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2011年8月12日 (金)

まさか!笠が岳・・・

ぐんま百名山巡りも残すところあと11座になった。今年中にあと5は行けるとしても、山深いところばかりが残ってしまったので、いい加減、単独行にも限界を感じる。

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そして、今日は「笠が岳」を目指して尾瀬へ。元来ケチな性格のため、有料登山口には向かわず、富士見下のひっそりとした無料駐車場から4:30スタート。

※このコースは熊出没が多そうなので、用心棒に山女一名同行お願いした。

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約7kmのダート林道で体を慣らし、富士見小屋に着く。ヤナギランがきれい。

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湿原を経て、尾瀬ヶ原「竜宮」に向けて下降。山に明るい方なら、「あなた方、そもそも「笠が岳」を目指すのに何で富士見下から入るのですか?それも竜宮へ下りてどこへ向かうのですか?」と呆れるルートをとる。

藪が高くて早朝は獣遭遇もあるので、鈴をジャラジャラと鳴らす。残念ながら出会ったのはでかい蛙ちゃん一匹。

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竜宮小屋付近を散策の後、山の鼻へ木道を4kmほど歩く。至仏山も燧ケ岳も上のほうはガスの中で霞んでいる。

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景色はきれいだが木道歩きは飽きる。池塘の水がにごっているのは先月末の豪雨の影響らしく、尾瀬は木道が流されたり結構な被害だった様子。また、以前に熊に遭った林は尾瀬ヶ原の中心部・・・今日は気配なし。

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7時50分に山の鼻に到着。朝早い入山のおかげでかなり理想的なコースタイムを刻む。毎度の「生ビール」を予定していたが、こんな早朝から飲むわかにはいかないか・・・。

ビジターセンターで動物の生態と高山植物の名前をかなり熱心に自主勉強してから、至仏山へ登る。尾瀬のセンターはなかなか面白いのに・・・ハイカー意外と寄らない。

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8時半くらいに至仏山へ入山。そういえば、上りらしい上りを歩くのは今日初めてかもしれない(富士見峠まではずっとダート林道が続いたので)。

はじめ、樹林帯の急登は体に堪えるが、森林限界を過ぎたあたりからは、(振り返ると)尾瀬ヶ原一面が見事に見渡せ、遠くには名峰燧ケ岳もそびえる。

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岩場の登りは御嶽山の上りにも似ていて、再来週の練習を兼ねて歩き方を試行錯誤しながら練習。

ハイカーもたくさん歩いていて、ボーイスカウトの少年達や5歳のお譲ちゃん(全部自分で歩いているらしい)の頑張りに刺激され、なかなか道を譲ってくれないおっさん達に少しイラっとする。

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至仏山に登るこのあたりはそれはもう高山植物の宝庫・・・。花の名前がみな分かったら、どんなに楽しいことでしょうね。

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東斜面にまだまだたくさんのニッコウキスゲが咲いていてきれいだった。

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10時前、混雑する至仏山頂到着。この頃には時折ガスが立ち込めていて、残念ながら西から北(谷川岳~越後~会津方面の山々)もガスの中。

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そして、時刻はまだ10時半前・・・今日の主峰である至仏山をクリアしたところで、先行きを計算し、余裕の時刻で笠が岳方面へコースをとる。このあたりは2000メートルを越える稜線歩きで、景色が素晴らしく歩いていてアルプスムードあるところ。

あれが笠が岳か!右の三角

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これはなんだ?観測装置・・・?と荷揚げを待つ品?

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このあたりも高山植物の宝庫だった。名前が・・・ハクサン・・・タテヤマ・・・

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しかし、この先で重大な事実が判明することとなる。

「笠が岳」への分岐点を見落とした!しかも、ハイカー集団が休憩していた「オヤマ沢田代」あたりは足早に駆け抜けたため、注意散漫だった!

審議委員協議の末、本日の笠が岳は断念!チーン

笠が岳コースはもともと往復コースなので一日の行程自体に影響はない。それにしても、まさか笠が岳登山に来て、笠が岳を忘れるとは・・・やっちまったなぁ~ crying

※しかも、分岐点不明で撤退することは今期二度目!

 「G.W 残雪の至仏山」・・・この場合は雪深い&視界不良で仕方ない

予想もしていなかったあまりの展開に(ブログネタができたと笑いつつ・・・)、もう登り返す気力もなく、ショックで写真一枚も撮ることなく鳩待峠到着。

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鳩待峠からシャトルバスに乗って早々に下山・・・するはずもなく、後半戦、アヤメ平~富士見小屋経由で富士見下駐車場に戻る約15kmが待っている。

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もうすっかりやる気がなくなってしまい、おまけに極度の睡眠不足から睡魔と闘ってフラフラしながら木道を歩く。転んだり・・・

湿原から振り返ると、見事に至仏山、そして左の笠が岳

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湿原から北を見ると、尾瀬ヶ原は見渡せないが、その反対の景鶴山(たぶん)などが見える。ぐんま百名山のうちで最も難儀するといわれる景鶴山は残雪期の1週間くらいしか(非公認で)登ることができない貴重な山(らしい)。来春か、再来年か・・・いずれだ。奥に見えるのは越後の山か?

