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2011年8月28日 (日)

▲苦行の地 御嶽山

8月恒例の「OSJおんたけスカイレース」に参戦した。やっぱりこのレースは独特の雰囲気で楽しかった。もう一週間が経ってしまったが、早くも来年の秘策が頭に浮かぶ。どうしてこれほど惹きつけられるのか・・・。

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麓の村から霊峰「木曽のおんたけ山」(3067M)へ標高差2000Mを一気に駆け上り下りするのかと思いきや、山頂で「お鉢めぐり」という名の苦行が2時間くらい続きこれがまた辛いというか、魅力・・・。

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コース設定もさることながら、そこに集まる人々のマニア度の高さもまた魅力のひとつで、里山トレイルとはわけが違う。

フルマラソンやミドルトレイルのように、コース途中で長時間倒れていたり、足が攣ってもがいて全く動けないような人は何故かおんたけでは少ない(休むのは「一瞬」の感じ)。たぶん、それなりに鍛えたランナーか覚悟が決まった人しか出ないから・・・?だから、おんたけを走りきると、タイムいかんに関わらず、少し成長できたことを実感する。

             

◆導入~前日~

今年はレース後の月曜日を休みにしたいため、土曜日出勤・・・少し残業があり、高崎発が19時半近くになる。松井田ICから高速に入るも、眠くて眠くて速攻横川SA休憩→その後、佐久平PA→東部湯の丸SAとサービスエリアごとの各駅停車休憩が続き、今日中に王滝村に着けるのか本気で不安になる。

中央道は豪雨50km規制で、実際50kmで走行しなければならないほどの雨にビビル。テントで寝るといってた人たちは大丈夫なのだろうか。

伊那ICから権兵衛トンネル経由で23:50 松原スポーツ公園到着。すぐ寝る。

    

◆スタートから田の原

深夜の雨も止み、駐車場から見える景色はガス模様。天気予報では回復傾向なのでお鉢めぐりも問題なく行けるだろう・・・と。仲間に挨拶してバスに乗ってスタート地点(王滝中学校)へ搬送される。

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7時に中位からスタートして、ロード林道を大又までゆっくりペースで走る走る。野沢温泉にも出ていた(12km)お猿さんはおんたけでも速かった。

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大又からのダート林道で走ったり歩ったりして、滝のところで渋滞数分。今年は増水気味で渡渉に少し時間がかかった。後ろから最後尾スタートしたはずの桶川師匠と新弟子の春日部さんに追いつかれる。

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最初のエイドをスルーしてスキー場から田の原関門まで頑張る。急登は確かに参るが、コースの状況を大体把握していると、意外と田の原までも頑張れる。天気は曇り模様で走りやすかったか。マツムシソウが例年より少なかったのが残念。

きつい登りに数名のランナーと親睦も深まる。

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◆山岳ステージ~剣が峰まで

田の原を2:15でパス。こちらのエイドも基本スルーだが、パワーバーの「ジェルブラスト」が食べ放題で置いてあったのでたくさんもらう。これ、美味しい。当地では販売されているのをまだ見たとこがない・・・。

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いよいよ、山頂への岩場に突入で、ややペースダウンしながらも抑え気味で上る上る。もう少しテンポよく行けそうなものなのに、どうも足がついて行けず、路肩で一瞬休む間に続々と後続者に抜かれる。

富士見石過ぎで、前方から天狗のように舞い降りてきた大さんとすれ違う。ダントツのトップで速い速い。(あまりの速さに写真など撮れる余裕なく、後姿=写真の赤い○)。ハイカーも、 並走していたオレンジ組の新座さんも、大さんの速さにびっくり・・・。

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頂上小屋エイドを経て剣が峰へ向かう。毎年期待の私設エイドでコーラをいただき、もう一分張り。「見える山は近い」ので、ここのあたりはあっけない区間。

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15分弱で第二関門「剣が峰」に立つ。ハイカーで賑わっている。3回目にして初めて山頂標識の側まで行き、展望と記念写真を楽しみ、鐘もついていたら、後ろから今度はオレンジ組の女の子に抜かれた。

