カテゴリー「一等三角点探訪」の記事

2014年8月24日 (日)

雲取山原三角測點

8/17(日)~18(月)、新潟県境の丹後山・大水上山へ1泊計画するも、日曜日が雨予報で延期となり、残念。大詰めを迎えた「ぐんま百名山」巡りもなかなか進まない・・・。

今日は気を取り直して晴れていそうな山域を調べて南へ…

筑波?丹沢?富士山?・・・と思いめぐらして、最終的に東京で唯一の百名山「雲取山(2017m)」へ。

熱血おじさんも未踏とのことで丁度よい。自分は5年ぶり=前回はデジカメを無くした思い出の山。

【参考】 三峰神社から雲取山 2009.11.6

朝7時に三峰神社駐車場からスタート。自分は相変わらず睡眠不足、出足不調は毎度のこと。ガスが立ち込めるが思ったより展望あり、山頂からの富士山も期待、夢弾む。

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三峰神社からの往復は片道10.7km、天気もちょうど良くて涼しい。

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霧藻ヶ峰(秩父宮レリーフ)まではウオーミングアップ。ここまで来ると展望もあって両神山~雁坂峠方面まで見渡せる。虹も出ていた。

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お清平・前白岩・白岩山・芋ノ木ドッケ(鹿)・雲取山荘と順調に進む。林間で展望は少ない。白岩山への登りがネックになるが、それ以外は概ねなだらか・・・。

お清平あたりは残雪期に登ったことがあり、懐かしいところだった。

【参考】 三峰神社から大血川林道 2010.4.16

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400人収容の雲取山荘までくれば山頂も近い。

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平日のためか、天気が良くないためか、途中ですれ違うハイカーもそれほど多くなかった感じ。

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雲取山荘からもうひと踏ん張りして、10時45分に山頂に建つ。3時間45分はまずまずのペース。天気も支えられて良い練習になった。

期待していた富士山展望は・・・・ガスに隠れて見えず!これは非常に残念。

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カメラのレンズが汚れているように見えるのは「とんぼ」の仕業ですよ!

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少し東の尾根に行って、避難小屋と奥多摩方面の縦走路を眺めると、ガスが上がったり晴れたりでよい展望。富士山が見られたらもっとよいのに・・・。

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昼食休憩30分のあと、お目当ての「原三角点」を目に焼き付ける。

明治初期の遺物、現存するのは白髪岩(群馬県神流町)と米山(新潟)とここ雲取山の3か所(らしい)で、マニアには有名・・・。

【参考】 白髪岩原三角測點 2011.5.9

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山頂の位置図を調べずに来たので、原三角点が見つからなかったらどうしようかと一瞬思ったりしたけど、それは杞憂・・・

↓のようにわかりやすい個所に説明碑と一緒に存在感十分だった。レンズが汚れているようにみえるのは「蜻蛉」ですよ。

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11時半、三峰神社に向けて下山する。基本的には高度差-1,000M、10kmの稜線下りなので快調に進み、花や鹿の写真を撮りながら進む。

シラヒゲソウきれい、鹿かわいいが・・・・多くて微妙

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午後2時過ぎに無事に駐車場に戻り、三峰神社参拝と興雲閣入浴で疲れを癒してお疲れ様となる。

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いつもお世話になっている三峰の神様、最近は超パワースポットとしてマスコミ紹介の機会が多いらしい。

二瀬ダム脇に新しい道が走り、名物の隧道が廃止されて1年、便利になったものの、大雪・大雨による付近の車道の崩落が多いのは相変わらず・・・自然の力は厳しい。

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<所要時間> 自分用備忘

三峰神社駐車場7:05→霧藻ケ峰8:00→お清平8:20→前白岩山9:00→白岩山9:30→芋ノ木ドッケ9:40→雲取山荘10:30-35→山頂10:45-11:20→雲取山荘11:40→前白岩山12:50→霧藻ケ峰13:25→三峰神社14:05

<おまけ>

①何度行ってもこのコースは適度なアップダウンで練習には非常に良いコース。しかし、エスケープルートはないので進むか戻るか・・・気を付けて。

②白岩山あたりは例のごとく鹿が多くて人に慣れている。近づいてくる鹿・・・。

③再来週は雁坂峠クリスタルトレイルがあり、同じような山の雰囲気で楽しみです。

→と言っていたら、驚いたことにクリスタルトレイルは急きょ中止になった!楽しみにしていただけに、残念。まぁ、こういうこともある。

④それにしても、丹後山と大水上山の「ぐんま百名山」二座は今年中に行きたいと思っているのですが・・・あと残り、平が岳・景鶴山は来年か・・・

 

