないだろう・・・。山荘の毎度かわいいワンちゃ んに決めてもらおう。

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協議の結果、今日はトレランシューズでなくて「登山靴」に決定

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登山届に記入して9時40分に入山。一の鳥居あたりからは日陰で積雪がある。

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不動の滝も氷柱ができはじめているけど、真冬になればこんなものじゃないだろう。

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二の鳥居を過ぎたところで、恒例の薪運びの時間となる。

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昨日は歩荷(ボッカ)訓練で鉄アレイを10kg背負って走ったばかりなので、鉄アレイやって薪を背負わないわけにはいかないだろう・・・と考えて快く積める分だけ薪を用意する。さながら二宮金次郎か・・・。

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森林限界を過ぎ、カモシカ平まで来るとポカポカ陽気で気分も高揚。この地でのカモシカ遭遇率(※独自調査)は50%を超えるので、今日もカモシカに逢えるだろうか・・・。

そうこうしているうちにあっという間に火山館に到着。今日はお休みだった。

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火山館から数分で湯の平に出る。左手に草すべりを眺める。日陰斜面で雪が多い・・・。「草すべり」はこの前の南木佳士氏の短編集の地。

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火山館・湯の平から上は吹き溜まりにはかなりの積雪あるが思ったほどではなく、浅間山(前掛山)も例年ほど雪がなく登ろうと思えば登れる感じ。

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やっぱり気になるのは復路予定の草すべりの下りの雪。遠めに見る限りかなり白いので無事に下れるのか不安を感じてくる。

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せっかくここまで来たので、前掛山はともかく、Jバンド上から北側の嬬恋方面を眺めないわけにはいかない。幸い、Jバンドへの急登は南斜面で雪はほとんど見られない。

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Jバンドを登りきると・・・そこには嬬恋村の素晴らしい展望が開ける。間近に見える四阿山(あずまやさん)見事。黒いのはたぶんキャベツ畑なんでしょうね・・・。

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北アルプスの雪景色も実にきれい。この季節ならではの絶景。

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やはり思惑通り北側の展望が開けてJバンドを登った甲斐があった。しかし、このあたりは標高2300Mくらいで風が強く、雪も多い岩場。

おまけに朝から誰にも会っていないので緊張感・不安感が増す。このまま引き換えそうか、この前の「課外授業ようこそ先輩」で嬬恋村の子ども達が登っていた蛇骨岳くらいまでは最低でも行ってみようか、積雪岩場の単独行で危険はないか?など葛藤が続く。

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今日は雪に備えてアイゼン(軽アイゼンではなく大型のしっかりしたやつ)を持ってきているのでとりあえずの心配はないといえばない。防寒対策も今のところ万全。

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アイゼン装着してとりあえず蛇骨岳目標に進むと、仙人岳を過ぎたところでおじさんに会う。本日の第一ハイカー発見とばかりにかなりホッとして話し込む。

地元小諸在住のその方に遠方の山々を教えてもらい、富士山も双眼鏡で眺め、単独山行のこと、トレランのこと、いろいろで話が弾む。とにかく、人に会えてよかったし仙人岳往復というその方の存在は何かあったときにも心強いと感じた。

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北側には相変わらず嬬恋のキャベツ畑が広がる。万座や草津も近い。テレビに出ていた嬬恋東小学校は見えるかな?

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その後、蛇骨岳の手前から黒斑山頂まで、長野市の女性も単独行を楽しんでいて会話が弾む。山の植物の話なども聞いてみて、雪のこの時期に(わざわざ)登る人は地元の人か無雪期に何度も通いなれた熟練者であることがよく分かる。

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黒斑山を過ぎて、一番心配していた日陰斜面の草すべりの積雪箇所も思ったほど危険ではなく、前方に転ぶことだけは避けるよう慎重に下って湯の平に出る

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この辺りにカモシカがいるはずなんだけど・・・

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振り返ってもう一度草すべりに別れを告げる。昨日一昨日の週末に上り下りした人もいるようで、結構踏み跡があった。

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ここまで来れば一安心。あとは火山館を経て浅間山荘に戻るだけ。約1時間の行程。

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そして、復路のカモシカ平にて・・・・・・・・・む??

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谷の向こうから視線を感じる・・・・・お!