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◆軽くお鉢巡りといっても・・・・

いよいよ、第二ステージ「お鉢巡り区間」へ。富士山や浅間山の30分~1時間程度のお鉢巡りとはわけが違い、巡りに巡るゾ。池が1・2・3・4・5・・・正直、池の数なんてどうでもいいか。ただ、景色は素晴らしいところは間違いない。

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最も奥地にある五の池に向かう部分は折り返してきたランナーとすれ違う区間。ここで前半の滝からスキー場あたりで一緒だった春日部さんやこぽちさんとすれ違い、かなり差をつけられたことに唖然・・・。努力する人は報われるのだなぁと思う。

途中、エネルギー不足で路肩休憩10分・・・おにぎり・ジェル・チョコをドカ食い

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五の池から三の池あたりが苦手な部分。特に三の池からの上りはやっぱりきつかった。

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上り返した後で、今度は後ろから来るランナーとすれ違う。元気な240Rさん、しの茶と玉ちゃんは見知らぬイケメンと仲良く歩いていた・・・親父はどの辺りにいるのか(走れているのか)は不明。

ところで、楽しみすぎのこの人たちは完走できるの?とちょっと疑問も・・・。

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二の池あたりからしばらく雨が強くなりウエアを着る。ただ、左を見ると開田高原の景色は晴れ渡っているので雨は山頂付近だけらしい。

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◆最高の岩下りステージ

黒沢口への分岐を右に折れて山頂への上りを踏ん張ると、山頂から残りは下るのみだ。とりあえずの目的地「田の原」や見渡せばゴール地点「松原スポーツ公園」まで見える。

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大勢のハイカーさんに迷惑をかけながら激しい岩場の下りを順調に下る。今年はハイカーも修験者も多く、この間でかなり迷惑をかけたと思う。特にこれから登る宿泊組?のハイカーには下りランナーが列を成して攻めて下りてくるので、かなり大変だったらしい。お詫びを言うようには心掛けてきたが、なんだか申し訳ない。

(懸命に下った岩場区間の写真はなし)

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◆スキー場激下り

山頂からの第四関門「田の原」までの下り区間で、お鉢巡りとかで抜かれたランナーの多くをパスすることができ、関門でオレンジの女の子に追いつく。その後、スキー場でもかなり挽回でき、結果的に、後半用の体力を温存しておいてよかった。

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◆一日の集大成 延々ロード

大又から最後のロード7キロも、今年はそれほど暑くなく、体力温存の効果で麓まで走りきることができた。最後の最後、川沿いのロードで力尽きて歩いた間で2,3人に抜かれてしまったが、自分としてはここまで走れたので満足・・・。道端の用水や集落の水道で大量の水をかぶり、びっしょり。

最後の力を振り絞って公園を迂回して9:11でゴール。密かに目指していた一昨年の8:11を更新どころかちょうど一時間。去年よりも14分速いだけだった。こんなもんか。

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<所要時間>

OSJ発表のリザルトのとおり・・・「お鉢めぐり」で巡り過ぎか?

【参考】 おんたけリザルト編

     

<おまけ>

山楽走のつむじ君はスタート以来一度も姿を見ずゴールも7時間前半と好成績。ザスパ君もここ1年の急成長の成果もあり8時間台でのゴールで一安心。

オレンジの桶川師匠や春日部さんは1時間も前にゴールしていて、続々とゴールする選手を一緒に迎える。

走ってくる人たちはみんな清々しい表情が印象的で声援にも力が入る。どこをどう走っていたか情報がなかった山系親父も気がつけば10時間切りで余裕のゴールだったのは驚き。おんたけに集まる60歳代は超人も多く、かなり刺激になったご様子で・・・心臓が止まる寸前まで頑張ってほしい。

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レースを存分に楽しむのがオレンジ組・山楽走(ファンラン派)の人たちで・・・制限時間11時間を前にギリギリで飛び込んできた人たちも多数だ。ゴール寸前で「レディファースト」なおひさまS氏はかなり高感度アップだ。

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最後の最後、40秒前にゴールしたのはしの茶・・・美味しいところを全部持っていったMVPだ。それにしてもよく完走しました、お疲れ様!  