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009.9)

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2011年12月15日 (木)

四万温泉▲高田山

ガイド本『群馬県の山』のうち未踏の山巡りと県内の一等三角点探索を兼ねて、中之条の山奥、四万温泉近くの「高田山」1212Mへ。

本やネットの情報を見ると、この山は新緑や紅葉の季節が特に美しいらしく、結構有名な山。三角点マニアもよく訪れるとか・・・。

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地図を見る限り、駒岩登山口より石尊山・高田山を経て反対側の「わらび峠」に下山すると、林道4kmくらい回って四万温泉へ着き、帰りはロードを4kmくらい歩けば駒岩地区に戻れる計算。

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9時半過ぎに駒岩公民館に駐車。石尊山・高田山を目当てに来るハイカーが多いと見えて、目立つ看板や入山案内が多数ある。(登山カードならぬ記録簿あり)

登山口は集落のど真ん中で、平日の午前には近所の人が庭に出たり洗濯干したりで見送られて気恥ずかしい感じ。

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この山、山ビル生息で有名、集落を囲むようにある鉄柵からは獣が多そうな山らしい。ヒルはさすがにこんな寒い時期には心配無用だろうと解釈しスプレーも手に取らずGO。

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林の中のトレイルを気持ちよく抜けて島居を見て進むとつづら折れの急登に差し掛かると、上のほうでガサゴソ音がして見上げると、巨大なイノシシ。乗れそうなくらいでかい・・・。(写真は撮れず)

落葉後の樹林帯は見通しがよくて何とも言えない雰囲気で清々しい。ここにはカモシカやら獣の雰囲気たっぷり。

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北斜面は少し雪が残る稜線を歩いて程なくして石尊山。

駒岩登山口から駆け足1時間くらいだった。山頂からは東~南西の展望がいい。浅間山・榛名山・嵩山(たけやま)岩櫃山(いわびつやま)王城山・高間山有笠山あたりも。

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石尊山まではいいペースで順調。里が近いので単独でも不安感は少なく、コースもわかりやすいので危険箇所はなかった。ポカポカ陽気で気持ちいい。

しかし、ここから先、石尊山から高田山までの600メートルくらいの間は雰囲気が少し違った。ヤセ尾根と小刻みのアップダウンが続き、北斜面は雪が残るのでちょっと緊張。

左右の谷も深いので落ちないように気をつける。裸足靴「ミニマス」を履いてきたことを少し反省。

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ヤセ尾根を30分くらい歩いて高田山山頂へ到着。

三角点を立てるだけに、やはりこちらも南の展望よく、陽気も温かく絶好の山日和。

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軽く食事を取りながら休憩。その後は北西へ「わらび峠」に向けて林の中を下る。こちらも意外と急な下りやヤセ尾根もあり、強風も吹いてきて少し慎重に・・・。

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わらび峠まで行けばあとは安心・・・。唐操原の大黒様を拝んで、ダートの林道を4km下る。裸足靴ミニマスはソールが薄いのでダイレクトに石の衝撃を受けて結構足裏に響く。

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車道が見えて「へき地診療所」や「清流の湯」が見えるととりあえずゴール。あとは車道のみ。車道を全部走って駒岩公民館に停めた車に戻り終わり。

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<所要時間> ※ハイペースのため時間は参考にならずです

駒岩登山口9:40→石尊山10:40→高田山11:05→わらび峠11:45→四万温泉入り口12:20→駒岩12:45

                     

<おまけ>

獣出没の雰囲気大だったが、ドでかいイノシシ走り去ったくらいでしかもカモシカもなし。初冬の山では誰にも会わず、ロード周回も3時間で駐車場に戻ることができた。

午後は奥四万湖(四万川ダム)をぐるりドライブして楽しむ。なかなか神秘的な湖で、新潟県境から降ってくる霧雨はみぞれっぽくなって寒かった。虹がきれいだった。

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霧に太陽の光が当たり、虹がきれいで幻想的・・・。

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今回は靴の選択を誤った。裸足靴ミニマスで難儀は想定内だが、やはり登山靴やトレランシューズとは違い、初めての山でもあるのでちょっと不安が残った。アイテムひとつの違いで気持ちも違うことを実感、万全に越したことはない。
                 
このコース、噂に聞く「新緑」や「紅葉」の最適期にまた来て見たいところ。ちなみに、石尊山から高田山間は意外と険しく、積雪・凍結期は避けたい。その点では、今日はシーズンギリギリのタイミングだったかも。
      

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009.9)

  

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2011年12月11日 (日)

上城山?三角点 ▲

待ちに待った「安住紳一郎の日曜天国(TBSラジオ毎週日曜10:00~11:55)」の神流町フランチャイズ企画、万場小学校からの生放送を聞いたゾ!

