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2011年3月26日 (土)

吹雪の黒檜山

地震から2週間経って、ようやく山が「そろそろ戻って来ていいよ~」と呼んでいるような気がして・・・強風に負けずに赤城山へ向かう。

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麓から見ると鍋割・荒山は雪も融けて問題なさそうだったが、地蔵岳・黒檜山あたりはすっかり雪雲の中・・・それでも今冬は最高峰に登ってなかったので無理して黒檜を目指してみた。その前にガソリン給油(行列はだいぶ引けてきたが20分待ち)。

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赤城山は群馬DC(デスティネーションキャンペーン)準備が着々と進む。大鳥居の化粧治しと自転車レース用?の道標設置された。車道にはかなり圧雪が残る。

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ワカサギ釣りでお世話になっているいつもの名月館へ挨拶して、11時過ぎに黒檜山登山口に到着、先行者は車1台。思ったより入山者が少ない。例年なら3月も末になるともっと増えるはずだが、地震やガソリン問題で客足伸びず・・・か。

目指す黒檜山は雪化粧。青空で気持ちいい(この時までは)。

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今朝まで雪が舞っていたみたいで樹氷がきれい。雪にも踏み跡も少なく、春にしては雪が多い感じ。猫岩辺りからは小沼や地蔵岳の展望が素晴らしい。ワカサギ釣りのテントがまばら。

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途中で壮年男女の二人組に追いついてからは先にはトレースなく、おまけに青空から一変して強風と粉雪が強まって少し不安。夏道の記憶とかすかなトレース・テープを頼りに一人山頂を目指す。

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しかし、徐々に風が強まり、粉雪が舞って振り返ると大沼も見渡せないほど視界がなくなると下山コースを見失わないかとますます不安になる。早くも退散か・・・。

一人なら潔く引き返すところだが、すぐ後ろにお二人控えていたこともあり、合流させていただいてもう少し先へ進んでみることにする。二人組はベテランらしく吹雪にも全く動じる気配なくむしろ楽しそうに歩く。冬山準備万端で自分にもしっかり赤紐を用意してくれて、等間隔で木々に結びながら、一緒に先を目指してくれるので心強い。

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結構な吹雪の中、迷うことなくあっという間に山頂分岐へ。雪の吹きだまりが深い。山頂はもちろん独占、周囲の視界はないが引き返さずに頑張った甲斐があり、かなりの達成感。先輩お二人に感謝。

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下山の際にも吹雪の中を慎重に・・・つけてきた赤紐を取りはずしながら下る。吹雪で自分の来たトレースも消えかかっているので途中で少し先を迷うこともあり、こういうときには本当に赤紐の存在は心強かった。

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雪上の下りは登山道関係なく目当ての赤テープまで自由に駆け下りられるのですごく楽しく、速い。ベテラン氏お二人も尻で滑ったりして実に楽しそう。

往路で青空だった猫岩も軽い吹雪の中

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13時半には無事に登山口到着。わずか2時間、それにしては軽い吹雪に多少ヒヤリで「赤城山=ホームコース」とちょっと甘く見ていたことを猛反省した。

夏と冬、快晴と悪天候とでは条件が全く違う。装備もちょっと甘かった感がある。前日、ブログで『タカタッタ』を批評したのが恥ずかしい。

     

でも、おかげさまでとても鍛えられた一日。人間、経験しないことには成長はないように思われる。修行の教訓にベテラン氏からたくさんの「赤紐」を分けていただいたので、持っているだけでも気持ちが全然違う、夏山藪漕ぎも含めて今後に備えよう。

    

<コースタイム> 現地時間

登山口11:25→猫岩11:35→山頂分岐12:34→黒檜山頂12:40~45→猫岩13:25→登山口13:35

   

<おまけ>

・本来なら黒檜山から駒ケ岳を経由して大洞に下りるのがお決まりのコースだが、今日はトレースなく(後で聞いた話では黄色の単独行者がいたらしいが雪で消えてた)、吹雪いてもいたのでとてもそんな気分にならず・・・いつでも行ける。

・昼食は名月館で遅い昼食。赤城山観光の際には大洞の土産店街「名月館」はオススメ。ワカサギ釣り案内はもちろん、お食事にもどうぞ。

ドライブイン(?)名月館 http://nttbj.itp.ne.jp/0272878127/index.html

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・地震の日、赤城山でも激しい揺れにとんでもないことになったらしい。特にぶ厚い氷で凍結の赤城大沼では地震であちこちすごかったらしい・・・

     

・「国破れて山河あり」 → 別に戦(いくさ)の後ではないけれど、あの地震以来、なんだか山を眺める目がちょっと違った。

春~秋は「山が呼んでいる」と感じることがとても多かったが、ここ数日は「今はちょっと待ってなさい」と聞こえる日が続いた・・・。暢気に山に登れる平穏な日々に早く戻りたい。

※平穏な日々の例  双耳峰 谷川岳   一年の計は赤城山

・ベテラン氏からこっそり学んだ登山用語集 ※今まで僕の辞書には載ってなかった

 「赤布」→せきふ?あ~赤いテープのことですね、布だから「ふ」か・・・

 「シリセード」→なんじゃ?ネット検索→尻で雪の上を滑って下る≠尻制動?

        

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009,9)

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