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2011年9月26日 (月)

信越五岳▼PACER

2011年9月24日(土)、信越五岳トレイルレースの参戦(ペーサー)記の後編

※ほとんどhotさん追跡取材風なんで、ご本人の了解を得て掲載。

ゼッケンナンバーは○ 美顔は△ 成績公表は◎ としましょう、そうしましょう! 

ちなみに、前半、スタートから第二関門までの観戦の記録はこちら。

信越五岳▲応援編 

さらに、いち早く結果が気になる方は、レース翌日にしてもうリザルトが公開されているからそちらを・・・。完走率もなかなか優秀だ。アメリカの女の子ジェンさんはやっぱり超人的なタイムらしい。

http://www.sfmt100.com/news/2011/09/news-64.php

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さて、第二関門にて相方選手hotさんのマッサージの様子を見守る・・・。

タフなhotさんとはいえ、ここまでですでに66.6kmを激走してきたし、到着予定時刻を大幅に短縮してのタイムだからそれなりに追い込んできたのだろう。参ってるね、これ。

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エイド休憩は15分弱、ピックアップする荷物、デポ(置いていく)の荷物を整理して、足腰の緊張も少しほぐれてきたところでコースに戻る。第二関門通過は15:02くらいだった。

Cousemap2011

と・・・いきなりの階段。他の選手もきつそう。

ただ、これを過ぎるとフラットに近いトレイルが続き、hotさん先頭で調子よく駆ける。まだまだこんなに走れるじゃないの。自分は体が慣れるまで辛い。

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第二関門からはペーサーが併走する選手も目立ってくる。二人の位置取りはさまざまで、「先行して選手に激をおくるスパルタ式」「そばでサポートするべったり系」「あれ?ペアなんですか?と思うほど間隔があいてしまったほとんどシングル系」・・・などといろいろなペアが見られて面白かった。

気心知れた我がペアは「ほのぼのと談笑して楽しむゾ!」かと思いきや・・・hotさんの疲労は急速に増す一方で、だんだんと会話が弾まなくなる。

山系=「午前中に応援してたらこんな事が・・・・・」 hot=「・・・・・・」wobbly

山系=「紅葉も始まって妙高はもう秋ですね~」 hot=「・・・・・・・」despair

山系=「今日神流では★上州山楽走★で試走会やって、今頃飲み会盛り上がってだろうね~?」smile ※さすがにこれは聞ける雰囲気ではないことは察した・・・あとで聞いたところこれ聞いたらブチ切れたかも知れない・・・と。

         

ここはひとつ空気を読んで自分も黙々と走ることに専念する。

余談だが、hotさんのネーミングは正式には「hot catering 3」で、これは「至仏山」≒「ほとけにいたるやま」≒「hot catering 3」にちなむものと伺うが、今日ばかりは「ほっとけーつったーりんぐぅ」(ほっといてって言ったのに!)の雰囲気・・・??

明るいうちはhotさん先行のほうが走りやすい様子でペース配分はお任せした。hotさんは一定時間ごとに補給食を摂る作戦。

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とりあずの目標点「大ダルミ」のピークを明るいうちに通過でき、急坂も慎重に下って池に出る。だんだん暗くなってきたところで、6Aのエイド到着。慌てて補給補給・・・。

このレースは後半の43kmは選手のサポート体制が充実していて、特にエイドの食料や救護体制が素晴らしかった。自分はエイドでの食事が楽しみだった。

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戸隠奥社手前の森辺りで暗くなり、ヘッドライト&ハンドライト点灯。ここからナイトランに入る。ナイトランは昨年7月の野沢温泉(今年は日没前にゴールした)以来久しぶりなので正直ワクワクして仕方がなかった。

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5kmちょっとで7Aのエイドに到着。この大会、エイドの飲食物がとても充実していて、ここでも食べまくる・・・おいしい。

振り返ればhotさんは救護所に直行。優しい看護師さんから胃薬もらう。確か6Aエイドでも看護師さんにお世話になっていた・・・)走っている様子からは不調は感じられなかったが、この辺りからhotさんの異変に気づき、事態の深刻さを考えつつ、ネタ集めに写真を撮る。(毛布までかけられてしまい、すっかりリタイア者の雰囲気がプンプン・・・プン)

