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2014年4月13日 (日)

のどかな里山 神成山

相変わらず休日になると朝起きられず、今日も昼になってようやく神成山(かんなりやま)へ向かう。

西上州の平野部に位置する神成山。数年前に『山と渓谷』にも紹介されたりして、地元の人の手で花々がきれいと評判の地味な低山(丘陵)。

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※電車で行ったわけではありません、神成山=上信電鉄「神農原駅(かのはら)」というイメージが強くて、地図やチラシがないかと訪ねてみたら、完全なる無人駅、逆にのどかで気に入った。

たまたま入線してきたラッピング電車を見送って看板を確認して宮崎公園へ。

駅からハイキングの定番コースらしく、コース案内が行き届いている。

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宮崎公園駐車場は、ぽかぽか陽気の日曜日ということもあってほぼ満車。部活動をしている中学校の脇から里山に入る。

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地図とか見ると神成山は9峰もあるらしいが、実際にはアップダウン少なくて、どれが峰かほとんど区別がつかないくらい。気持ちが良いトレイルが続くのでがっかりすることはない。

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桜の時期は遅かったが、かわりに紫のミツバツツジがきれい。ほかにも花々が結構咲いている。

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そして、この山の良いところは、なんといっても南側の展望。さっきまで歩いた神農原駅周辺や上信越道の「下仁田インター」が良く見える。

上信電鉄の汽車も行ったり来たりしてレースの音が風情あってよい。

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奥に見えるのは西上州の山々、「ぐんま百名山」のお天狗山稲含山小沢岳檜沢岳とか・・・が見渡せる。また行ってみたい。今日寄れるのではないか?と淡い期待。

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神成山は基本的にはファミリーな山だと思うが、南側の一部は平気で切れていて落っこちたらマズイ感じ。崖のすぐ下には民家も多いが・・・。

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そして、一番西の何某山の手前の展望箇所で、今日一番のお目当ての「翁草(おきなぐさ)」にようやく出会う。

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絶滅種ということでこの辺りで保存活動が盛んで数年前に協力したことがあって、個人的にも何だか思い入れが強い。

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1時間弱でプチ連峰の「縦走」は終わり、最後の西の端から真西に見える飛び出た山が気になる・・・・あれは「鍬柄山」に違いない。

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あー、どうしても気になるひときわ目立つとんがり・・・「鍬柄岳」。実は、ぐんま百名山「大桁山」とセットで登ったことがあるのを思い出した。時間的にはすごく簡単だったな・・・と。

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復路は新堀神社から集落の間を駆けて再び宮崎公園へ戻る。3.5kmくらい?気にならない距離で練習になる。

ヤマレコとか読むと巨大サボテンがあるらしいが見逃がした。

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宮崎公園の南稜まで行ってみたら、「旧茂木家住宅」という旧跡があり、民俗好きの自分は当然チェックする、有料100円。

我が国最古の(板葺きの)家と言われている(らしい≒本当か!?)

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<鍬柄岳の記>

神成山の後、千平駅方面まで車を回して鍬柄山に向かってみた。樹林帯の道は台風か大雪の影響なのか倒木が多かった。

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長い鎖場(=それほど危険でない)を楽しんで登ってみると、

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3年ぶりの鍬柄山、ぜんぜん考えていなかったが思いがけずアカヤシオきれい。アカヤシオはやっぱり自生じゃなくちゃ・・・

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西には荒船山鹿岳-四ツ又黒滝山など、東にはさっき見た神成山の峰々が下に見える。

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<振り返り>

神成山も鍬柄岳も短時間に登ることができて、なかなか良い気分転換になった。庶民に愛される神成山は近所にこんなところがあったら毎日でも通いたい感じ。

季節を変えてまた出かけてみたい。

 

<所要時間>  駆けているので参考にならず

①宮崎公園12:00→神成山→新堀神社12:50→宮崎公園13:20

②林道駐車13:45→鍬柄岳14:10-15→作業道で迂回下山→車14:30

<参考>

神成山ハイキングコースご案内 by 上信電鉄

http://www.joshin-dentetsu.co.jp/odekake/ensengaido/tomioka/kannnariyma.htm

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009.9)

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