聞いた?聞かない?それはもったいないなぁ・・・

【ご参考】 安住の地 神流町 公開放送の概要 

いや~本当にホントに、噂に違わず安住氏はすごいなぁ、そうよね

独特の視点(少々毒も入れて?)で田舎町を温かく見つめ、しかも、要所要所でローカルネタも織り交ぜて・・・町民もさぞかしお喜びだろう。

そして、クラシック(ものまね)デュオ「杉ちゃん&鉄平」も全くノーマークだったが、見事な演奏はかなり心に響いた、ただの芸人じゃないね、この人たち・・・ ※偉大な音楽家です

あんな町こんな町かんな町 も 大盛況!

どんな町かんな町 は やっぱり 『接待王国』!

※大人の事情で詳細報告は差し控えます・・・ ご期待には添えません(添いません)

※以下は、現地の様子を知りたい方には面白みのないネタです=オツカレサマデシタ

                 

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さて、朝から昼過ぎまでニヤニヤと遊んだあとは・・・3時過ぎから山へ。

冬場の山歩きの一環として、最近マイブーム入りした密かな楽しみ「一等三角点探訪」へ。これはもう完全に『孤高の人』に影響されている?(後日記載としよう。)

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ナカニシヤ出版より2011月に刊行 マニアには読み応えあり!

実は、群馬県内には9つ(武尊山・袈裟丸山・赤城山地蔵岳赤久縄山榛名富士子持山・高田山・上城山・白髪山)しかなく、このうち未踏は高田と上城のみ・・・。

で、今日は高崎市の上城山(かみじょうやま?)へ。どこだそれ?聞いたことがないが本当に高崎市なのだろうか?

よく調べてみると、非常に身近な「高崎自然歩道」の里山のひとつ。そういえば、この小高い丘に東京や遠方のマニアがたびたび訪れる話を聞いたこともあるがここのことか!

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地図も持たず何の頼りもなくいつものコースを行ってみれば・・・なんだ、よく道迷いする根小屋城址「本丸」でないの!灯台下暗しとはまさに・・・。

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これだ!群馬県内で最も低い一等三角点で標高は197M ・・・と「丘」だが、今日はこれを探しに来たという目標があるので発見すると感動も倍増。落ち葉を掻き分けてみたりする・・・。

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ここは「城址」というだけあって、その昔は城が築かれていた(らしい)。史跡としても価値があるそうで、そちらのマニアも喜びそう。

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少し時間をかけて周囲を見渡してみると、確かに三角点を立てるだけあって、展望もよくて、特に北面から見事な赤城山を望めた!

ラジオマニアの皆さん、左の金色の高層建物が「ぐんまちゃん」が住んでいる群馬県庁だヨ

これは冬場、雪の時期にぜひ見てみたいナイスな展望。

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今日はトレラン練習はろくにせずに折り返して終わり。3kmを1時間くらい。

途中、「神流Tシャツ」を着ていたことが縁で地元のランナーの方と知り合うことができ、またしても山での出会いに楽しい思いをした。ありがとう!神流  

<所要時間> 記録に残すほどのことはないので時間省略

山ノ上の碑駐車場→金井沢・根小屋城址分岐→本丸周辺滞在→山ノ上の碑

<おまけ>

高崎自然歩道はあの鏑木さんもお褒めのなかなかいい練習コース。裏山にこんなところがあったら毎朝頑張れるのに・・・

その1「冬」 2010-2  その2「春」2010-4

次週は・・・中之条・四万温泉の「高田山」を計画中。

こちらは一等三角点かつ『群馬県の山』未踏地でもあり、これは登らねばならない気持ち・・・ 来週行きましょう、そうしましょう!

 

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この記事は個人的な山行・ランニング記録としてまとめています。特にコースタイムやルート状況の記載には個人差や主観がかなり含まれますのであまり参考になりません。

エスケープルートの確認、最低一晩は夜をこせる装備(衣類・ヘッドランプ・食料ほか)の持参が必要な山が多く含まれています。

気象条件や目的・個人の力量・経験にあわせて必ずご自身で綿密な計画を立ててください。最近、ネット情報に頼りすぎて遭難に至るケースが増えているようです。(『山で死んではいけない』74ページ,山と渓谷社,2009,9)

     

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