赤城山 つつじが峰
毎年この時期に悩まされるのが「五月病」・・・重症。
木々が青々と茂り始める新緑の5月が好きで、家でじっとしていられず、山に入ることが多い。今年は震災や自粛ムードも重なり、例年より「五月病」も重くて困った、いや、全然困らない。
今日は平日休みで朝一番で布団を干してから、その間に雨上がりの景色を期待して赤城山の初コース「つつじが峰」を行く。
忠治温泉や滝沢館前の林道を北上、不動大滝駐車場先に駐車して入山。思いのほか天気はよくない。ガスっていたり風が強かったり・・・。幻想的な赤城山。
稜線「つつじケ峰コース」は文字通りツツジがきれいで麓のミツバツツジ・アカヤシオまで見頃を迎えてとてもきれい。
それに道標もコースもしっかりしていて安心感がある。が、マイナーコースでハイカーは少なく、シカやカモシカといった野生動物との遭遇に期待。熊だけはご遠慮願いたい。
標高800Mくらいまでがミツバツツジ、中腹過ぎると今度はアカヤシオがきれい。
向こうの尾根下にもピンクの花々が輝いて見える。
さねすり岩を右に巻いて、藪の稜線を登りあげると「横引の尾根分岐」到着。
分岐を右に分けて長七郎方面に行くか、左 で銚子の伽藍(がらん)に進むか・・・。迷った挙句に普段とは逆周りで長七郎方面に進む。
途中、山頂手前の斜面で、冬に豪雪の中で失くした「ストックの先(丸いのと先端のキャップ) 」をまるで遺失物捜索の如く藪をかき分ける・・・。失くした場所が特定できるので絶対に見つける自信があったが、さすがに藪は手強かった・・・残念。
長七郎山頂から地蔵岳をのぞむ。この日は春の遠足なのか、小学生(まさか中学生ではないだろう)の「ヤッホーヤッホーヤッホーヤッホー」の声がものすごい回数で聞こえてくる。20、いや50回はヤッホーヤッホを言っていただろう。元気のいい子どもの賑わい。
このあたりは典型的な学校遠足コースなので、集団にすれ違ったりするとひっきりなしに挨拶とかされてたまらないので、逃げて回ることが多い。
その後、左回りで小沼を回り、小沼駐車場、八丁峠、軽井沢峠を経て牛石峠まで車道を走る。駐車場に3台ほど駐車あるが、ハイカーの姿は全くなし。地蔵か?
牛石峠から銚子の伽藍を左回りに渡り、直登のガレたヤセ尾根を慎重にパスする。このあたりは一面にアカヤシオがきれいで、ゴツゴツした「伽藍(がらん)」が独特の雰囲気をかもし出す。
まだまだアカヤシオ続く。手前も向こうの稜線もピンク。5/9現在、つぼみもあり、あと1週間くらいは見られそう?
もう一度、往路で通った「横引の尾根分岐」を右に曲がり、あとはつつじが峰を下る。 つつじが峰コース往復は往路は上り・復路は下りとハッキリしていてなかなか面白い。
ガスも上がり空も青いので快調に下れる。基本的に稜線沿いなので下手に迷うところはないが、1箇所気をつけなければいけないのは不動大滝駐車場方面へ下るのと、直進して大猿川沿いの「おおさる山乃家」に出るコースの分岐がある。往路ではあまり気にならないが、上から下ってくると何気なく直進してしまうかもしれない。
ここは藪を右に曲がる↓
最後の最後で、車道が見えたところで突っ込んで直進するとダイブして大変なことになる箇所がある。注意トラロープでもあったほうがいいような・・・。
駐車場に戻ると青く済んだ空と山々の新緑とのコントラストがとてもきれいだった。布団干しの合間にわずか3時間ちょっとで山歩きが楽しめて我ながら得した感じだった。マイナーコースだけに今日一日誰にも会わなかった。
<所要時間> 時刻
駐車場(林道脇スペース)9:25→つつじが峰コース→大猿コースとの合流点9:35→さねすり岩10:25→横引の尾根分岐10:30→茶ノ木畑峠10:35→長七郎登山口10:45→長七郎山頂11:00→小沼駐車場11:25→軽井沢峠→牛石峠11:40→銚子の伽藍11:55→横引尾根分岐12:10→駐車場12:40
<振り返り>
・道迷いの心配は少ないが、ほかのハイカーも極めて少ないと思われ、自己責任を意識。熊鈴必携とか。
・ガイドブックを見ると、「大猿川周回尾根」と紹介している本があり、おさる山乃家を基点として、今日のつつじが峰から登り、横引の尾根分岐→茶ノ木畑峠を経て小峰通りという尾根から下るコースがあるらしい。ますますハイカー少ない様子だが、惹かれるものがある。
・もう一コース、その昔、島居峠までケーブルカーで流行った「利平茶屋」から島居峠に登れるコースがあるらしい。情報収集中。ちなみに、ケーブルカーは昭和38年に廃止されたというので、廃線マニアにはたまらない。上部の御神水は赤城山主峰走破のときにチェック、美人の水も試飲済み・・・美人の効果は未確認。
・赤城山をはじめ、ツツジの種類をもう少し学んでみようか・・・来期か?とりあえず、フラワーパークから赤城神社に向かう道沿いのレンゲツツジは満開だった。個人的には映えるような強い赤より、アカヤシオの薄いピンクがはかなくて日本人好みではないかと考えるが・・・。
・麓で観光客に人気の「忠治もびっくりのレンゲツツジ」、写真愛好家多数。
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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。
エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。
気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009,9)
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