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2011年5月20日 (金)

悶々と上州三峰山

平日休みで、終盤を迎えた「ぐんま百名山めぐり」の一座へ・・・。沼田市からみなかみ町(旧月夜野町)の三峰山(上州三峰山)1122Mへ。

沼田IC過ぎて右に見える三角山(=戸神山)とともに、その先にそびえる台地の山。どことなく、オーストラリアのエアーズロックを思わせる台地。または、荒船山の艫岩か・・・。

戸神山から(2010.2.23)

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十二が岳から(2010.12.18)

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阿能川岳から(2011.5.5)

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今日は月夜野インターから一般コースである河内神社を目指して車で入り、誰もいない駐車場から歩き始めたら、上の林道から来た車に「今さっき巨大な熊がいたから気をつけて!」と言われる。

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熊出没はまぁ想定内だが、「巨大な・・・」がひっかかる。まさか関東にヒグマはいないだろうし・・・、でも、単独だしほかにハイカーいないし・・・しばらく(かなりの時間)悩む。

まぁ、「事態に直面してその時に考える」のが我が山系一族の教えで、熊情報を念頭に置きつつ、かまわず先を急ぐ。河内神社(無人)はすぐ上。

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パラグライダー基地から集団が滑空する風景をみてその先の登山道へ。三峰沼も魅力だが、熊のことがあるので、とりあえず山頂まで急ぐ。

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fm-oze(FM尾瀬)の基地局。里山(茶臼山・高王山・荒神山・・・)には群馬テレビやFM局の基地局が多いのは調査済み、へぇへぇへぇ・・・

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このコースはしっかり整備されたハイキングコースで道標はもちろん、藪などの刈り取りもなされているし、積雪期の(と思われる)ピンクや赤テープが残っていてまず道に迷うことはない。

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が、後関林道への分岐点を確認してしばらくのところで、どういうわけか東の尾根に入り込んでしまう。そちらにも立派なピンクや赤マークがたくさんあるのにつられて何の気なしに30分くらい道に迷う。

高度計の示す標高も900くらいから830Mくらいへとどんどん下がってしまったし、目指す山頂は1122Mのはず、しかも歩く方向が東に巻いてしまう。地図で方角を見て迷いを確信し、素直に戻る。

道迷い中・・・ピンクがしっかり おまけに糞たくさんだ(熊にしては小さい?)

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正規コースに戻った後は気を取り直して後関へのコースなどの道標を見ていくつかの偽ピークを少し登る。考えてみれば、正規コースはよく整備されてしっかりしているので、藪になった時点で道迷いなのだった。

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最後の最後、5キロに及ぶ台地の北端の尾根が三峰山頂だった。ここで若者三人組に遭遇。誰にも会わず、人に会いそうな気配もなく緊張して山頂まで来たので、正直ホッとする。彼らは険しい後関コースから登ってきたらしい、お疲れ様。

山頂から谷川岳の両耳が見える。

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武尊山もまだまだ雪景色。先日エントリーした上州武尊山スカイビュートレイル(前の山田昇記念杯)では、今年もお世話になる山。

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三人組は地元の人たちで、小さい頃学校登山で登ったらしく気さくで元気のいい若者。そういえば、河内神社の登山ノートにも小学生の時にみんなで登った思い出の山だとか、幼い頃に家族で楽しんだとかたくさん書かれていて、三峰山が地元でも慕われた山であることを実感。

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とりあえず先行者がいたことがわかりホッとし、早めに折り返す。帰りは熊の心配も何のその、快調に駆けて、せっかくなので三峰沼を確認、もうひとつ沼もあり、山の上の静寂・・・。水芭蕉がたくさん咲くらしいが、5月下旬ではもう遅い。

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今日のスクール生が飛び立って誰もいなくなったパラグライダー基地の芝生で昼寝、正面に子持山や小野子をみながら、すぐ下には関越道や沼田・みなかみの町並みが圧巻だった。

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帰りにもう一度河内神社に参拝して無事に駐車場に戻る。「巨大な熊」話で冷や冷やだったけど、やはり用心しながらも山頂を踏むことができてよかった。

帰りにみたトロッコ・・・パラグライダーの人々は大空が専門・・・わずかの登山道も苦手?荷物も重いからこれに乗ってギコギコと揺られていくらしい。面白いというか何というかまぁ・・・。

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<所要時間> 時間  ※ところどころ駆けているので参考にならず

駐車場9:50→河内神社9:55→パラグライダー基地10:10→三峰沼分岐10:15→後関林道分岐10:30→西尾根へ道迷い10:40~11:10→軌道修正→温泉センター分岐点11:15→山頂11:30~11:40→三峰沼下がる分岐12:15→三峰沼12:20→パラグライダー基地12:40~12:55→河内神社→駐車場13:05

<振り返り>

・この山の登山地図が少ない。昭文社『山と高原の地図』は記載外、ガイドブック『ぐんま百名山』の地図はお絵かきのようなので参考にならず。で、前日に偶然登山用品店で見かけた「沼田の山歩き」冊子(無料配布)があり助かった。

・時期的にはもっと早い時期、3月から4月が適期か?カタクリや水芭蕉が有名みたい。

・河内神社コースは三峰山頂まではほとん平らか緩やかな登り。かなり気持ちのいいトレイルのはずが、一昨日の鏑木トレミの疲れが残っていてあまり調子はよくない。

・道標のない藪漕ぎ地帯になぜ迷い込んでしまったのか・・・反省。本来の山頂は後で調べたら西で谷川岳が望めるところだった。東に下るこの稜線はどうやら積雪期に三峰トンネルあたりから登ってくるルートと思われたが・・・。ピンクテープもこういうときは混乱しやすい。

・月夜野ICに近く、そこを下りたものの、一般的な登山道入り口である「河内神社」までが思いのほか長い。ただでさえ月夜野ICは国道17号に接続するまでグルグル南下するうえ、河内神社はインターの北側に位置する。グルグルと20分くらいかかってしまった。

・最初から「熊話」を聞かないほうがまだ気が楽だったかもしれないな・・・(教えてくれた人は親切心からで当然ながら悪気などないのは承知。)

・本日持参の熊鈴「中サイズ」は心もとない・・・。托鉢僧のように終始チリンチリン。それに、「ビニール袋をこすると熊の嫌な音ですぐ逃げる」と山で会ったおじさんに教えてもらったことがあるので、コンビニ袋を握り締めた・・・鈴は単独行を踏まえ、「大」+「中」くらい持って用心に越したことはないか。

・ちなみに熊に出会うとこういうことになる  熊に遭って絆深まる

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009,9)

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