侮れない長七郎山
平日休みで赤城山へ。昨日はだいぶ雪が降ったようで今朝麓から見る赤城は真っ白、今年一番の雪景色。おまけに道中、群馬フラワーパークあたりから馬事公苑までずっと雪道、その後大沼まで全部積雪運転だった。
9時(本気で釣る人はこんな時間から入らない、解禁時間午前6時に開始)から13時までワカサギ釣りをする。釣果は夕食のおかず分と近所の猫分くらいと無欲の自分としてはまずまず。曇り空で雪も舞う天気だがカタツムリテント内は温かくて眠くなる。
黒檜山をバックに・・・
地蔵岳をバックに・・・
さて、午後2時から雪上ランへ。こっちが本命か・・・
鳥居峠で筑波山方面の展望みてから小沼へ。長七郎なら難なく回れる計算だったが、実際に登山口に入ってみると昨日からの雪で完全に新雪・深雪でスノーシュー跡どころか人・獣の足跡も一切ない。小沼駐車場にも車なく一抹の不安・・・
右回りか左回りか強風のため中止か・・・模索しながら迷っていると男性ハイカーの方と会い、右回り入山を見送る。とりあえず自分以外に入山者がいることが確認でき、車に戻ってストックを携帯して左回りで入山。
ご覧のような積雪・・・うしろは地蔵岳。ここは第1~3回赤城山トレイルランニングレースのロングコースで長七郎から駆け下りて八丁峠エイド・地蔵岳に向かう気持ちいい激走ポイントだが、積雪は吹き溜まりで自分のトレースもしばらくすると風で消えてしまう有様。
昨日の大雪で積雪50~100cm以上と予想外に多くて、今日は粉雪が舞っていてズボズボ。吹き溜まりはかなりの積雪。
トレースのない新雪を歩くのは初めてのことかもしれない。まぁ長七郎は二十回くらい来ているので道迷いの心配はあまりないが、何せ進むのに難儀する。
雪が多くて何度も引き返そうか山頂踏めるかも危ういところだったけど、右回りで登って行った男性ハイカーと長七郎山頂付近で再会、聞けば今朝から黒檜~駒ケ岳にも登ってきたという。
高崎在住とのことで、冬場の山行計画や近場の山々の情報交換をしてしばらく談笑。すれ違って以降の復路はお互いに相手のトレースがあって助かったと思う。
山頂からの下山は来た道を戻らずに、左回りのまま尾根道の藪伝いを進む、小地蔵岳への分岐道標を確認して、その後は緩やかな下りをズボズボと下る。さっきすれ違った方のトレースがあるので歩きやすい。
雪庇の向こうに筑波山
小沼北岸から大沼・黒檜山・覚満淵方面を望む
冬以外の無雪期なら駆け足で一周25分くらいのところ、ラッセル登山で90分くらいかかった。
それにしてもあんな長七郎は初めて。でも面白かった。先週鍋割から見えた富士山・スカイツリーは霞んでいて見えず残念。
<所要時間>
14:10→小沼周辺散策→左回り入山14:30→周遊道積雪多くて小沼縦断に切り替え→オトギ分岐14:55→急登でストックの先紛失で探す→山頂15:30→駐車場15:55
<おまけ>
・赤城山観光の際のお土産・お食事は大沼大洞にある「名月館」へどうぞ。ワカサギ釣りの相談・秘伝伝授ほか、登山・ヒルクライムの練習などの際にもお立ち寄りください。
・冬山装備(手袋・ダウンジャケット・ワカン・防寒全般・・・)をそろそろ見直そうかしら。今は高校1年のスキー教室用に用意したダウンとオーバーパンツ着用。いつの話だ?
・長七郎は冬場スノーシューで訪れる人も多いし、真冬でも土日はハイカーで賑わう山。
・しつこいようですがゴア製トレランシューズはこの日も活躍。登山靴下+防水足袋で深い積雪も全く問題なしでこれには驚いた。スノーシューズ代わりに重宝しそう。
・このコース、夏に入ればツツジも絶景の清々しいハイキングコース
長七郎山・オトギの森 2010-6-23
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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。
エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。
気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009.9)
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