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松ぼっくり?

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いよいよ終盤。アヤメ平から燧ケ岳。

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南を見ると、日光白根山四郎岳・燕巣山 (たぶん)

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今朝5時半頃に通過した富士見小屋に再び戻る。笠が岳の件もあり、少し時間があるので、次回の下見を兼ねて「見晴」および「尾瀬沼」へ下る2つのルートの入り口確認と、個人的趣味の「建造物調べ」を兼ねて、マイクロウエーブ塔(とはなんぞや?)を見に行く。

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再び富士見小屋に戻ってからは、ダート林道7kmを一気に駆け下りて、大腿筋に最後の刺激を与える。14時30分、ちょうど10時間で駐車場到着。おつかれさん。

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<所要時間> ※時刻 駆けている所ありコースタイムは参考にならず

富士見下駐車場4:30→富士見小屋5:45→竜宮小屋6:55→山の鼻7:50~8:15→至仏山頂9:55→鳩待峠11:25~11:40→アヤメ平13:00→富士見小屋13:10~25→マイクロウエーブ塔13:40→富士見小屋13:55→富士見下駐車場14:30

<振り返り>

・極度の寝不足は問題・・・最近このパターン多いと自覚 歩きながら寝る・・・

・尾瀬はもう秋風・・・ウエア等防寒具携行できず反省 ここのところ舐めてる

・すぐ出せる地図必携・・・ザック内にはもちろん納めてあるが、コピー版とかをズボンポケットに入れる習慣にしていたのに、ここのところ怠っている → 適時、現在地確認することが少なくなり、結果として笠が岳を見落としたことに繋がる。

・山ガール山ボーイ風の若者は元気よく爽やかに挨拶を交わすのに、おっさんおばさんたちは意外と愛想がないのは、尾瀬という土地柄なのか余裕がないのか・・・?こちら側に否があるのかなぁ。

・ちなみに、「笠が岳」は別に道迷いしやすい注意の山とかではない(と思う)。笠が岳への分岐点は、平成17年と18年に鳩待峠から至仏に登った際にこの目で確認している。通常、笠が岳は鳩待峠から往復(至仏山とセット)とされ、もしからしたら、上りに見やすいように道標が付けられているのではないか・・・と推測。至仏から下ってきて笠に分けるのは分かりづらかったりして・・・そんなことないか?どちらにしても、見落としたのは自分のミス。

・どうも「分岐」は鬼門なんで、こうなったら、まったく別の登山口「湯の小屋温泉」から笠が岳往復に行こうかと思う。 ※下見済み

・2006年8月に尾瀬ヶ原で出会った熊

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009,9)

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コメント

好天に恵まれた美しい景色の尾瀬。
私の前をサクサク歩く山系さんの背中は“ルンルン”オーラ全開でしたね。
しかし、・・・
笠ヶ岳に行く分岐を見落とし、時間的に引き返すのは難しく本日笠ヶ岳山頂を踏むの
は諦めるしかないと判断した途端…

急に失速→テンションダウン→口数激減→木の根、ガレ石に足を引っかけたり、木道で足を滑らせる回数が増えて…

心のダメージが素直に表に出てしまう人柄だということを発見。
(いや、私も気を付けていたのにすっかり分岐を見落としてしまい…スミマセンでした)
いつも冷静沈着なイメージでしたが意外な一面に親近感を抱いた一日でした。
笠ヶ岳未踏は残念でしたが十分に楽しかったです。特に後半のダートをひたすら下るのは良いトレーニングになりました。またよろしくお願いします。

投稿: 用心棒☆山女 | 2011年8月13日 (土) 06時30分

>用心棒さん
お疲れ様でした。無事熊に遭わずに行って来られました。
さすがに真っ暗な未明からは勇気がいりました、単独だったら鳩待峠から笠が岳往復だったかもしれない。

テンション急降下のことはズバリ見抜かれましたね。まったくそのとおりで・・・そんな素直で分かりやすい少年のような自分が好きです。

それにしても睡眠不足はいいことがないので今後改めます。それにしても、集合時間1時間前にスタンバイは気合入りすぎです。

投稿: 山系UNENJOY | 2011年8月13日 (土) 23時12分

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