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わ、キタ━(゚∀゚)━! ←こういう顔文字は一番軽蔑するので使いたくないのですがこのときの気持ちを○タク風に表すとまさにこんな感じ!

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しかし、いつもの出没場所とはいえ、よく見つけたな・・・。別アングルからもう一度。

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と・・・しつこくていつもあらゆる動物に嫌われるタチなので、これ以上の追跡は自重。それにしてもカモシカ君もこちらに関心があったみたいで微動だにせずきょろきょろ。

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帰りは走りたくなるような気持ちのいい登山道を満面の笑みを浮かべてひとりニヤニヤしながら下る。

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山荘の動物達(ワンちゃん・馬×3ほか・・・)は適当に自由に暮らしていて毎回会うのが楽しみ。

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<所要時間>

浅間山荘登山口9:45→不動の滝10:20→カモシカ平10:55→火山館11:10→湯の平11:15→前掛山分岐11:30→Jバンド上12:05→仙人岳先(休憩)→蛇骨岳13:05→黒斑山13:25→草すべり下山口13:40→湯の平14:00→火山館14:15→カモシカ平14:20→浅間山荘15:10

 

<振り返りと課題>

・冬期かつ平日で完全に登山シーズンをはずれて人が少ないので満喫できる反面、率直なところ、緊張しながら進む場面のほうが多かった。特に、Jバンドからぐるっと回って草すべりを下りきるまで、今日は火山館にも誰もいないので、何かあったときでも麓まで戻らなければいけない。

・大は小をかねるので軽アイゼンでなく大きいのを持ったのは正解。おかげで草すべりの不安もかなり和らいだ。防寒対策もまずまずうまくいった。

・食料用意課題。あまり考えずにおにぎりひとつしか持って行かず、積雪で体に負担かかりあやうくハンガーノックになるところだった。反省。

・エスケープは湯の平往復かJバンド往復か、最悪の場合は黒斑山から車坂峠に下山して徒歩かバスかタクシーかヒッチハイクかで山荘まで戻ればいいと考えていたが、実際それはかなりロスが強いられる。

・登山靴選択は大正解。雪ありグリップ必要あり、トレランシューズではまずかったと思う。

・蛇骨岳も黒斑山もよく考えてみたら「ぐんま百名山」のひとつになっている。

・この日にここを選んだのは、この前に南木佳士氏のテレビを見たのと、嬬恋出身の世界的なスカイランナーキャベツさんと山楽走祝賀会でお会いし、彼を育んだ地を久しぶりに眺めたかったのと・・・この春に急逝した母ちゃんとみんなで何度もハイキングに来たなぁ・・・と。

期待したとおり、雪山独占、温泉独占、景色独占、大満足の山行だった。また春になったら遊びに来ましょう、そうしましょう。

 

<お願い≒余計なお世話>

このあたりはトレラン練習にも最適のコースで、富士登山競争の練習で前掛山を駆け上る人も少なくないと聞くが、春~秋は浅間山荘からの入山者も多く、その先のJバンド~黒斑周回は中高年ハイカー多いのでヒンシュクを買わないよう注意したい。最低限、挨拶やゴミ拾いなど誠意を・・・。

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009,9)

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コメント

こんにちは。

無事下山されたようで何よりです。
カモシカさんにも出逢えたんですね(^^)!
本当に気持ちの良い日でしたねー。
あの日は我々単独行3人のほかに、60代位のご夫婦が2組、車坂峠から黒斑まで登っておられました。(埼玉と広島から!)

これからの時期は里山登山をぽつぽつと。
今度、群馬の山にも行ってみたいと思います。

投稿: きのこ屋M | 2010年12月10日 (金) 12時35分

>きのこ屋Mさん
訪問・コメント有難うございます!
あの日は天気素晴らしかったんですが浅間山荘から誰にも会わずに蛇骨岳まで来たのでおじさんときのこ屋さんと思わずしきりに話かけてしまいました!

長野県は本当に素晴らしいところです。浅間界隈は年に数回出掛けることに決めていますので、またお会いするかもしれません。個人的にはきのこ研究の話も非常に関心があります・・・。

ありがとうございました


投稿: 山系ENJOY | 2010年12月10日 (金) 22時34分

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