« 今年も「ヒル」が怖い | トップページ | 『勝利の女神に・・・』 »

2011年6月25日 (土)

濃霧の子持山・・・

梅雨全盛、濃霧の荒行シリーズ第二弾(第一弾は先週の四阿山)・・・

オレンジ軍を迎えての山行となると、どうにもこうにも、(案の定)お天気との相性がいまいちで・・・。予定の山はご覧のとおり濃霧、のち、豪雨・・・とても登れる天気ではなかった。

Tanigawa_komochi_006Tanigawa_028Tanigawa_004Tanigawa_025Tanigawa_0152

遠方からお客様を迎えてこのままお帰りいただくのは山系一族末代までの恥・・・?

そこで、考えた挙句に昼過ぎから渋川の「子持山」に登ることに決定。不安になるような山道をグングンと車を進めると、立派な駐車場がある。下山してきたハイカー数名とあう。

Tanigawa_komochi_011_2Tanigawa_komochi_013Tanigawa_komochi_018Tanigawa_komochi_022    

5・6・7のルートのうち、一般的な「7号橋登山口」から入山、谷間のコースを順調に進み、30分程度で稜線に出る。(ここで5・6号橋ルートと出合う)

西に急坂を登り「獅子岩」へ。獅子岩に登るハシゴにビビリ(結果的には下りが怖い)、岩山のてっぺんは滑りやすいので見ているほうが冷や冷やする。晴れていれば景色も最高だろう・・・

Tanigawa_komochi_033Tanigawa_komochi_035Tanigawa_komochi_042Tanigawa_komochi_046   

獅子岩から山頂までは40分ほど。雨脚も強まり、合羽を着込む。標高は1100M前後だけど木々が低いので高山の森林限界のような雰囲気。景色が見えればもっと楽しいだろう。

登山口から1時間ちょいで山頂。一等三角点がどこかにあるはずだった(未確認)。

Tanigawa_komochi_049Tanigawa_komochi_053Tanigawa_komochi_0662Tanigawa_komochi_063 

開けた山頂を後にして、復路は大タルミ(から8号橋には下らない)を経由して、浅間山から駐車場5号橋へ下る。このコースは多少登りもあるものの、ほとんど下り基調で気持ちよく駆け抜ける。

Tanigawa_komochi_067Tanigawa_komochi_070Tanigawa_komochi_075

マイナスイオン溢れる濃霧のなか、うれしいことに「ギンリョウソウ」を発見。色素を持たないこの「花」が好き・・・。何色にも染まらない精神が素敵だ。

Tanigawa_komochi_084Tanigawa_komochi_086Tanigawa_komochi_090Tanigawa_komochi_098

各自調子いいペースで激しく転んだり尻餅ついたりしながら、あっという間に駐車場へ到着。時計を見たら休憩込みでちょうど3時間弱だった。入山時刻遅く、こんな天気でハイカーにはあまり会わなかった。

<所要時間>  ※ところどころ駆け足なので参考にならず

駐車場(5号橋)→7号橋入山12:20→稜線12:50→獅子岩13:00~13:20→分岐13:40→山頂13:55~14:10→分岐→大タルミ14:20→十二14:35→浅間山14:55→駐車場(5号橋)15:15

   

<振り返り>

・記録と記憶をたどってみると、子持山は平成15年秋、はじめて単独で登った記念すべき山。その時はかなり緊張して道迷いもしたし、「トレラン」という言葉も世界も知らなかった。その後、春や秋に好んで通い、平日昼寝のために登ったこともある。低山の割になかなか存在感のある山で魅力的でお勧めしたい。

・旧子持村の時から、ハイキングマップの作成に熱心で、しかも登山口のポストにはいつもしっかりと補充されている。分かりやすいマップ(と説明文)は100円くらい払ってもいいくらいの価値あり、登山口の在庫状況を管理している方のひたむきさにも脱帽。

・子持山登山(ハイキング)については渋川市のホームページ参照

http://www.city.shibukawa.gunma.jp/kankou/outdoor/komochisantozan.html

・子持山での熊出没の話を非常によく耳にする・・・

・急坂登りと岩場、滑りやすい下りなど各所にあるので、練習コースとしてもなかなか魅力的。大タルミで下るのはもったいない感じで、浅間山から5号橋へのルートか、最初から運動公園あたりに駐車して最初の林道4kmで体を慣らし、帰りは稜線伝いのトレイルを麓の島居まで一気に駆け抜けることも想定出来る。

・入山前の駐車場で中高年ハイカーグループの遭難騒ぎに遭遇。人数多すぎか、体力・経験の差が激しすぎか理由がいくつかあるような印象。下山後は何の騒ぎにもならなかったので無事に解決したのだろう(たぶん)。

   

    

この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009.9)

|

« 今年も「ヒル」が怖い | トップページ | 『勝利の女神に・・・』 »

ぐんま百名山」カテゴリの記事

コメント

子持山ご案内お疲れ様でした。

あっ!
「ギンリョウソウ」だ♪
この子はシダの近くにいるんですか?
私もキョロキョロ探しましたが、見つけることは出来ませんでした(涙


雨の日は土合の階段ダッシュに限ります。
また機会がありましたらよろしくお願いします!

投稿: 山女系Enjoy | 2011年6月27日 (月) 19時51分

>山女系Enjoyさん
ナイスネーミングです。先日は「下見」お疲れ様でした。早速、単独で行ってみるんだろうか?だろう?

ギンリョウソウは苔むした樹林帯であちこちで見かけます。奥秩父とか八ヶ岳とか志賀とか・・・
分かりやすい花だからこれはすぐに覚えられるでしょう。

土合駅もなかなか風情があっていいところでした。

投稿: 山系ENJOY | 2011年6月27日 (月) 20時55分

この記事へのコメントは終了しました。

« 今年も「ヒル」が怖い | トップページ | 『勝利の女神に・・・』 »