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ちなみに、何事にも上には上がいるもので、ラストランナーといえば昨年は12秒前でゴールしたオレンジ組ペアがいる・・・この人たち、狙ってるとしたらすごいな。来年は残り数秒ゴールを誰かが狙うのでしょうね。 

◇こちらに昨年のレポートあり

http://www.powersports.co.jp/osjtrail/10_sky/report.htm

この日に初使用のトレランシューズ「ロックリッジ」・・・なんと岩場の激しさに消耗進む・・・気がかりだった「つま先部分」が見事に剥がれ始めている・・・あ~ぁ、走り方が悪いのか、トホホ

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参加された皆さんdash、応援の方々good、おつかれさまでしたhappy01

     

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009.9)

 

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コメント

ああああ!!靴!!
おれもっすよ!

この日デビュー戦のラフマスピードトレイルのつま先がちょっとはがれてました・・・。岩場の下りでやっちゃったのかな~。

下りの走りを特訓しなくては・・・

投稿: つむじ二等兵 | 2011年9月 4日 (日) 21時56分

待っていました!詳細レポート!
お疲れ様でした!
いやぁ~、皆様タフなコースで辛そう・・・ではなく楽しそう!
山楽走、オレンジ組の皆さん大健闘ですね~間違いなくMですね~
どれだけ険しいコースかは初使用のトレランシューズが物語っていますね。
ホップさんに入院する日は近いのでは・・・?

それにしても、しのっ茶さん凄い!!狙ったタイムでフィニッシュ。
刺激受けちゃったかも! 
来年参戦しようか検討中・・・

投稿: hasemama | 2011年9月 4日 (日) 22時04分

なんともまぁ・・・気恥ずかしい限りです。
でも間に合ってホントに何かと良かったです。応援してくれた皆様に感謝です。ヤマケイさんの助言通り、びびって胃痛を起こす位下調べして良かったです。ありがとうございました。
 ブログ見てると脳裏にキレイにあれやこれやが蘇ります。はまるのわかってしまった!?来年はもう少しだけ余裕のゴール目指します。お鉢巡りの絶景をこの目にするまではやめられません!!(言っちゃった)また宜しくお願いします。

投稿: shinoccha | 2011年9月 5日 (月) 22時26分

>つむじさん
タイム良すぎです!下りトレーニングはもう不要でしょう・・・。靴は構造上の問題ということでメーカーが悪いことにします。どう考えてもつま先ガード弱すぎ。サロモン社は包み込まれているのでつま先問題は生じません。なかなか難しいですね。

>hasemamaさん
山楽走もオレンジも他の参加者もみんな仲間で楽しまれていました。競争ではない同志のような空気があります・・・コースがマニア過ぎてお互いに「苦笑」だったりするのですが。
来年お待ちしています。木曽は遠いので出走よりも現地入りが難点ですよ。でも価値あるところです。

>shinochaさん
MVPおめでとうございました。あれで1分でも制限時間遅れてたら・・・だったでしょう、よかったね!
あなたの完走は多くの方に感動と勇気を与えると思います。正直、来年エントリーの基準になっちゃったりすると思います。
ただ、完走は紛れもなく努力の成果だから相当自身になりますね!お励みください。

投稿: 御嶽山系ENJOY | 2011年9月 5日 (月) 22時49分

そうですよねえ。スポルティバもつま先はかなりしっかりしてるのでそんな心配は無用でした。
でもサイズをしくじったようでどうしても親指の爪が死んじゃうから、意を決して、と言っても割引価格ですが(笑)ラフマのシューズを購入した次第です。
シューズ選びも難しいですな。決して安いものではないからそんなに何足も買えないし・・・。

投稿: つむじ二等兵 | 2011年9月 7日 (水) 09時56分

>つむじさん
シューズは消耗品・・・とはいえ命にも関わるような重要ツールでもあり・・・結論は、「随時安いのを買う!」かな!ネットや大会会場で5~6000円を狙います。
ロード練習しない自分はマラソン靴は未だ1足+α程度です・・・

情報筋の話ではおんたけでビブラム5本指で出場していた人がいるらしい・・・自分はそれ聞いて違和感しか残らないのですがどうなんでしょう?実際。

投稿: 御嶽山系ENJOY | 2011年9月 8日 (木) 19時40分

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