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しばらくは真っ暗なトレイルを先行をトボトボと歩く。

ナイトランになってから自分が先行する体制に切り替えて、渡渉や岩場や上り下りの変化をサポートする。歩いてばかりいると先に進まないので、微妙な下りで小走りしてみたり、林道ではなるべく駆けてみたり・・・予め打ち合わせて決めておいた秘策のとおり、上り以外は走るように心掛けてみた。

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第三関門の8Aエイド到着。最後の大エイドでは「そば」あり、コンソメスープあり、おかゆあり、果物・ムサシ・・・充実していた。

hotさんは看護師直行。「胃」をやられてしまっていて食べ物がうまく摂れないらしく、ここでも胃薬の相談・・・。

エイドでもぐったりで動けそうにないので、「コンソメスープをばください」「バナナをお願いしまズ」「もう一回梅を・・・あ、塩はいりません」との容赦ない「要求」に素直に応じる。それがペーサーの務めだ。といいながら、一方で自分は食う食う。食う寝る走る。

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自分は食べ過ぎて腸内活性化で「ぷぅ~ぷぅ~」と(屁)しながら、相変わらずの暗闇を瑪瑙山(めのうさん)に向けて上りを突き進む。

林間のかなりの急登につづき、ゲレンデ直登もある。山頂下のトイレで先行するペアがティッシュがなくて困っていたので、例の「流せるティッシュ」をあげて励ます・・・

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ゲレンデの下りで調子を取り戻したhotさんが勢いが出てきたため、このあたりで一気に順位を上げる。よし、復活か?

山系=「ヤッタ!100/110kmだよ!もう少し!」

hotさん=「いやいや、レースはまだ終わってみないと分かりませぬよ・・・もう一回胃の不調の波が押し寄せてきたらヤバイ・・・」  (以後30分無言・・・)

のとおり、最後の小エイド手前でも参ってしまいトボトボあるく。小エイドでコンソメスープを数杯いただく。パワーバー・梅とかももらう。

同じペースで100キロ走ってきた選手でも笑顔で元気な方もいて、ペース配分の差なのか、気持ちの余裕なのか、人生山あり谷ありといった感じ。

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最後7kmくらいはダート林道。明るければ・・・100kmレースでなければなんでもない道だが、真っ暗で様子も分からず、下りだけではなく微妙に上ったりするので多少辛い。声掛けをしながら、躓かないように走る。

hotさんは打ち合わせ段階から、レース終盤の林道は集大成として走り抜きたいと格好いいことを言っていたことも思い出す。

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そして、23時。ゴール会場周回とかセレモニーはなく、意外とあっけなくゴールインした。お疲れ様~。hotさん110km完走おめでとう!なかなかの好リード・・・頑張ったぞ自分。

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そして、ゴール後の様子。引き続き参るhotさん。気持ちよく眠る黒ワンチャンの飼い主のように見えない?両者、疲れ方が絵に描いたようで面白いよ。

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振る舞いとん汁もおいしかったさぁ!

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<振り返り>   

1 相手を引き立ててうまく持ち上げて円満解決・・・の手法は私生活でも実践できると感じた。早速、家でやってみるが、「かかあ天下」の上州では通用しない?

2 ペーサー制度は絶賛。選手だけではなくてペーサーも存分に楽しめた。自分は選手としてよりも機会があればまたペーサー参加したい。

3 コースプロデューサー石川弘樹さんや相馬さん・パタゴニア勢などが格好いい。

4 距離の長いハードなレースということもあり、ボランティア体制も充実で安定した運営がなされていた印象。

5 北信濃一体は熊出没エリアで、「熊の生息地帯を走らせていただく」主旨の看板が目立った。肝心のレースでは夢中すぎて熊の心配はほとんど考えていなかった。

※完結編 「信越五岳★表彰編」 につづく ・・・

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009.9)

 

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